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【ネタバレ】映画「リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」感想



こちらは映画「リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」のネタバレしかない感想となっております。

自分のメモ用とはいえめっちゃ感想長くなってしまいました。
今までもクソ長映画感想は書いてきましたが史上最長かと思います。
めっちゃ誤字脱字や名前間違いなどたくさんあると思います。ご了承ください…。


ちなみに視聴歴は以下
1回目Glory
2回目Decide
3回目Glory
4回目Glory
5回目Glory(無声応援上映)

Decideもバランスよくみたかったのですが色々予定が合わず、1回のみ…。
なので、Decideのほうは記憶がかなりうすいです。


ドラゴン・クエスト ユアストーリーと対極にある作品だと思いました。

CGが低クオリティだとか、展開がめちゃくちゃだとか、唐突に歌いだすとか、そうはならんやろ!となったりとか、色々ありますがそれがテニプリなんです!!!!!これが正解なんだよ!!!!!!!!

テニプリを見に来て、そんなことを文句言うやつは文句言うやつのほうが悪い。
ドラえもん映画みてどこでもドアなんてねぇよって言ってるようなもんだ。
テニプリは見え面白い、突っ込んで楽しい最高の作品なんです。

映画としてはビタ1評価できないかもしれない。でも、さすがは許斐先生です。
ファンが欲しいものをちゃんとくれる最高のエンターテイメントに仕上がっているのです。

<前置き>


私は中学の時どっぷりテニプリにハマった世代です。新テニ以降は読んでおらず、無印版までのコミックは一通り読んでおり、テニミュも当時空耳がニコニコ動画で爆裂はやっていたころなので、当時のテニミュもよく見ておりました。現在も続いているテニプリのラジオ「テニスの王子様 オン・ザ・レディオ」も聞いていたり、キャラソンも聞いていたり、同人誌を買っていたりもしてました。
ですが、熱烈なファンというわけでもなく、新テニ以降はコミックも読まず、何も追いかけず、テニプリに触れない日々がここ10年は立っていたかとおもいます。正直、中学の時呼んでいた漫画の内容もうろ覚えといった感じです。
知識にも偏りがあり、正直新テニの話をされるとさっぱり、新テニのキャラはほぼわからないです。


だが、大丈夫です。今回はテニプリを全く知らないテニプリ初見さんでも楽しめる内容となっております。


<あらすじと概要?>


主人公である越前リョーマとヒロインの竜崎桜乃がメインとなって過去へタイムスリップして、リョーマの父親・南次郎の引退試合を阻止する(?)という内容。

古来のファンのみにターゲットを完全に絞るのであれば、人気キャラクターをもっと出番出させて動かすはずなんです。それこそ新テニのようなドリームマッチ方式みたいに。
だが、テニプリの膨大な量のキャラクターをあえて極力抑えて、主人公とヒロインに絞って物語が進み、しかもちゃんとこの二人の関係性のキュンとするような淡い恋愛未満なシーンがたくさんあるのです。
むしろ今までに比べたらかなり王道なストーリーで、初見にも入りやすり内容となっているのです。
桜乃ちゃんは本編ではむしろ出番かなり少ないんですが、出てきたときの正ヒロイン発揮ぶりは本当に素晴らしいです。
あと、これは私の個人的な趣味ですが、テニプリのリョ桜CP結構好きなんですよ。読まなくなった新テニ以降もリョ桜の部分だけ読みたいなと思うくらいこの二人、1年生同士でどっちも身長が同じくらいで本当にかわいい二人を見ているのが大好きなので、それもあって今回の映画はかなり好きなテイストでした。

正直桜乃ちゃんアンチ以外でこの映画嫌いな人いるのかなといった感じにはかなり王道なでも決して本編漫画では見ることのできない内容になっていていいと思いました。


<CG・エンディングイラスト>


正直、CGは褒められたものじゃないです。トイストーリー以降、アメリカをはじめCG技術はかなり進歩してきました。日本ではやはりまだまだCG技術はアメリカには遠く及んでおらず、やっとスタンドバイミードラえもんやドラクエ ユアストーリーレベルで対抗できるかなといった感じ。
先週ジブリの最新作「アーヤと魔女」を見ました。ジブリ初の3DCGなのですが、それも正直微妙だったのですが今回のテニプリはそれ以下だと思いました。
体の造詣がおかしいし、なんというかリアル感が少ないかなと。腕を曲げたときの描写が人形のようだなとも思いましたし、髪の毛の繊細さもない。
これは仕方ない部分なのかもなぁ~と思いますし、見慣れてくるので私はさほどの問題ではなかったですが。
ただ、あの許斐作画のキャラクターの造形・顔をCGに落とし込むのはかなり苦労したんだろうなと思います。顔の描写はCGのわりにうまくできていると思いました。

ただこのCGがな~というのを見越していたんだろうか、さすがは許斐先生。なんとエンディングで書下ろしのイラストを大量に差し込んできたのです。
CGに見慣れていた我々観客、そこにダイレクトに大本命許斐イラストがぶち込まれる。
思わず「これこれこれこれ!!!!見たかったのはこれ!!!」とCGに不満を漏らすものもこれで納得せざる負えない始末。
しかも、このイラストがほんとにファンサービス満載なんです。各キャラの裏側とか、このキャラの関係性があああああああああ!!!となるイラストばかりなのです。
立海の柳生と仁王の二人乗りとか、タカさんのすし屋で寿司を食いに来る阿久津と壇くんとか、医者の実習?みたいなのをやってる忍足とか、ピアノ弾いてる跡部様とか!とか!とか言い出したらキリがないんですが…。
このイラストたちだけで懐かしくて、うれしくて泣きそうになりました。ファンならもうここは最高のサービスでしょうね。

