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「納豆すくい豆腐丼のバジル添え」は全部ハワイ産

ハワイには、1800年代半ば以降、日本から多くの人が、サトウキビのプランテーションで働くために移民として移り住みました。

そのせいか、日本文化、とくに和食が浸透していて、年末に日系家族の餅つきイベントに招待されると、「ここはどこ? 日本じゃないの?」と思ってしまいます。

当時は、今のように流通も発達していなかったでしょうし、なかなか船で日本に帰国できなかったので、移民として渡ってきた人びとは、日本を懐かしんで、さまざまな工夫をして和食を作っていたことが予想されます。

第二次世界大戦後には、戦地から戻った日系2世たちがさまざまなビジネスを始めます。

ホノルルのカリヒに工場があるアロハ豆腐は、1950年に日系人夫妻の上原亀三郎さんと鶴子さんが、友人の豆腐工場を引き継ぐ形で始まりました。

アロハ豆腐のロゴは、創業者に由来して鶴と亀があしらわれているので、今度ぜひチェックしてみてくださいね。

アロハ豆腐の製品は、ハワイ中のスーパーで買えますが、すくい豆腐だけはカリヒの工場でしか買えません。以前は、自分のお鍋や容器を持っていっていましたが、コロナ後は、子どもの砂遊びバケツくらいの大きさの容器に熱々のすくい豆腐を入れてもらいます。

その他にも、工場では、出来立て豆乳(これも熱々です)やおからもあります。傷もの厚揚げを安く買える日もあるのが嬉しいです。ふわふわの薄揚げも1 枚から買えます。ここで買う納豆は新鮮で、粘りにコシがあって、めちゃくちゃ美味しいです。

私は、いつもすくい豆腐と納豆と豆乳を必ず買います。

そして、先日作ったのが、写真の「納豆すくい豆腐丼のバジル添え」です。

小さめの丼にすくい豆腐をたっぷり入れて、しっかり混ぜた納豆とバジルをのせます。普通ならネギをのせるところですが、ちょうどネギを切らせていて、冷蔵庫には友人宅で採れたバジルがあったので、「同じような香りの野菜だから」とバジルをのせたら、味が引き締まって美味しかったです。

というわけで、ぜんぶハワイ産の「納豆すくい豆腐丼のバジル添え」が出来上がったという訳です。ヴィーガンでヘルシーだし、オススメですよ!

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