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適度に不幸せでありたい

幸せすぎると、こんな自分がこんなに幸せでも許されるのだろうか。と陰キャラ特有のバッドに入ってしまう。

最近、私の今までの人生には似つかわしくないくらい、幸せすぎる。
いい感じの関係だった彼と夕食に行った日、海辺の散歩に誘われて、無事手を繋いだ。その日はたまたま大きなクルーズが到着している日で、船がキラキラしていてとても綺麗だった。そのキラキラを見ての私な感想が『でか〜‼️』と小学生並みのムードも何もないものだったことは恥ずかしいので友人には内緒にしときたい。「最後大通りに出てタクシー来るまで手を繋ぎませんか?」といってくれて手も無事繋いだ。

いい感じだった彼と付き合って1週間目、浮かれることなく今まで通りのペースでゆっくり過ごしてる。ラブラブ感も全然ない、もともと長い間友人だったからこのくらいが丁度いいかもしれない。手を繋ぐだけで精一杯。出かけてくだらない話をして笑い合って、これはこれで幸せすぎるかも……。

と思った途端、幸せすぎて怖くなってきた。幸せすぎると浮かれちゃうじゃん、浮かれた後に嫌なことがあったらすごく落ち込んでしまったりするから普段から適度に不幸せになりたい。
幸せを常に持ち歩きつつ、不幸せも幸せの3割くらい持ち歩いていれば辛いことに対する耐性もつくってもんだ。

どうすれば適度に不幸になれるか。道端で落ちたガムをお気に入りの靴で踏んで悲しい気持ちにでもなるか…。仕事にお弁当でも忘れてみるか…。

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