さらにそのあとのシアター☆テニフェスpetit!とかいう公式MADも原作絵でのMADになっているので眼福です。


<本編(流れに沿って)>

<本編①>

・冒頭、テニプリ無印の全国大会決勝、幸村VS越前の試合途中からスタート。もうこの時点で懐かしすぎるんですが、負けていた越前が覚醒したかと思ったら急に歌うよ!!!既存曲【Dear Prince~テニスの王子様達へ~】の歌が始まると同時に、観客や青学のみんな、はたまた見に来ていた他校の奴らまでダンスを始めます。それがまじで面白いし、ふざけてるよ!?ふざけてるんだけど、テニプリを見てるって最高に思えるんだよ!!!!この冒頭からのテニプリ全開で来てくれるから、テニプリを良く知らない観客もこういうテイストの映画なんだと一瞬で見る姿勢を整えさせてくれる。
乾が包帯でミイラになってるの最高に懐かしいし、試合内容もそういやボール二つに割れてたわ!!!とかほんっと懐かしいんですよ。立海の選手もみんなダンスしてたけど、お前らは幸村側だろとか突っ込みどころが最初から満載だし、なんなら本編全部突っ込みどころしかない。
「こうなるわけねぇだろ」という展開しかないのだ。
・さきほどの歌&ダンスで幸村に勝利したリョーマ。見事全国制覇を達成した3日後に青学を出て、アメリカ(ハリウッド)に武者修行へ行くリョーマ。そして家族旅行でアメリカに来ていた桜乃が猫を追いかけ、猫を助けたリョーマを追いかけると治安の悪いテニスコートに行きつき、テニスラッパーとかいうただのチンピラ3人に捕まってしまう。
「へへへ~かわいこちゃん。ここは賭けテニスをやる場所だぜ~。負けたら1000ドルだ!」
「1000ドル!?ひえ~~~!」となってる桜乃ちゃんに正義のヒーローリョーマ様登場!テニスボールを打って相手にぶつけて
「やめなよ」の一言。
くぅううううううかっこいいなぁおい!!!
ヒロインがチンピラに捕まっているのを助けるなんて、これ以上に程のラブコメのお約束王道展開!!!!これが、べた過ぎて笑っちゃうんだけど、テニプリだからこそこのおかし恥ずかしいべた展開が許されるというか。
しかも、チンピラッパーに「この、かわいこちゃんをかえしてほしければ、賭けテニスで勝負だ!」
に対してリョーマが鼻で笑うように
「かわいこちゃんだって」
って言うのはめっちゃ、引っかかるし、色んな人の感想見ててもみんな引っかかっていました。私はこの引っ掛かりが、かわいこちゃんって言い方ダサいみたいな感じかなと思ったんですが、他の人の感想でリョーマは桜乃のことをただの同級生にしかこの時点では思っておらず、「かわいこちゃん?竜崎が?何言ってるんだか笑」みたいな感じというのをみてたしかになあと納得しました。
チンピラ相手に勝負をすることになったリョーマ。
しかも、リョーマは3人同時に相手するのだという。
すると、ここでテニスゲームが始まると同時にラップバトルも始まるのだ!!!!
このね、一見ばかばかしい展開なんですけど、ラップとテニスの相性めっちゃいいんすよ。テニプリだからっていうのは前提だけど、今までこれ以上にラップとテニスがマッチした物語があっただろうか。

【RAP FESTIVAL】

ラップはやっぱりアメリカ人の3人のほうがうまいなと感じた。リョーマ君はまぁいんだけど、韻もあんまりうまく踏めてないし、歌詞も窮屈なところがあったかなという感じ。まぁ、全然問題のない些細な私の個人的な意見ですけど。
そのバトル(テニス勝負)でリョーマが勝ったところで、黒猫と車椅子の人が打ったテニスボールとリョーマのボール(南次郎からもらった南次郎が引退に追い込まれた試合で使われたボール)がぶつかって不思議な力によりタイムスリップするリョーマと桜乃。

人通りの多いところに出ると、南次郎の引退した全米オープンの試合の広告ポスターが。リョーマと桜乃はタイムスリップしたことに気づく。
南次郎を引退に追いやった(であろう)相手・ウェズリー・ボーンを見てリョーマが「あれ?こいつのこと調べても一切出てこなかったのに。いったい何が・・・」っていうシーンがあるんですが。いったい何が・・・はまぁ物語を展開する上でいいと思うんですが"調べたけど一切出てこなかった"はおかしすぎる。一応テニプリの世界って現代だと思うんですが、パソコンで調べたら一発だろ。それともリョーマ君は雑誌でしか調べ物ができない人なのかもしれない。
ここの疑問点が後々、私の頭を悩ませるはめになるわけだが。
現役の南次郎の試合が見れるとわくわくするリョーマは、当時のアメリカの家に行くことに(なんで歩いていける距離なんだよとかはさておき)。
家でけぇさすがアメリカ。

「車もないし出かけてるみたいだね」とかいいながら、植木鉢の下に隠されている鍵を使って躊躇なく不法侵入。
植木鉢の下に鍵っていつの時代だよ。しかも、日本ならまだしもアメリカでそれやってるのって無用心すぎるだろ!と不法侵入するための無理やりなこじつけだがまぁまぁ置いておいて。普通に不法侵入してるけど、犯罪だろ!とかはもうテニプリにとってはノープロブレム案件。むしろ不法侵入くらいしてくれないとテニプリじゃない。
そこに都合よく忘れ物を取りに来る南次郎。妻・倫子とのやり取りが割りといい。
家に戻ると不法侵入の桜乃とリョーマを発見して怒るでもなく「俺のファンか?」の一言で済ます。ここは非常に寒いコメディシーン。南次郎のキャラあってのこの対応で警察呼ばれずにすむ、しかもファンといってないのになぜかファンと勘違いしたままの南次郎。もしかしたら、というか多分後々の反応とかを見る限り、リョーマが自分の息子と気づいて、自分の息子が未来から来たって察したぽいが、それはそれで冷静すぎるだろ。そのまま「よかったら一緒に汗を流しに行かないか?」と妻子のいる車(赤いオープンカー)に乗せる。
父親失格だろ!!危機意識低すぎていつか本当に誘拐されるぞ。てか、普通に倫子も息子も普通に受け入れてるのやばすぎる。まぁ、リョーマと桜乃が明らかなガキだから警戒心がなくなるのもわからんでないが、それにしたってやろ。


車のシーンは割りと好き。
何より小さいリョーマがめちゃかわいい。目がでかくてくりくりしてて、帽子がでかくてオーバーオールもでかいのあざとすぎる。桜乃ちゃんが今のリョーマと見比べるのも分かる。
リョーマの隣に座ってるの誰だよとか最初思ったけど、前の映画で初登場したリョーマの兄みたいなんいたな、そういえば!と思い出しかなり懐かしい気持ちに。
子供からしたらいきなり知らん中学生の男女が車乗り込んでくるの相当怖いと思うが・・・。あと、後ろ4人乗りいいんか?

桜乃「リョーマ君(ショタのほう)はいくつなの?」
ショタリョーガ「なんでおねえちゃんはチビ助の名前知ってるんだ?」
中学生桜乃とショタリョーマ良い。このオネショタ最高。
倫子「そういえば、二人の名前聞いてなかったわね」
桜乃「私、桜乃って言います」
リョーマ「おれ、りょーま」
リョーマの言い方が頭悪そうで笑った。
名前が息子と一緒で驚く倫子だが、南次郎は「同じ名前のやつがいたっていいじゃねぇか」で終わり(は?)。
この対応が南次郎がまじで息子と察しているのか本物の馬鹿かが分からない。
みんなそれで納得してるけどさすがに鈍感すぎないか。


なんかどっかのテニスコートに到着。「汗を流す」としか行ってなかったけど、南次郎は練習相手はいないから自主練予定だった?ここが不自然なくらい人がいないんですよ。スポンサーのハゲ・アダムの横にいたうるさいだけのいかにも小物のクリスはその場の成り行きでの勝負だしな。家族と来たから息子たちとテニスしようとしてた?謎過ぎる。この誰もいないテニス練習場もマジで謎、リョーマ一家とスポンサーの人しかいなかった、不自然すぎるだろ。
スポンサー所有のテニスコートだったとしても、じゃあなんでその後南次郎がスポンサーと会って「誰だあんた」っていうのは会話がおかしい。

