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得意を作るには、とりあえず〇〇すべし!

こんにちは。デイトラマーケティング責任者の初芝賢(@hatushiba_ken)です。

このnoteでは、デイトラのマーケティング責任者・初芝が、Twitterでは言えないようなディープな話をしていきます。

今回のテーマは「得意を作るには、とりあえず〇〇すべし!」

「自分には得意なことがない」
「これといった取り柄がない」
こう言っている人って、結構多いですよね。
僕もその気持ち、すごく分かります。

ここでは僕の実体験も交えつつ、どのようにして自分の「得意」を作っていったらいいかについて述べていこうと思っています。
ぜひ最後まで読んでくださいね。

※このnoteはながれのほとりさん(@nagare0712)に初芝ラジオを文章化してもらったものになります。音源も聴きたいという人はこちらも併せてどうぞ。

1.得意だと宣言する

最初に結論を言うと、得意なことを作るには、自分が好きなことや、好きになれることを「得意です」と言い切ってしまうこと。これが大事です。

たとえ自分の好きなことがまだ周りに認められる前の段階であったとしても、とにかく宣言してしまうことが重要だと思います。

想いは口に出すことで実現に近づく。つまり、言葉に実態がついていくようになるんです。そして、言葉に実態が伴うようになれば、客観的に証明できるだけの実績が積まれていく。実績が積まれていけば、名実ともに自信を持って「得意だ」と言えるようになる。

初めて「得意」と宣言するときは勇気がいります。こんな自分でもいいのかな…と。でもいつまでも初心者です、下手の横好きですがと予防線を張っていたら意識も弱気に引っ張られてしまいます。どこかで勇気を出して得意と宣言することで意識も行動も変わっていきます。それは今プロと呼ばれている人たちも経験してきたことです。

①「これが得意だ」と口に出すことで、自らの意識が変化する
②意識が変化することにより、客観的な実績が積み重なっていく
③実績が積まれることにより、本当に自分が得意だと心の底から信じられるようになる

※嘘でもいいから適当に得意と言ってセルフプロデュースしましょう、騙しましょうという勧めではありません。(こんな野暮な注意書きを入れなくちゃいけない、世知辛い時代ですね…。)

2.文章への苦手意識があった少年時代

ここで僕の体験談を紹介します。

僕は今でこそ文章を書くことが得意だと自負しています。そう言える支えになっているのは客観的な証拠です。文章に関わる仕事を七年間継続したり、実際に本を出したり、その他成果や賞などなど…。これくらいあれば僭越ながら「得意」と言っても差し支えないよね、という実績があります。

けれど、もちろんはじめはこんな実績などありませんでした。

僕もよく人から
「子供の頃から作文が得意だったんじゃない?」
とか、
「生まれつき才能があったんじゃないの?」
と言われることがあります。

そうだったらどれほど良かったことか…(笑)
思春期に才能を見つけられていたらとても生きやすかったと思います。
むしろ、僕は読書感想文をはじめ学校の文章課題がとても苦手でした。それどころか、自分は文章が下手だというコンプレックスすらありました。

僕が通っていた高校では、表現に関わる授業がありました。それはいろんな文章や小説、論説などを書いて、元新聞記者の講師から講評を受けるというものです。
しかし、僕のその授業の評価はボロクソでさんざんなものだったんです。

さらにある時は、英語の先生から
「あんた、国語は苦手でしょう。全然論理的じゃない」
なんて正面から言われたこともありました。

思春期で自我も定まっていない、まだ自分が何が得意かも分からないようないたいけな高校生に教師が正面を切って「お前は苦手だろう」と負のコンプレックスを植えつけるようなことを言うなんて、今思うととんでもないですね(笑)

まあ、それは置いておいて。

そんな苦い経験もあり、僕は自分の文章が下手だというコンプレックスをずっと持っていたんです。色んな大人がダメだと言うならそうなんだろうと。自分に文才なんてないんだと。

ただ、それでも文章を書くこと自体は好きだったんですよ。
当時流行っていたmixi(2004年に開始されたSNSサイト)で、自分が見た映画の感想を書いたり、趣味についてブログを書いていたりと。
ただ文章コンプレックスが強かったので、mixiでは非公開記事としていたんですけどね(笑)
このように書くことは嫌いではないけど、得意ではないという自意識がずっとあったんです。

3.ライターの仕事が変えた「意識」

そんな苦手意識がどうして変わっていったのか。
そのきっかけは、ライターの仕事です。

実はこれ、ちょっと因果関係が逆なんですよね。

元々文章を書くことが得意だと思っていたから、ライターの仕事をするようになった。こんなパターンじゃないんです。

むしろ逆で、ライターの仕事をするようになったから、文章を書くことが得意だと言えるようになっていったんです。

では、そもそも文章を書くことが苦手だという意識がありながら、どうしてライターの仕事をするようになったのか。これは本当に偶然です。

僕は大学時代に、あるアカデミック系のサークルに所属していました。さらにそれとは別で、舞台手品のサークルにも入っていたんですね。

そんなある日、マジックサークルの先輩に、
「知り合いの社長が文章を書ける人を探している。弁論部に入っているんだから文章は書けるでしょ。よかったら話を聞いてあげてよ」
といった感じでライターの仕事を紹介されたんです。

それで、文章を書くことが得意だとは思っていなかったものの、「好きな文章を仕事にできたらどれだけ素敵なことだろうか」という気持ちもあって、勇気を出して引き受けたんです。これがライターの仕事をする最初のきっかけでした。

