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博士号取得は何のため?

 博士論文執筆で体調を崩した…という話はよく聞きますが…私も御多分に漏れず…提出直前に突発性難聴になりました(もう治りましたが)。
精魂尽き果ててやっと提出し、審査が終わり、公開発表会が終わり…晴れて学位記を手にしたのが昨年の3月。やれやれ、少し一息つけるかな…と思っていたら、役職のお役目がやってきました。待っていました!とばかりに。
博士号を取得して、やっと研究者としてのスタートラインに立てたのかな?と思ったら…間髪入れずに役職が与えられて、教授に昇進…そしてあっという間に仕事の責任が増えて、研究どころではない事態になったのです。(これ、複雑な心境です。いや、職場に感謝はしていますよ、もちろん。)

で、こんな背景があるので、同僚と「博士号は取得しても内緒にしておきたいよね」と話したことがありました。(そうは言っても博士課程入学には大学〈職場〉の許可がいるので、内緒にはできませんし、進捗状況も報告しなければなりません…自費で行っているのですけれどね。)

博士号は「足の裏の米粒」と言いますが(学生の場合は「取っても食えない」、大学教員の場合は「取らないといつまでも気になる」という意味?)、私にとっては「へそくり」ですね。
誰にも言わず、いざという時に使いたい…笑
いざという時って…いつなんだろ。
転職時?

まぁ、どんなに忙しくても、研究を頑張れって事ですね。博士号が研究の世界のパスポートという意味で。
(確かに本物のパスポートも取得しただけで海外旅行に行かなかったら、何の意味もないわけですからね。)
大量の仕事にめげず、上手に気分転換しながら…ボチボチ進んで行きたいと思います。

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