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ペンギンに群がる大人達。

日本では、約2,500匹のペンギンが飼育されており、世界最大のペンギン飼育大国らしい。

実際、動物園や水族館に行けば、それらを見ることができるのでなんら珍しいことではない。

でも、動物園や水族館の主人公では無いと思うし、どちらかというと"ついでに"そこにいたペンギンも見る。

が、僕たちのペンギンをみる動線だと僕は思う。

そのペンギンが、ケープタウンには"野生"で生息している。

そのため、ケープタウンでは、"ペンギンを見るために"が目的となっており、主人公の役割を果たしている。

そして、このペンギンを見るための観光ツアーや、ペンギンを見るために入場料がとられる。
要は、ペンギンがちゃんと商業化されているのだ。

ふと、考える。

なぜ、そもそもそんなにペンギンは人気なのか。と。
それだけで、商業化されるのかと。

おそらく、その珍しさ。は、あるのではないか。
なんとなく、寒い地域、氷の上に生息している映像を多く目にするため、それを知らずに南アフリカにきて、え、ペンギン見れるの?ならついでに見たい。ってなるのではないか。

次に、キャラクター。

よちよち歩きは、2歳児の子供のようだし、腕を常に宙ぶらりんにしている角度の統一性もあり面白い。
ずんぐりむっくりの体型も愛らしく、鳥なのに飛べないという残酷さにも同情がわく。
ちなみに、アヒルのようにゴーゴー鳴く。

つまり、可愛い。

昨日、僕は、ケープタウンにきて190日が経ちようやく、重い腰をあけで、この商業化されたペンギンをみてきた。


結果的に、確かに飼育されていない野生のこれらを見に行くのは価値があるなぁとは思った。


そして、調べてわかったこともあった。


野生のペンギンは、主に、"南半球"にばかり生息しているようだ。
(とおなじみChatgptが教えてくれた)
オーストラリアや、南アメリカでも見ることができる。

ケープタウンのペンギンは、Boulders Beachというところで見ることができる。
ケープタウンの市街地から車で1時間ほどのところにある。

画像の上のV&Aが市街地、青がCape of good hopeで赤がペンギンのいるビーチ

冒頭で、観光地の目的としてペンギンと言ったが、少し誇張だ。
確かに、Boulders Beachやこの界隈は、ペンギンをモチーフにしたカフェやお土産が売っているものの、やはり、ピンポイントで彼らを見にいくだけの旅行プランを持つほどペンギンに感銘を受けるのは難しい。

そのため、僕同様の人もおそらく多く、つまりは、
このBoulders Beachは、近くの漁港やその先にあるCape of Good Hopeの帰り道に寄る人が多いのだ。
でっかい観光地のついでとしては、場所も所要時間もちょうどいい。
そんなところに、素晴らしいペンギンがいる。というイメージだ。

ぼくは、Sitghtseeningというツアーを使いCape of good hope(通称、希望峰)に行くプランとセットとしてペンギンを見てきた。
多くの老若男女、人種も多種多様の人たちが、一堂にペンギンに吸い込まれていく情景は、案外、世界は平和なんだなと感じさせた。

ペンギンって、結構可愛い。
この距離感で見ることはなかったので、新鮮だった。

でも、臭かった。(笑)

ケープタウンにきたついでに、ペンギンを見に行きましょう。

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