あと南次郎若すぎるだろ見た目。
リョーマ中1時点で南次郎40歳という公式設定ですんで、このときの南次郎は若くても32~33歳くらいだと思う(ショタリョーマ5~6歳と設定して)。てか、結婚して子供2人いても現役だったんだ。意外と現役長くない?(プロのテニス選手の平均年齢とかが分からないですが・・・)。
勝手に伝説のテニス選手で急に引退したから若いときに引退したのだとばかり・・・。
年齢はこんなもんなんですかね?詳しい人教えてください。

<本編②(超えたいその壁を)>


スポンサーがいかにも今回の黒幕でーす!って感じでほんとそのとおりになるんですけど、その横にいる雑魚がほんとずっとうるさくてね。笑っちゃうほど犬がほえてるみたいでうるせぇんですよ。大声芸かよってぐらい。
ショタリョーマは南次郎の服の袖つかんでるのかわいいし、勝負を受けた南次郎にリョーマが「現役の親父のプレイが見られる」とめっちゃうれしそう。
南次郎とクリス(雑魚)がテニスの試合をするのですが、当然南次郎はめっちゃ強い(南次郎なんで裸足でプレイしてんの?野生児なの?とかはおいといて)。
そしたら、リョーマが恍惚の表情でまた急に歌うよ!!!
【超えたいその壁を】ミュージカルスタートです。
ただ、ここの南次郎への憧れを歌に乗せて、映像では南次郎の試合がきちんと進行するのは見事だと思いました。

割とココの試合内容が情報量多いんです。
南次郎優勢で相手がラケット折って、折れたラケットが南次郎に飛んでくる→そのラケットを間一髪のところで自分のラケットで受け止める→しかし南次郎のガットは切れて穴が開いてぼろぼろ、とても使えそうじゃない(相手は新しいラケット取り出す)→ショタリョーマが新しいラケット南次郎に渡そうとするが南次郎は「あいつなんかコレで十分だ」といってウインク。穴の開いたラケットで続行→南次郎はラケットのフレーム部分で球打ち返して試合して見事勝利 

歌でのリョーマの親父への憧れ、想いをきっちり表現しつつ、映画のストーリー・試合もちゃんとこの1曲で終わらせるんです。しかも、見てて全然疲れないし頭もこんがらがらない、今何をして何が行われているかがちゃんとわかる。ミュージカルってそういうもんジャンといえばそうだけど、純粋にすごいと思った。

試合後、控え室?休憩室みたいなところで試合を終えた南次郎へリョーマが「なんでそんなに強いの?」と強さの秘訣を聞くが南次郎は「お前がもうちょっと大人になったら分かる」とはぐらかす(?)。ここ、大人ってどういう意味なんでしょうね・・・。童貞卒業って意味ですか?


とかしていると、倫子の悲鳴。
南次郎とリョーマがとりあえず、なんか通路の窓から見ると桜乃が連れ去られ、倫子は男に平手打ち食らっている。桜乃が連れ去られるのに気づいたリョーマは「竜崎!」と駆けつける。南次郎も窓から出ようとするが、無理そうなのでやめて走って向かう(ここの演出なんかすげーだらだらして見える)。
お母さんが知らない怖い男に殴られて、棒立ちで号泣するショタリョーマめっちゃ面白いので必見。
南次郎は倫子に駆け寄ると、手紙をつけたナイフが投げられる。この演出ハンターハンターのヨークシン編のホテルでクラピカが投げた以来に見て興奮した。リョーマは倫子よりも車に拉致られる桜乃に一目散、テニスボールを投げて相手の車にシュート!だが、その間に特に何もせず棒立ちだったため、車で逃げられる(なんでなんもせんかってん)。

リョーマ「なんで竜崎が?」
後ろから来た南次郎「俺のせいだ」
南次郎がナイフ手紙を見せてくる。内容は”お前の家族は預かった。危害を加えられたくなかったら、全米オープンまでおとなしくしてろ。愛しの我がアメリカ”みたいな感じで全米オープンで日本人が優勝するのが許せないアメリカ愛がすぎる人間の犯行。
リョ「これって脅迫?!」
南「あの子を俺の娘と間違えて誘拐したんだ。目的は俺だ」
 いや、誘拐する子供の年齢や性別くらいちゃんと調べておけ!全然違うやん。南次郎と一緒にいる子供は全員南次郎の子供かよ。しかも、桜乃より小さいショタのリョーマ・リョーガじゃないのはなんでやねん。これは多分、上から娘っていう指示があったんで、唯一女の子のガキが桜乃だけだったから桜乃を誘拐したんだろうが、まず”娘”ってどこ情報だよ、上も馬鹿すぎる。あと、桜乃はちょっと年齢が行き過ぎてない!?南次郎にしては大きい子供だなとか少しも疑問抱かんかったんか。
 とまぁ、こんな具合で敵側がめちゃくちゃ馬鹿。今後もそのバカさ具合が炸裂します。というか敵側がバカじゃないともう色々と成り立たないのでしょうがない。

南「目的は俺だ、おとなしくしておけば、彼女の実が安全なのは間違いない」
 ??????
 南次郎のこの自信はまじでどこから?桜乃に危害が加えられる可能性全然あるだろ。目的は俺(南次郎)だったとしても、相手がどういうやつらかわからん以上何してくるか分からんやろ。
南「リョーマ、今日は俺の家に泊まれ。そこでゆっくり助ける方法を考えよう」
 とナチュラルに言うのですが、見ず知らずの子供勝手に家に泊めるな。親御さんとかのこと全く考えてないやん。もう今日は泊まるところない前提で話すんなや。ここもまぁ、リョーマのことを色々察してんのかと思うと納得いく(いくか?)。

南次郎宅に来たリョーマはシャワー室で、シャワーだしっぱで、脅迫状を見つめる。
「俺のせいで竜崎が・・・」と珍しく自分を責める。
脅迫状の紙に”selly's Bar”と書いているのを発見。
南次郎がシャワーが長すぎるリョーマを見ると、リョーマはシャワーだしっぱでそのまま竜崎を助けに単独で窓から出て行った後だった(シャワーはもったいないから止めなさい)。
てか、シャワー長すぎるからっていきなりドア開けるの普通にデリカシーなくない?中学生がシャワー長い理由とかさ、オナニーしてたらどうすんの?

