海外に住んでいる限り…
著者:六甲茂子(ロコモコ)
今日のNoteは書こうか書くまいか随分悩みました。読んだ方の気分を下げてしまうかも知れません。ごめんなさい。先に謝っておきますね。
先週金曜日の早朝、妹が死去しました。急性心不全だったそうです。
その日の朝早く、叔母から連絡がありました。最初叔母の電話を受けた時には、母に何かあったのかと思いました。
母は日本の高齢者介護施設に入っています。最近は認知症が進み、私のことも覚えていないようです。
妹は高齢者ではありませんが、知的障がいがあったため、母と一緒の施設に入っていました。父の死後、ケアマネジャーさんが二人で一緒に入れる施設を探して下さったのです。
自宅はその時に処分してしまいました。
母と妹が施設に入った後、夫と私は何度か日本を訪問し、幸せそうな二人を見て、ホッと胸を撫で下ろしたものでした。
今は義母の介護もあるし、まだまだ先のことだと、延ばし延ばしにしてはいましたが、いつの日か母が亡くなれば、ハワイと日本を行き来しながら妹と暮らし、引退後には日本へ戻る事も考えていました。
最近は、コロナ禍で私の仕事もリモートが可能になり、このプランがますます現実味を帯びてきているように感じていました。
ハワイ出身の夫も日本語の勉強に熱心で、とても協力的でした。時々妹に電話しては、日本語で話しかけていました。
が、なんの前触れもなく妹は逝ってしまいました。ちょっと早すぎますよね。
海外に住む以上、肉親との別れは覚悟のうえでした。が、コロナのせいで渡航もままならないとは。日本に行くこともできず、妹にお別れも言えず、母とも誰とも会えず。
どうしたものか。
妹はずっと私の泣き所でありつつも、頑張るための原動力の一つでしたから、今は何と言うか、悲しいだけでなく少々混乱しています。
実を言うと、大きな責務から解放されたような、ちょっとした安堵の気持ちも感じていたりするのです。酷いなあと自分でも思います。
このようななか、今はただ、粛々と仕事に戻り、毎日の課題をこなし、日々を進めて行くことで、答えが出るのではないかと思っています。
このNoteも然り。書き続けることが私の癒しなのかも知れません。私にとって大切なこと、それはいつでもどんな時でも「書くこと」なのです。
こんな時にまで書くなんて…とは自分でも思うのですが。
でも、だからこそ、感情に任せるのではなく、抑制を効かせながら、今を記録したいのです。書いている間は、気持ちが澄んで、余計な事を考えずにいられるので。
今日はプレジデントデーの祝日。明日から仕事を再開します。
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