もちろんライターの仕事をやり始めた当初は、自分でもいい文章が書けているなんて全然思いませんでした。でも、勉強をしながらライターの仕事をこなしていくうちに、文章が書けるようになっているなと少しずつ成長を実感できるようになっていきました。過去の自分の作品と見比べるとそれを顕著に感じられました。

さらに大きなきっかけは、自分のことを「ライターのプロだ」と宣言するようにしたことです。自己紹介のときも、自ら「ライターのプロです」と名乗るようにしたんです。

それからは自身のマインドが一気に変わっていきました。プロなんだからこれくらい勉強しているのは当たり前、プロなんだからクオリティ高い作品を出すのは当たり前、プロなんだから自分の仕事をすべて説明できるのは当たり前、プロなんだから学生を言い訳になんかできない、と。

このときの僕のマインドは、具体的にどのように変化していったのでしょうか。

それは、自分の能力とアイデンティティがしっかりと結びつくようになったことにあります。誰でも「自分とは何者か」を考える時期ってあると思います。僕は大学二年生のとき、自分のアイデンティティと文章を書く能力とが深く結びついていることを強く自認したのです。

そうなると、「文章を書く能力を伸ばすということ=自分自身を高めていくこと」になりますから、もう努力することが当たり前になるんですね。人前に出ていくんだったらもう少しキレイな格好をしようというのと同じ次元です。

プロライターとしての能力は、僕自身の能力である。だから文章を書くことへの興味や関心も強くあるし、能力を伸ばしていくための努力も当たり前だ。こんなマインドになっていったんです。

僕は以前、noteで「チートシート」を使った効率的な勉強方法についての記事を書きました。このチートシートを使って自らの文章力の基礎を徹底的に叩き直したのも、この時期だったんです。

そのほかにも、様々な種類の文章執筆に挑戦したり、公募に応募したりと、いろいろなチャレンジをしたんです。そんな当時の経験が、今の僕の血肉になっているんですね。

4.自覚を持てば行動は変わる

ちょっと自分語りをさせていただきましたが、ここで僕が言いたかったのは、自覚を持つことで行動はおのずとついてくるということです。

勇気を持って自分の口で実際に宣言をすると、意識が変わります。
意識が変わると、行動が変わります。
行動が変わると、当然結果が出てくるんです。

ですから、まずは「自分は、もしかしたらこれが得意かもしれないな」という楽観的な「勘違い」をするところからスタートしましょう。僕が好きな『ONE OUTS』という漫画の中に、「自信とは楽観的な勘違いだ」というセリフがあります。楽観的な勘違いが自信となり、自信が積極的な行動を生み、行動が結果を生み、結果が自信を支えてくれるんです。この勘違いが全ての源泉です。

勘違いをしたら、実際にそれを口に出してみましょう。これが得意だ、と。一度口に出して言ってしまうと、認知的不協和が起きます。この認知的不協和を行動のエンジンにするんです。

一度「得意だ」と口に出してしまうと、
「得意だと言っているにもかかわらず、全然できていない」
「好きだと言っているのに、それを全然やっていない」
という矛盾が起き、自分の中で気持ち悪くなってきます。これが認知的不協和です。するとそれを解消したいという本能が働くため、自然に行動が変わっていくという理屈です。

ですから、まずは好きだとか得意だと口に出してみる。そうすると行動にも結びつきやすくなるので、次は実際に行動をしてみる。

このように行動を積み重ねていけば、自然に自分で「これが得意だ」と納得できるだけの結果が出てくるようになります。

結果を出せれば、自意識だけでなく、客観的に証明できるだけの結果が揃いますよね。自意識だけだと、どうしても本当に自分は大丈夫なのかとか、才能がないのではないかとか悩んでしまいがちです。

でも、賞や実績といった客観的に証明できるものが積み重なっていくと、「これは得意と言っても差し支えないな」という段階に至ります。すると名実ともに「得意だ」と胸を張って言えるようになるというわけです。

5.口に出して行動することの大切さ

「自分の子供を勉強好きにする方法」という話が以前話題になったことがあります。

子どもには
「勉強しなさい!」
と言うのではなく、
「〇〇ちゃんって、勉強が好きだよね」
と言う方が勉強するようになるというものです。こう言い続けると、その子は本当に勉強が好きになっていくんだそうです。

つまり、「勉強が好きだよね」と言うことによって、そのような認知が子供の中に生まれていく。特に子供はまだ自我が芽生えていないから、他者からの自分の評価を自分自身による自己評価にすり替えがち、つまり他者に依存しやすいところがあります。だからそのような得意だという認知を外から与えてあげることが有効なんだと思います。(この話が本当に正しいとして)

これと同様に、自分で自分をだますんじゃないけど、自分で得意だと思えるように口に出してみることは大事だと思います。当然、口に出しているだけではただのほら吹きになってしまいますから、実際に結果を出せるように動いてみる。これが得意をつくるために大事なことだと思います。

ですから、もしちょっとでも「好き」だ、「得意」だと言えそうなこと、得意になりたいことがあるならば、もうそれを「得意です!」と言い切ってしまうのがいいということですね。

ということで「得意を作るには」というテーマについては以上です。

もし、感想などがありましたらぜひTwitterでシェアしてください!
僕のツイッター(@hatushiba_ken)へのリプをつけてくれたら見落としがないので非常に嬉しいです。

また、stand.fmの初芝ラジオではいつもこんな感じの話をしています。
「こういう話をしてほしい!」というご要望がありましたら、ぜひ、リクエストしてください。

今回もお読みいただき、ありがとうございました!


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