当然のようにリョーマは”selly's Bar”の場所が分かるし、すぐたどり着ける場所に店はある(なんでだよ)。中に入ると当然のように桜乃を拉致したやつらがいる(なんでだよ)。何の根拠も泣く主人公が行く先には犯人がいるのだ!
敵側も頭悪すぎやろ、自分たちで出した手紙がまず店の名前が書いてある店オリジナル商品のメモ紙なのも頭おかしいし、そこに夜ちゃんといるのもおかしいだろ。
「あー!昼間の!」じゃねぇ。
とかしてると、店の奥から朴路美さんの怒号。後に出てくる親父と喧嘩中。この親子はかなり仲が悪いようだ。どうやら、エメラルドの父親がウルフ・ブー・フー(冒頭のラッパー3人と同一人物)に指示をだして、南次郎の娘(と思われている桜乃)を誘拐したらしい。
怒号を聞いたリョーマが奥の部屋に入ると、デカイゴツイ顔は美人、黒人で髪の毛が太い白い毛糸(ドレッドヘアー的な)のやつがいた。一人称は俺、CVは朴路美。

リョーマはあんたらが誘拐したのは関係ない女の子だ。越前南次郎には息子しかいない。その息子が俺、越前リョーマだと説明する。
それに対してエメラルドは「あんたいったいあの子の何なのさ」という問いにリョーマは「ただの同級生、・・・だけど」というエメラルドは「ふーん、ただの同級生ね」と含んだ言い方。
 リョーマの中での桜乃ちゃんの立ち位置は”同級生”だけなんだけど本当にそれだけなんかな・・・と言葉にして初めて意識をしたような言い方だったな。「・・・だけど」のとこがめっちゃ含みが合ってよい。
 で一歩も引かず強気なリョーマを気に入ったエメラルドは、ウルフたちから桜乃の監禁されている場所「いつもの倉庫」へ案内することに(いつもの倉庫ってどこやねん)。


一方そのころ、いつもの倉庫で監禁されている桜乃。
両手を背中で縛られて、イスに座らされている。そう、それだけなのである。体とイスを固定されているとか、足を縛られている、固定されているわけでもない、ただ、後ろ手を縛られたままイスに何の固定もなく縛られているのである。逃げろよ!!!なんで、腕の縄解かないと逃げれないみたいになってんの!?!??
 そこへ助けに来たリョーマ。この映画終始2人が「竜崎」「リョーマ君」って言い合ってる。会話の3割はお互いの名前な気がする。
リョーマが桜乃を助けようとするが「ちょっとまて」とエメラルドが言う。「約束が違うじゃん」とリョーマ。ここが、まだ中学生らしい考えの甘さが出てて良い。
エメラルド「俺は一言も解放するなんていってない」となり、テニスで勝負して勝ったら二人とも開放してやるとのこと。倉庫なのになぜかテニスコートがちゃんとある倉庫。
エメラルド「小さい頃とよく練習した」 ちゃんとしたテニスコートで練習しろ。
もちろん、その勝負を受けるリョーマ。
「竜崎、ちょっとだけ待っててくれる?」 きゅん
かと思いきや、電気が消え暗転。どこからかテニスボールが大量に転がってきて、転ぶ敵側。南次郎が助けに来たのだ。南次郎がすでに、桜乃の縄を解き、リョーマもつれて倉庫から逃げ出す。エメラルダは激怒して二人とも捕まえろと部下に命令。


逃げた南次郎・リョーマ・桜乃は近くの建物に隠れる。
リョ「なんで場所が分かったんすか?」(一応ちょい敬語なんね)
南「”selly's Bar”だろ?あれぐらいしかヒントなかったもんな」
 ??????????

 ”selly's Bar”までは分かるけど、そのあとリョーマは敵側に"いつもの倉庫"という全くの別場所(しかもリョーマがかなりエメラルドに詰め寄って聞き出した)をなんで南次郎が辿り着けるん?「”selly's Bar”だろ?」ってなんだ、何の理由にもなってない。”selly's Bar”にいた別の仲間から聞き出したとか?いや、別の仲間一生でてこないし、明らかにおかしい点。ここは明らかにダメな点。
南次郎がとりあえず、自宅に帰るよう言うとリョーマが
「それはやめておいたほうが良い、もう相手はあんたの家を突き止めてる。きっと待ち伏せしているだろう」と言う。
桜乃「じゃあ、リョーマくん(ショタのほう)とリョーガくんが危ないんじゃ!」
そうだぞ!桜乃!めっちゃ正しいこといってるぞ!
リョ「それなら大丈夫、向こうは俺が越前南次郎の息子だって信じきってるから、俺らが逃げ切れば家に危険が及ぶことはない」的なことを言うんですが
ここも???????????
謎過ぎるだろ。自宅特定してるなら、絶対家にいる人間の方が危ないじゃん。100歩譲ってリョーマのことを息子と思っていたとして(これもちゃんと調べなおせよ)、リョーマはちょっと手ごわいから、家にいる小さい子供(リョーマ・リョーガ)か奥さんの倫子のほうにシフトチェンジする可能性全然有るだろ。家の人間をとりあえず、別の場所(ホテルとか)に移動させるべきだろ。しかも、家で待ち伏せしてるって言うのは今後の展開見てたら分かるんですが敵側もバカなんでそんなことしてません。てか、てか南次郎の子供のこともろくに調べることできないんだから、自宅なんか特定できないだろ。
んでこの子供を人質にとり、八百長試合を成立しちゃって、その八百長試合が原因で親父は引退したんじゃないかと思うリョーマ。親父を引退させたくないので、リョーマは八百長試合を阻止しようとする。
明後日の全米オープンまでにあいつらから逃げ切って、八百長試合をしないと約束して!とリョーマと南次郎は約束をさせる。
とまぁ、こんなことがあったりリョーマと南次郎の心の会話。
南「お前あの子を守れるのか」
リョ「必ず守ってみせる」
※なぜかここだけ、テレパシーで会話してます。
ここで、リョーマ・桜乃と南次郎は分かれます。
いや、警察行けよ!!!

リョーマ・桜乃は基本的にリョーマが桜乃を守りながら逃げ回る。
逃げる→桜乃「キャー!」→リョーマ「竜崎!」→助ける。の繰り返し。めっちゃヒロインと主人公だなと思った。
ある建物に逃げるとき、敵の投げたナイフが桜乃の長い三つ編みを切って壁に刺さる演出めっちゃ好き。髪長いキャラが何かの拍子に切れちゃうの好きなんだよな(らんま1/2とか天空の城ラピュタとか)。ただ、三つ編みきれたのに一切解けないのはびっくり。どんだけケープでカチカチにしてる髪の毛やねん!!!ヒロインはさらさらヘアーでいてほちいよ・・・。解けちゃうの結構楽しみに見てたけど、もう、一向に解ける気配なし。
あと、リョーマくんさっきの倉庫で「ラケットは人を傷つけるものじゃない!」って言っておきながら、ばりばりラケット使って人傷つけていきます。
建物の屋上で、追い込まれるリョーマ・桜乃。あのつぼに入っている豆みたいなのはなんですか?詳しい人教えてください。
桜乃が敵に捕まる。リュックを取られてどうしても返してほしい桜乃。
ココの一連の流れのシーンのつなぎが明らかにおかしい。
屋上の普通の場所で桜乃がブーかフーにつかまる→リョーマの顔「竜崎!」→切り替わった瞬間もう、ビルの淵で落とされそうになってる桜乃。とつなぎのシーン一切なしなんです。
その、さっきまで普通に歩けるような場所にいたやん!!瞬間移動か!!!
ここ、ほんと急すぎるからびびる。
そんな状況でも桜乃はリュックにこだわる。これは冒頭でリューマにあげようと思い買っていた猫(カルピンそっくり)の絵柄のカンバッジが入っているから。
ブーorフーがそのかばんをビルから落とすと、桜乃も思わずリュックを追いかけてビルから飛び降りる。ここ明らかにダイビング何に水らから桜乃が落ちに行ってます。
キレたリョーマはボールを相手にぶつけ、タックルする。相手、ビルから落ちる(え!!!殺人!!!!!)。
で、竜崎の落ちたところを見ると、竜崎はすぐそこのビルの出ているところ(窓?)に落ちていたので全然無事。
リョ「そんなに大事なバッグなのかよ」桜「う、うん」
とかかわいい会話してるけどリョーマが殺人起こしたことに気が行き過ぎて私はそれどころじゃない。
かと思ったら、さっきリョーマに殺されたと思っていた敵はなんとかビルの淵に捕まっており死んでなかった(殺人未遂に変更)。
リョ「せいぜい落ちないように頑張りなよ」 助けない!?
そのままそこは後にする桜乃とリョーマ

