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物価高騰で自家栽培に挑戦

著者:杏ワイルダー

最近、ズボンがきつくなり、血液検査で血糖値が高めと注意された夫が、糖質制限ダイエットに取り組んでいます。

大好きな白米を「週末だけ食べる」(結局食べるんだな)と決意し、その代わりに野菜をたっぷり食べると宣言。でも根っからの野菜嫌い。食べられるのがブロッコリー、ほうれん草、にんじんなど、あまりないのです。

そんな中でもやしは「楽しく食べられる」そうで、最近よく買っているのですが、ハワイではなぜこんなにもやしが高いの!日本の母は1袋50円ぐらいで買っているというのに。最近はさらに値上がりして、1袋(283g)3ドル(約430円)近くになっています。

夫のもやし需要に応えるには「自家栽培だ!」と、もやしを家庭で栽培する方法をネットで調べ、さっそくアマゾンでもやし栽培キットを注文しました。

キットが届いたので、もやし作りに挑戦。

大さじ2杯のタネを水に浸し、暗い場所に一晩置きます。

翌朝、瓶の水を捨てて、2回ほどすすいでまた暗所に戻します。なんと、もう発芽しているではないですか。偉いね〜。夜にもう1度水を2回取り替えます。

毎日、もやしの成長を見るのが、娯楽の少ない私の楽しみになりました。

1日2回の水の交換を5日ほど続けて、最終日は半日だけ明るいところに出して、はい出来上がり。

店で売っているもやしよりだいぶスリムですが、シャッキシャキで美味しかったです。

嬉しくて、楽しくて1回目の収穫後、すぐに2回目、3回目ともやし作りに励んでいたのですが…

4回目に取り組むころには、1日2回の水の取り替えが面倒くさく感じるようになるという体たらく。

それと「ちょっと食べ飽きた」という夫のわがままも、栽培意欲を減退させました。大量にできたもやしを「早く食べろ」と急かしていたのもいけなかったのかもしれません。


あれだけ楽しかったもやし栽培。熱しやすく冷めやすいこの性格、死ぬまで治らないのだろうな、きっと。

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