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Iリーグ12節延期分(最終戦):筑波大学U-22Bvs東京国際大学U-22D / PRESS ROOM #20191117

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2019/11/17 17:30 @筑波大学第1サッカー場

Iリーグ第12節(延期分) vs東京国際大学U-22D

2-1(1-1, 1-0)
得点経過:
37分 筑波大学U-22B 25番 長岡道
44分 東京国際大学U-22D 17番
67分 筑波大学U-22B 9番 三科安晃

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板谷ヘッドコーチ総括コメント

まずはじめに、本当に多くの方に観に来ていただいて、ご声援をいただいて、素晴らしい雰囲気の中でシーズンを締めくくれたことを心より感謝しています。ありがとうございました。

ゲーム内容としては素晴らしいものだったとは言えないというか、選手たちの持っているものをすべて引き出せたわけではないとは思っているんですが、ここ数試合、いいゲームをしているんだけど勝ちをあと一歩掴めていなかった中で、セットプレーから2つ、2点目なんかごちゃごちゃしててどうやって入ったか僕もあんまりわかってないんですけど、押し込んだ、気持ちで押し込んで、それで勝てたっていうのは、選手たちとか僕らがチームとして最後にひとつまた自分たちを更新できたということなのかなと思っています。

今思うと、先週のゲームで勝てなかったということ、もちろん勝ちたかったんですけど、そこで勝てなかったことでこの1週間の準備のテンションもいいものになっていましたし、選手たちも「勝ちロコしよう」って言い合っていて、昨日のB3の試合も含めて、ピッチの内外で期待感は高まっているなというのは感じていました。

部員の本当に力になる応援だったり子供たちの声援が選手たちの力になりましたし、ホームの力というか、ここまでの雰囲気をIリーグのそれも2部のレギュラーシーズンで生み出せるのは筑波くらいじゃないかと思っていて、間違いなく今日その熱源であった選手たち、とくに最後の試合になった4年生には感謝していますし、誇りに思っています。

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――前期にアウェイで敗れた相手に、シュート数含め全体的に優位にゲームを進められた印象だが、戦術面のポイントはどこにおいていたか。

前期は2-0でリードしているところから最後の15分くらいで3失点するショッキングなゲームで、選手たちの頭にそれが強く残っていたので、とにかくパニックにならないことを念頭に置いて立ち上がりの入り方で主導権を握ること、そして波に乗せないことは何度も口にしていました。
本当に夏あたりから守備を頑張れる選手が増えてきて、いるべきところにいる、戻るべきところに戻るというのができていればそこまで心配していなかったんですが、やはり相手のストロングであり、攻撃のメインパターンのCF2枚へのフィード、得点力もパワーもあるこの2枚への対応とこぼれ球の回収は絶対に気を抜かずにやり続けることを強調していました。

攻撃に関しては、有馬(4年/MF)が外に張ってしまって少し気になっていましたが、そこまで悪いわけではなかったですし、どうせ応援で僕の声もそんなに届かないので前半はそのままにしていて、ハーフタイムと、あとは後半に山本洸(4年/MF)が入って有馬をサイドに出すことは考えていたので、そこでうまく崩せればとは思っていました。


――いい時間に先制して、しかし前半終了間際にミスから失点する展開で折り返しだった。ハーフタイムにはどのような指示を出していたか。

今日、もしかしたらこれまでの試合で1番ベンチに座っている時間が長かったかもしれなくて、多少修正したいところはあっても大きな問題じゃなかったし選手たちで解決してくれていたし、まあ僕の声も届きづらかったですし。ハーフタイムにもそんなに修正点というよりは、相手のやり方を確認する程度でしたね。あとはCBのミスから失点したのでプレスライン上がってくるかもねということくらいですね。
それよりは「大丈夫だから」と何度も言ってました。試合前からもいろいろ主導権を握るとか優位に進めるためのことを話した後に、「まあでもうまくいかなくても大丈夫だから、何があっても今日の俺らなら絶対大丈夫だから」とは言っていて、ハーフタイムにも同じように強調しました。正直ゲームの強度としては先週の方が高くて、少しもどかしい気持ちもあったので「いいじゃん、これで面白くなってきたじゃん。勝ち越しでスタンド飛び込もうぜ。」とか強気に言ってましたね。正直、失点に絡んだ荒井(3年/DF)がFKのこぼれ球を打ったのがゴールライン上でクリアされたときは、ちょっとまずいかもと思いましたが、引きずるまえに気持ちで押し込めてほっとした感じです。

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――シーズンの全日程を終了した今の率直な気持ちを。

本当に今シーズン、「ホームの力」をとても感じました。成績的にも勝ち点の多くはホームで稼いでますし、大きな声援が僕らの後押しをしてくれました。

シーズン当初から「熱を伝導させる」ということを言い続けてきて、ピッチの中で熱のあるプレーをして、隣の仲間に火をつけて、その姿にベンチもスタンドも熱くなって、その熱がまたピッチ内の選手に熱を与える。もしかしたらその過程で相手にも熱を伝導させたりして、ピッチの中と外を合わせたあのグランドの空間が、ほんとうに熱気があっていい雰囲気になっている、そんな景色をみたいなと思っていて、今日もそうでしたし、特にシーズン終盤のラストの2試合は本当にいい景色を見せてもらったなと思っています。

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僕の中でサッカーはやっぱり、もちろんゲームの主役はピッチに立つ選手たちかもしれないんですけど、そんなの関係なくその場にいる人の数だけのドラマがあるし、そういう意味でみんなのものだと思います。後半、ピッチに4年生が揃って声援が大きくなって、筑波の勝ち越しにグランドが沸いて、相手の東京国際大学さんも次々と攻撃のカードを入れてきて、そこに合わせて競り合いに強い選手をこちらも入れて、その選手のプレーでまたスタンドやベンチが熱くなって、みたいな循環を特にこの筑波はどんどん生み出せますし、そういうところを見せられた、いやむしろ見せてもらったので、結果はなかなかついて来ず悔しい気持ちはありますけど、自分にとって貴重な経験になるシーズンを過ごさせてもらったなあと思っています。

TOPチームはまだインカレ出場に向けた大一番、そしてその先には日本一への闘いが待っていますが、僕らは筑波で、こういう風にみんなで闘うってことができる集団でありチームなので、この雰囲気がある限り大丈夫だと思っています。

最後に、このB2チームで一緒に闘ってくれたチームメイト全員に感謝を述べたいと思います。

ありがとうございました。

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