一方、ウルフはエメラルドから必ず二人を捕まえろという命令に四苦八苦していた。もう無理だろうとあきらめて逃げようかと考えていたとき、目の前でトラックが止まりトラックから降りたのはなんとリョーマと桜乃。二人はヒッチハイクをして、偶然ウルフのいる崖下の協会で降りたのだ。ウルフはこれはチャンスと二人を見て笑みをこぼす。
シーンはウルフ視点から、リョーマ・桜乃視点へ。

<本編③(協会)>

協会に入って今日の夜はここで過ごそうと考えていたリョーマ(えっちだね)。
”協会”という場所がまたなかなかに妄想を書き立てさせる。
「ここならまず見つからないね」ともう見つかっているのに自信満々なリョーマうける。
協会に入ると、リョーマはイスに引っかかっていた赤いリボンを手に取りきれいに結んでノールックで後ろにいる桜乃へ投げる。
リョ「使えば?」
桜「え?」
リョ「三つ編み」
 そう、桜乃のあのバリカタ三つ編みがナイフで切られていたことをリョーマは知っていたのだ。それを気遣ってリボンで結べって、超かっこかわいいじゃないですか?
この程度のこと、だけどもちゃんと見てるよって言う感じ、全然ぐいぐいこない距離感みたいなのがめっちゃ中学生らしくて良い。
協会の一番目の席に座り、桜乃に巻き込んでしまったことを謝ろうと振り返る。
振り返るとポニーテールをしている桜乃。あまりのかわいさに言葉が止まるリョーマ。
ベタ。圧倒的にベタな展開だが、これでいい!!!最高じゃん!
あとで、調べて気づいたんですがリョーマの好みのタイプが”ポニーテールの似合う子”なんすよ。いやー、まいった。

ただの同級生の女の子が自分好みの髪型にしてかわいいって思っちゃったんですよ、はじめて。
冒頭でラッッパーに桜乃が「かわいこちゃん」って言われたときには「かわいこちゃんだって(鼻で笑う)」だったのに、ね!!!
感情の変化がかなり微々ではあるんだけど、確実に好意へとミリ単位で近づいていってるのが分かる。すばらしいぞテニスの王子様!

桜「リョーマくんどうしたの?」
リョ「いや、別に・・・」
 ここで、リョーマの顔がアップになってちょっとむっとしたような、ぐっとこらえるみたいな表情になるんですが、決して赤面はしないんですよ。なんというか、うぐぐ・・・みたいな顔。
私の脳内では思わず涼宮ハルヒのキョンの「俺、ポニーテール萌えなんだ」が駆け巡りました(CVウルフ)。
そして、桜乃とリョーマのデュエットのミュージカル【peace of mind~星の歌を聴きながら~】がはじまる。
その内容がまた良い。
リョーマが桜乃に俺が巻き込んだせいで危険な目にあわせてごめんと、謝る。
そして、桜乃が先ほど命がけで守ったバッグの中に入っている猫のカンバッチをリョーマにあげる。
ダンスもめっちゃ好きなんですよ。服の翻り方とか気合の入れ方がこの映画ではこの二人のデュエットシーンが一番気合を感じました。一番製作陣が力を入れたのが分かります。

ラストリョーマが「竜崎、俺が必ず・・・」で教会の鐘がガーンガラーンと鳴り響く。
なんてロマンチックな演出なんだ!
協会という場所は『懺悔』と『結婚式』をする場所と言うイメージが強いです。リョーマが桜乃に懺悔し、それを許す桜乃。修道女か!
そして、結婚したかごとく鐘が鳴り響く。協会が示す『懺悔』と『結婚式』を見事に表現した二人の演出はまじで見事だと思う。


 そして、朝まで過ごした二人。朝になって二人は協会の外に出ると早速桜乃がウルフにつかまる。
いや、ウルフ朝まで待っててくれてたんかい!!!やさしいな!!!
実は夜に捕まえようとしたけど、二人の余りにもすばらしいミュージカルに邪魔しちゃいけねぇなぁ、いけねぇよ、ってなったんかもしれん・・・。
それにしても、二人が寝たところを襲うとかあるだろ。
んで、移動を車でするんですが、ウルフ一人しかいないので、運転をリョーマにさそうとするがもちろん中学生なので無理。仕方なくウルフ本人がする。
いや、夜腐るほど時間合ったんだから応援ぐらい呼んどけ!!!ここらへんほんっと敵側がバカ。
片手で運転しながらもう片手で桜乃にナイフをむける。
「動くんじゃねぇぞ!」
「動くんじゃねぇぞ!」
「動くんじゃねぇぞ!」
と3回ぐらい同じことを短時間で繰り返し、リョーマが思わず(それってフリ・・・?やれってこと?)と心の声を漏らすのですが、フリなわけねぇだろ。ってかこの一連の流れ何!?すげー不自然なんですけど!
とか思ってると後に、この一連のやり取りがただリョーマの犯罪を犯してしまう製作側のいいわけになってます。いや、言い訳になってないけどね。
ウルフの運転席の上のしまうところに、エメラルドの多分若いころの写真があり
リョ「それってあんたらのボス(エメラルド)?」
ウルフ「ああ、昔はすごかった。男にも負けたことはなかった」と語る。
 エメラルドが昔はテニスをまじめにやっていたとかそういうのをシーンとして入れるのはいいとして、その肝心のエメラルドの写真もっとアップに写せ!!全然わからん!!!なんで、一切拡大しないの!?てなりました。
 しかも、特にエメラルドについて過去なんかあったとか、掘り下げとかあって、それをリョーマが救うとかもないんよね。いや、結果的にはマフィアを改変後やめるので、そうだったのかもしれんけど、マジでたまたまみたいになってる。
んで、そんなこんなしてると、リョーマがラケット(「ラケットは人を傷つけるものじゃない」)を使って、ハンドルを固定し、道路から車をはずさせ、急勾配の整備されていないがけを走らせ、その上ウルフのシートベルトをはずすんです。
殺人未遂2回目です。
この一連の犯罪行為を正当化(?)するための言い訳として、先ほどのダチョウ倶楽部フリのシーンを入れたんです。いや、全然だめですけどね!
車は木に正面衝突。リョーマは桜乃に呼びかける。めっちゃ心配そうに。てか、リョーマは大丈夫なんかい。
桜乃もなんとか無事だが、意識が朦朧としてそう。
「肩持って」と肩を貸すリョーマ。ここのリョーマの桜乃への対応大変紳士。ここがこの映画唯一の二人が物理的に触れ合うシーン。
許斐先生が手をつながせないようにとか徹底して接触を避けるよう指示していたらしい。だからこそ、ここの仕方なくなんだけど触れ合うシーンは尊い。
死んでもおかしくないことをしておきながら、死んだかもしれない相手に「まだまだだね」の一言。こいつ外道か。生きてたからいいものを殺人未遂2件目だぞ。

