「共感力」から感じたこと

こんばんは、imohoriです。ニュースで今年の目標に「共感力」を掲げる企業が取り上げられていて、「いいな」と感じたのを覚えています。「共感力」とは、人の思いに自分もそうだなと思えること。私にとっても課題であるからこそ、少しずつ意識して「共感力」を高めていきたいと思いました。

意外と難しい共感力

「私って共感力ないなぁ」と思ったわが家のやりとりを紹介します。夫がスタバで新作のチョコレートケーキを買ってきてくれた時のことです。一口食べてお互いに感想をひとこと。
夫「ビターで美味しいね」
私「え~ビターじゃないよ!すごい甘いよ」
 (あ、つい夫の意見を否定してしまった)
 (このままだと険悪な雰囲気になるかも・・・)               私「確かに、さっき飲んでたチョコフラペチーノのほうがかなり甘そうだったもんね」(よし)
夫「うん、あれとは雲泥の差だよ」
私(雲泥の差?どゆこと?)
 (ものすごく差があるってことか。でも、格差を感じる嫌な表現だなぁ。チョコフラペは不味かったのか)
私「そうなんだね」(とりあえず)
私「(もう一口食べて)やっぱり甘いけど美味しいな」(やばい、また追い打ちをかけてしまった!)
夫「感じ方は人それぞれだからね〜」
私「まぁね~」
(不穏な雰囲気)

完全に二人の心はバラバラのまま会話が終了しました。この時私の心の中では、この人と会話しても無駄という気持ちが生まれました。会話の進め方が問題だったのに、会話すること自体が無駄だったと思い込んでしまったのです。きっと5年後10年後には会話がなくなり、ますます分かりあえなくなるのではと危機感すら抱きました。

どうしたら良かったのか

・共通点に目を向けたら良かった

人の感じ方は違って当たり前。違いではなく共通点に注目したら良かったと思います。今回の場合、新作ケーキを家族みんなで食べる喜びや美味しい気持ちは同じなので、まず「美味しいね!」と共感して、後から少し自分の感想を付け足せば良かったです。

・「どゆこと?」と直接聞いてみたら良かった
あるラジオ番組のパーソナリティが、相手の話をもっと詳しく聞きたい時や相手の話が曖昧になってきた時によくかける言葉です。「どゆこと?」と聞かれた相手は具体的に説明しようとするので、私たちリスナーも話の本質が分かって面白いのです。今回も、相手の言葉の意図が分からなかったら勝手に推測せず、素直に「どゆこと?」と聞いたら良かったです。話を聞いたら「あ〜!そゆことか」「そういう一面もあったんだな」などと思えたかもしれません。夫のことを知るチャンスを逃して、もったいないことをした気がしました。

会話自体が無駄という思い込みは恐ろしいですね。早く気づけて良かったです。違いでなく共通点に注目する、「どゆこと?」で相手の思いを知ることで「共感力」を少しずつ伸ばしていきたいです。

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