マガジンのカバー画像

愛のかたち

11
ウェディングプランナー歴12年。これまでお手伝いしてきた400組以上のカップルの様々なLovestoryを紹介♡
運営しているクリエイター

記事一覧

亡き父からの謝辞

もぅ10年位前になります。 式場に勤めていて、担当したお客様のお話。今も印象に残っています。 会場見学は花嫁と新郎母。 あまり見ない組み合わせに初めから興味がそそられた家族。 花嫁のご実家は遠方で入籍間近の同棲中。 新郎母はとても穏やかで終始笑顔。花嫁に話しかける言葉も優しくて、一人息子の奥様をリスペクトしている様子。 新郎様は仕事で来れなくて、今後の打ち合わせもおそらく花嫁一人になるとおっしゃってました。 職場恋愛で、若くして新郎は昇進。 既に退職した花嫁も、新郎の仕事に

なぜ結婚式をするのか

なぜ結婚式をするのか この答えは皆様々ですが、自分がしっくりくる答えはなんだろうってずっと思っていました。 感謝の気持ちを伝えるから とか 一生に一度のイベントだから とか 全て頭の中では理解していて納得もしていて、でもなんかそれだけが答えじゃないように思っていました。 その答えを見つけ出したい、となぜか固執している自分にも不思議に思っていました。 根拠もないのに自分の仕事を天職だと思っている理由も 結婚式演出をとおして、家族や友人など、当事者と深くつながる人にフォーカス

あの時の君

人前式の誓いの言葉 その時は誓いの言葉をお互いの友人にお願いしようとご提案しました 流れとしてはこんな感じ 1)友人スピーチで🤵とのエピソードを紹介 内容は人柄がわかるもの 2)その時の友人の気持ち エピソードをまじえて、こんな事を感じたっていう気持ちをそえる 3)誓いの言葉 友人から👰に誓ってほしい内容をたずねる もちろん👰バージョンも行います 🤵がリクエストしたのは小学校友人 当日までスピーチの内容と誓いの言葉は 🤵👰には内緒にしたいから、何か質問があったら、

恋愛・結婚調査【プロポーズ編】

日本人はプロポーズも控えめよね。 恥ずかしがり屋が多いのかしら。 “好き”とか口に出す男性少ないよね。 女的にはいっぱい言って欲しい。 あ、コレって私だけ、、?笑 さて、結婚式の打ち合わせ中に テンションが急上昇する時のは出逢いのお話の次に、プロポーズの話 きゃーきゃー♡なんて言いながら 勝手にその時を妄想しながらドキドキしてききます(//∇//) より具体的にきくコツは、合いの手を入れながら質問をする質問する事は、お話ししながらイメージ出来なかった事やもっと聞いてみた

ママに内緒の結婚式

“結婚式をしたい” そう決めてからお子様を授かり ずっと体調が優れずに、結婚式を断念... 無事に第一子を生み “よし、こんどこそ!”と式場を決めるも またの妊娠 妊娠して結婚式するって 彼女にとっては簡単なことではなかった。 子供が大好きな彼女だから 身体に向き合って、結婚式は永遠に諦める事にしました 数年が経って、そんな彼女を 花嫁にする大作戦を決行 旦那様と親御様とお子様2人が仕掛け人 “ママに内緒で結婚式をしよう” 誓いは大きな木の下でしよう ゆっくり父と

恋愛・結婚調査【出逢い編】

プランナーの楽しみの一つ 新郎新婦とのお話の時間。 私のテンションが急上昇する時は まず出逢いの話。コレ本当楽しい♡ 変な先入観とかはプランニングに邪魔な影響するから排除して、頭を真っ白にして聴くんだけど 打ち合わせの中で結構にやけてるんじゃないかなぁって そんでそんで? 出逢ってその次どんな感じで付き合ったん? 連絡先はどっちから聞いたん? どっちからデート誘ったの? 付き合った瞬間のシュチュエーションは?? そっからは怒涛の質問の嵐w(近所のおばちゃんw) だって、

特別な言葉

始まりは二人の物語のようなお話から、、、 今この世に生きている人と人が出逢う確率は1000万分の4。つまり250万分の1だそうです。検索したらそれは例えると、懐中時計の部品をぜーーんぶ海へ投げこんで、全部拾って元に戻す位の確率らしいです。 もしも父が庭にオリーブの気を植えなかったら? もしもあの時イタリアに行ってなかったら? もしもイタリア語教室に通ってなかったら? 新郎様はオリーブを詳しく学ぶ為にイタリア語を学びに。花嫁は大好きなイタリアをもっと楽しむ為にイタリア語を

扉の先

ずっと気になっていたのは新郎様の反応。 どうも結婚式をしたくなくて重い腰を上げてくれない。なんとか話をしてくれないでしょうか??と、花嫁の悩みからスタートした結婚式準備でした。 花嫁は自然の中で結婚式を挙げたい希望があったので、ワイナリーをご紹介しました。 初めてお会いした時の二人の印象は、 花嫁はずっとニコニコ。保育士さんでしっかり者。かける言葉が神レベルで優しい、とっても穏やかな方。 新郎様は人見知り。家業を継ぐ自営業の方で、質問にはハイ、いいえ、頷く、くらいでポーカー

『今、逢いに行きます』企画

ウェディングプランナーのお仕事をしていて、 よくお客様の声で耳にする言葉があります。 “結婚式にどうしてもこれないゲストがいます” 仕事の休みがとれなかったり すごく遠くに住んでいたり 直前で交通機関がとれなかったり 怪我をしていたり ご高齢で来れなかったり、と 様々な理由があります。 お客様の反応は人それぞれで、 “仕事休んでほしーーぃ😭”って吐露する方もいれば、”仕方ないよな😔”って我慢をこらえる方もいます。少なからず、寂しい気持ちを感じております。そのお話の時は、

貴女をエスコートに選んだ理由

「私のお義姉さんになってくれてありがとう。 私達は家族です」 花嫁がお色直しのエスコートに選んだのは、 お兄様の奥様でした。 お色直しが無事に結んだ後に、お義姉様のお席まで行き、花嫁がなぜ貴女を選んだのかを伝えに行きました。 まだ泣いてらっしゃって、ハンカチで声をおさえて 涙を流しながら 「本当にありがとうございます」と何度も頷いてらっしゃいました。“本当に良かった”と素直に思いました。その時の親御様の会釈と笑顔が忘れられません。 打ち合わせで、花嫁のきょうだいの話をいつ

母が選んだウェディングドレス

友人の紹介もあり、姉のように慕ってくれた花嫁のお話。 花嫁の家族の事色々聞いてたから、心がなぜかソワソワ〜ってして、最初からドレス見学にはついて行く事に決めてました。 初回ドレス見学直前に、花嫁母も見学に来てくれる事になったので、私は辞退する旨伝えたら”来て欲しい”とリクエストがありました。 初対面の花嫁母と一緒のドレス見学になりました。 ”どれがいいと思う?”って、 母ではなく、私にたずねる花嫁。 「こっちもいいけどこっちもいい」って 少し手探りに返答した事覚えてます