そのまま、桜乃をつれて逃げるリョーマ。疲れた桜乃は休憩しようと提案。
目の前にバス停のベンチと 電話ボックス 。南次郎に昨日、明日になったら連絡するように言われていたことを思い出したリョーマは公衆電話で南次郎に連絡して、ベンチで桜乃を休ませることに。
電話ボックスで電話かかるのを待っているとき、ボールを指でとんとんするのとか細かいなと思った。


<本編④(ルート分岐)>
ここから、ルート分岐

【Decide(手塚、幸村ルート)】
※こちらに関しては1回しか見れていないのでかなり記憶あやふやです。
電話をかけると立海(ワイの推し校)の部長・幸村の携帯に。幸村家広。ホースでお花に水あげてるの儚げでキャラにあってていいね。
でもどことなく何言っても魔王の空気だからめっちゃ怖い。
「その割りに元気のない声だね」←なぜかめっちゃ怖い。
そんな、声色だけで分かるような関係性じゃねぇだろ。幸村との通話は割とすぐ終わる。
 ウルフが追いかけてきて、桜乃が「リョーマくん!見つかっちゃう!」とすぐ横の草に隠れる。ウルフ盲目なのか見つからない。なんで、目の前にいたのに、見逃しちゃうんだよ!
とりあえず草むらに隠れてやりすごした二人。先ほどの奇奇怪怪な現象を確かめるべく、もう一度電話をかける。このとき、電話ボックスの外で待ってる桜乃ちゃんかわいい。
 次かけたらなんと青学・手塚部長の携帯に。Decide・Glory含め、手塚だけ主人公学校と言うこともあり、台詞は手塚だけだが、他の部員も全員姿を見せてくれる。もちろん乾はミイラ。
部活の練習中で手塚だけはなぜか、ランニングしている部員たちを見てるだけ(お前も走れ)。なんか越前の言うことにアドバイスしてた気もする(全然覚えてない)。雨が降ってきて、部員も屋根のある部長のところへかけよって、ミュージカル始める。

【リョーマの想い 部長の声】

んで、今マフィアから逃げ回ってるけど、それは違うんじゃないか~みたいな内容(全然覚えてないけど多分そう)で、リョーマはマフィアたちから逃げるのはなんか違うとなる。部長からのアドバイスに思い直す。

【Glory(跡部、白石ルート)】
まずは、四天宝寺の部長・白石が電話に出れる。ランニングマシンで走ってるんだけど、隣のランニングマシンには金ちゃんもいて「コシマエとかわってぇな!」と言ってるのを白石は華麗にスルーして越前としゃべる。Decideの幸村が結構すぐ通話切れたように思えたが、白石は幸村に比べたらまだしゃべってたような気がする。会話の流れはDecideの幸村と同じ「元気ない声やな。どないしたん」白石は幸村よりかはいいそう。
電話切れて、Decideと同じ流れでウルフが追いかけてくる→隠れる→電話掛けなおす→跡部出る。
跡部にだけリョーマが「うげーーー!」みたいな明らかめちゃくちゃいやな反応で面白い。
跡部様バスローブで寝てたところリョーマの電話で起こされる。てか、電話そんな近くにおいて置くし、電話ちゃんと出てくれるんだ。優しい。
流れは手塚と同じなんだけど、跡部の方がさもう豪華というか、さすが跡部様って感じ。ミュージカルも手塚と同じ曲調なはずなのになぜか跡部は豪華に思える。ボスローブ脱いだらユニフォームなん草。最初全裸で歌うのかと思ってひやひやしたし跡部様ならやりかねないと思わされた。
跡部「逃げ回って手に入れた勝利なんて俺にとっては無価値」っていう台詞がめっちゃ跡部様っぽいなと思った。

【リョーマの想い 強敵の声】

リョーマ、Decideと同様跡部様のアドバイス(?)を受けマフィアから逃げ回るのをやめることを決意。


ルート終了。
いつの間にか、電話ボックスの上に乗ってミュージカルしていたリョーマ(電話はどうやってしてた?)。
桜乃「あの人に見つかっちゃうよリョーマくん!」
しかし、もう逃げ回るのをやめたリョーマはそのままウルフに向かって走り出す。なんの説明もない桜乃からしたらめちゃくちゃ不安だろう。ってか、さっきまで逃げてたのに心境の変化やば!ってなってるだろうな。
さすがに向こうから来るとは思ってなかったウルフはちょっとびびってる。ウルフの目の前まで走ってきたリョーマ「ねえ」 で暗転。


次のシーンではあの”いつもの倉庫”でブー・フー相手に八つ当たりテニスをするエメラルド様。
「にげんなつってんだろ!」っていっても逃げる姿勢の部下に怒気が飛ぶ。
そこに、リョーマ・桜乃をつれて戻ってきたウルフが。
エメ「捕まえてきたのか?」
ウル「いえ、こいつから捕まりにきました」
エメ「自分から?」
 先ほどの部下に対して「逃げるな!」っていっても強い相手、敵から逃げる姿勢をとっている男たちにいらいらしていたところに、逃げないと選択して戻ってきたリョーマをさらに気に入るエメラルド様。さっきの部下のシーンと対になっていて、エメラルド様の心情がよくわかるシーン。
「ゾクゾクするねぇ」といい、前回南次郎が来て出来なかったリョーマとの1対1のテニス対決をやっと出来ることに。

【DANGER GAME】
エンドロールでも流れたし、割とこの映画の代表的な曲かな。
何よりリョーマ役の皆川純子さんとエメラルド役の朴路美さんのデュエットソングがたまらない。どちらも少年役を多くやられている女性声優さんということですごくテンションの上がる曲になってました。
エメラルド様、最初は普通にテニスやってたのに急に得意げに足ラケット取り付けて、足でテニスし始める。
文章だけだと何言ってるかわからないかもしれないけど、本当にそうだから困る。
今回のこの映画、実はテニヌ的な要素が割りと地味である。爆発したり恐竜滅亡させたりしない。一番テニヌっぽいのがこのエメラルド様の足テニスだ。
それにしても、普通にテニスしたほうが絶対いいよ。足は効率悪い。絶対、手でテニスやってたらリョーマに勝ってた、てか、エメラルド様はなんで足でテニスしようと思ったんだろう。

