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新郎新婦目線だけの落とし穴

ウェディングプランナーをして3年目位の時、お客様のお願い事を全て叶えると偏った形になるんだなぁって、気づいた事がありました。

待合室でご親族様が想う事
上司の主賓挨拶後の気持ち
余興準備をしてきた友人たちの気持ち
歩くのがゆっくりな祖父母様の気持ち
モーニングを初めて着る父親の気持ち
友人スピーチを任されてる親友の気持ち、とか。

結婚式は新郎新婦の希望でなにもかも選択できるのだけれど、
結婚式を心待ちにしている人の気持ちや
これまで育ってきた環境や感情や関わった人々の価値観がたくさん入り混ざる一日であることを忘れてはいけないなぁってその時心に刻みました。


様々な目線を考えられるウェディングプランナーにならなければいけないと思いました。

時にはお節介な姉のように、時にはうるさい母親のように、時には優しく仲良しな友人のように、時には人生の先輩のように、時には全くなにも言わない傍観者でいなければならない。


お客様は今準備している事しか見えてないから、少し先の未来に起こる感情を想像してアドバイスをしなくてはいけないなぁ、って心がけています。


昔、誰かに言われたように。
「時が来た時に気づいてほしい」
それは、当日かもしれないし
10年後かもしれないし、
死ぬ時かもしれないし、
そんなタイムカプセルのような想いを込めて結婚式創りに向き合いたいと思ってます。

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