んで、冒頭のラッパーたちとテニス対決して、タイムスリップする直前に車椅子にのったエメラルド様がいたの皆さん覚えてますでしょうか?
なんでタイムスリップ前(歴史改変前)のエメラルド様は車椅子だったのか。
これは他の人の考察と映画の中の情報だけで汲み取るのであれば、この足テニスを続けたせいで、足が故障して車椅子になった。んで車椅子テニスプレイヤーになった。
まぁこれが有力ではないかなと私もおもいました。
そうだとするとかなりバカで無理やりな設定だなと思う。
ただ、父親のベイカーが車いすなので遺伝とか?なんかここも父親が車いす設定なのでさらに難解な思考がはじまるんですよね。
そもそも、エメラルド様はマフィアなの?テニスプレイヤーなの?
足壊れたからマフィアやれなくて、車椅子テニスプレイヤーになったの?
エヴァ並に説明がないが、エヴァのように考察しようとも思えない。なぜなら、エヴァほど考察のしがいがないから。
てか、このエメラルド様の車椅子設定いったか?普通に、マフィアのボス的な位置でラッパーのウルフ・ブー・フーがやられて、後ろからボスとして出てきたらいいじゃん。
ちょっとここらへんは辻褄合わないし、無理やりすぎるなと思いました。そうじゃないとしたら、それはそれでどういうこと!?ってなるし。


話は戻して、実はサウスポーだったリョーマに負けるエメラルド様。てか、利き手じゃなくて互角で遣り合ってたんならエメラルド様全然ダメじゃん。
負けたエメラルドは襟がはだけて、鎖骨あたりの蝶のタトゥーが見える。とっさに隠すエメラルド。ここめっちゃ意味ありげでなんかやらしいシーンなんですが、特にこのあと何かに生かされるとかは全くないです(びっくり)。
そして南次郎の八百長試合を阻止するべく「ねえ、お願いがあるんだけど」とエメラルドに言うリョーマ。暗転。


シーン変わって、全米オープン。
まだリョーマと桜乃の姿が見えないことを心配する南次郎。客席の倫子に会いコンタクトするがまだ来ないみたい。
その間にも開会式が始まり大会のスポンサーであるアダムのあいさつ。南次郎はアダムに煽るような言葉を投げかける。対戦相手は南次郎に「お互い真剣勝負といこうぜ。ま、お前が本当の力を出せるかは分からないけどな」と八百長を アダム と組んでしていることがわかる。南次郎、リョーマ・桜乃が現れない以上、相手のいうように勝つわけにはいかなさそうだ。
 VIP席でシャンパンを煽りながら観戦しようとする アダム 。そこへ、車椅子の男とそれを押しているエメラルドが入ってきた。車椅子の男はベイカーでどうやら、今回の八百長試合のために南次郎の娘(息子)を誘拐するように アダムがベイカーに依頼していた。
つまり、アダム→ベイカー→エメラルドの部下ウルフ・ブー・フーの3人という風に指示をまわしていた。
んでアダムがベイカーの車椅子を押しているエメラルド様を南次郎の娘だと思って
「いやーしかしでかい娘だなー」「いやーこりゃでかい!でかすぎる!ははは」っていう。
南次郎に娘いるっていう情報お前か。誘拐するならちゃんと調べろや。
てか、普通誘拐された娘がこんな普通に誘拐されたボスのベイカーの車椅子押すわけないだろ。いでたちがおかしい。
てか、年齢もおかしいだろ。頭悪すぎる。
とか言ってるとベイカーが怒って「これは私の娘だ」という。
するとアダムが手のひら返して「いやー、どうりでモデルのようにスタイル抜群だとおもった!」と言う。
しかし「では南次郎の娘はいったいどうした?」というアダム。
するとベイカーの後ろ(アダムの前)の扉が開いて
「サムライ南次郎にいるのは息子だけ。その息子が俺だ」といってリョーマが入ってくる。
どういうことだとアダムは怒る。説明するベイカー
ベイ「私の娘がこの子(リョーマ)のことをえらく気に入ってね。八百長をやめるなら、私の元へ戻ってきてもいいと言うんだ」
アダ「はあ!?」
エメ「俺はこいつに惚れちまったのさ」
アダ「そんなん約束がちがう!金返せ!ぷんすこぷん」
ベイ「うちの娘を侮辱したあんたとはもう二度と取引せん!」
アダ「え~・・・」
 ベイカー娘大好きかよ過保護。モンスターペアレント並み。
 てか、アダムがエメラルダのこと侮辱した?してなくない?南次郎の娘と間違えたのがそんな気に食わなかった?でかいな~ってそんないやな言葉なんかな?なんかエメラルドそこで怒って、制すベイカーのシーンあったし。それともスタイルいいってセクハラ!とか思ってるってこと?その最近の女性蔑視がうんたら~とかもう…、解釈が難解!!!具体的に分かりやすい侮辱があんまないし、この台詞だけで、演出とかでも見せないから全くわからん。てか、分かりにくい!
んで、リョーマの小型マイクでアダムが八百長試合しようとしていたことが観客に筒抜け。観客からはブーイング。失脚するアダム(この小型マイクもいつからスイッチオンだったんだよ)。
 んで、リョーマの無事も観客席に戻った桜乃も確認した南次郎は、本領発揮する。その後はテニプリファンならうれしい、今まで出てきたテニヌ技。
サムライゾーン、ツイストサーブ、零式、サムライドライブ
しばらくテニプリから離れていた私でもめっちゃ懐かしいなぁとテンションあがりました。これはファンサービスとしてかなりいいのではないでしょうか。
何より南次郎がかっこいいしね。
もちろん、相手はボールで頭をそられて敗北(傷害罪)。
リョーマの活躍で八百長試合はなくなり、南次郎は全米オープンで見事優勝を収めたのです。
これのいいところが、全然観客が満足してないところなんですよね。八百長試合になりそうになったことが暴露されてなのか、それともやっぱり全米オープンで日本人が優勝したからなのか、観客からはブーイングの嵐。
テニプリっぽさでいったら、南次郎に喝采があってもいい気もするがそうじゃなくしたのは何か意図があるのかな。それとも、八百長試合をしようとしたアダムと南次郎の対戦相手へのブーイングが続いたのか・・・。
観客の一人が「なんだこの試合!ふざけるなー!」て言ってて、ほんまそのとおりって思った。ふざけてるよこの映画全体が。

南次郎の元へいくリョーマ。
南「大きな借りが出来ちまったな」
リョ「じゃあ、その借り今返してよ」
南「今!?・・・まさか、お前また強さの秘訣を教えろとかいうんじゃねぇだろうな」
リョ「俺と試合して」

親父を追いかけ、親父を超えるためにテニスを続けてきたリョーマ。
ここはかなり感慨深い。原点回帰というか、私は原作のほんと細かい部分は忘れているため、そういえばリョーマがテニスしてる理由ってそうだったっけ?な感じですが、ファンにとってもリョーマにとってもまさに夢の試合なんですよね。
一見テニヌしすぎて忘れがちですが、リョーマがテニスをする原点、そして青学が全国制覇したあとも強くなりたいとおもう理由って言うのは、やっぱり親父を超えたいって気持ちなんでしょ。
まさに今この瞬間。この試合をするために生きてきたみたいなもんなんよなリョーマは。

<本編⑤(世界を敵に回しても)>

クライマックスが二度とない親子対決とは。
しかも、書き下ろしの曲【世界を敵に回しても】が流れてのミュージカルで行われる試合。
なんだろうな。今までが色々突っ込みどころあって、突っ込んできたし、ほんと展開とか説明不足とか色々テニプリだとしてもある文句みたいなのが人それぞれあるとしても、この親子対決が見られたらもういいじゃん、って気持ちになりませんか?
その試合に突如として、青学メンバーや跡部とか他の学校の人らが召還されたとしても。
あんなクソダサいダンスおどってるのほんと面白いし、乾は一生ミイラだし。
柳生が急にでしゃばるのはみんなが口をそろえて笑うのもわかる。てか、この柳生の抜擢は絶対中の人が津田英佑さん(アナ雪のハンス王子などもやってるすごく歌がうまい人)だからだろ。歌うまいのに笑えるってなんだよ。


リョーマがずっと笑顔なのがいいね。なんかほんと幸せそうというか。
テニスって楽しいじゃん!みたいな感じがにじみ出ている。
「世界を敵に回しても」も終盤になり、猫がボールを追いかけて、それを追いかける桜乃。タイムスリップしたときのように、南次郎の打ったボールと猫のボール?がぶつかって、最後リョーマは南次郎に打ち返して、リョーマと桜乃は元の時間へ戻る。ここのリョーマが打ち返して逆光で光り輝いて陰で消える一瞬のシーンめっちゃ好きなんです。

元の世界(時間)に戻った桜乃とリョーマ。
桜乃の髪の毛は元に戻っているし、桜乃の反応的にタイムスリップしたときの記憶はなさそう。ただしリョーマは反応が薄いので記憶あるかないか不明(でも桜乃がないなら普通にリョーマもなくないとおかしい)。
てことは、鞄のカルピンのカンバッチも渡せれてないことになる・・・のかな?
ラッパーチンピラたちもいなくなっており、桜乃は「お父さんとお母さんを待たせてるんだった!」と急いで立ち去っていく。
かに思えたが、ひょこりと戻ってきた桜乃。

桜「リョーマくんはなんでアメリカにいるの?」
リョ「武者修行」
桜「へぇ~すごいね」
リョ「別にもっと強くなりたいだけ」
桜乃「武者修行、素敵な時間になりますように」
 ここの会話くそつまらんけどかわいい。中学生らしい。
”がんばってね”じゃなくて”素敵な時間になりますように”っていうのが桜乃ちゃんらしいというか、とてもいい言葉の掛け方だなとおもった。
桜乃が去った後、リョーマが後ろを振り返ると街頭のでかい広告テレビにエメラルド様がアイシャドウのCMをやっていた。
どうやら改変されたこの世界では車椅子テニスプレイヤー(憶測)からモデルになったようだ(足も多分故障してない)

そして、猫を映しながら、歩き出すリョーマ。

場面は変わり、過去の南次郎視点へ。
リョーマ・桜乃が消えた(元の時空へ戻った)全米オープン会場(夕刻)。
南次郎にショタリョーマ・リョーガが「お父さんすっごくかっこよかった!」と言っていて
ショタリョ「どうやったらお父さんみたいに強くなれるの?」
 と中学生リョーマが言っていたのと同じ質問をする。
南「そうだな、お前らがもうちょっと大きくなったらわかる」
 と一緒息子たちとじゃれあう南次郎。
 その息子たちを見て南次郎は思うのだ。
『現役続けるよりこいつらを鍛え上げるほうが楽しそうだ!』
 そう!八百長試合を阻止した南次郎。しかし中学生リョーマの時代では南次郎は引退しております。その引退理由というのがこれなんです。なるほどねぇ~って感じ。

 で、結構序盤でリョーマが南次郎が引退に追い込まれた試合の対戦相手、本来であればウェズリー・ボーンなんですが、それが中学生リョーマの時代に名前も知れ渡ってない、名前すら出てこなかったのがずっと謎だったんですが、この対戦相手というのは、今回タイムスリップしてきたリョーマのことなんです。
 だって、そのリョーマが見ていた雑誌に「サムライ南次郎を引退に追い込んだ幻の選手!」「一体正体はだれ!?」みたいな書き出しだったはずなんですよ。これは中学生リューマ事態が未来人だから、正体不明でそりゃ名前が知れ渡るわけないんですよ。

ってことに1回みただけで気付くわけねぇだろ!!!!話結構むずくない!?私がばかなだけ!?

でもね、この設定?説明は大きな欠陥がある。
だって、この名前が知れ渡らなかった雑誌情報っていうのは改変前のリョーマの記憶、記事じゃん。
ならすべて改変前・後で同一の世界だと設定をすべて統一させなければいけないんですが、改変前ではエメラルド様は車いすテニスプレイヤーで、改変後ではモデルをしてたじゃないですか。これは明らかに、前と後で未来が変わって変化してるってことなんです。だからここがどうしても辻褄あわないんですよね。
いったい、改変前・後は世界線が違うのかそれとも同じなのか、これがごっちゃになっちゃってるので難解な仕様になっちゃうんですよね。
ここ、ちゃんと説明できる方いらっしゃいましたら教えてください。

エンドロールは先ほども書いたとおり、リョーマVSエメラルドで流れたデンジャーゲームです。それを聞きながら劇中の絵がぱっぱっぱと切り替わっていく。
デンジャーゲームが終わって、次は南次郎が序盤にクリスと試合するときに流れていた『越えたいその壁を』の歌無しアレンジバージョン。
そして、なんと、そこからは、許斐先生書下ろしイラストが!!!!!!
待ち焦がれていた原作絵!!!!!しかも、テニプリ好きなら、思わずクスリとしてしまうような各それぞれのキャラクターたちの絵でほんとうにやばいんです。これ以上ないほどのファンサービス!!!!
ちなみに、入場者特典はこのエンドロールで流れる許斐先生書下ろしイラストランダムという。さすが、分かってる。
だからね、エンドロールがもう楽しい時間なんですよ。スタッフなんか見てる暇ないんです。最後までチョコたっぷりなトッポぐらいおいしい。
さらにエンドロール後、U-17合宿的な新テニの舞台からスタート。リョーマのリュックには桜乃があの後あげたであろうカルピンのカンバッチ。
空からは大量のテニスボール(ここうろ覚えですが、たしかこのボールを手に出来たものが合宿に参加できるとかだったよね)。豪運により、テニスボールがリョーマの前にたまたま1個転がってきて拾うリョーマ。
「なんだか面白そうじゃん」

本編 終了。

しかしまだ気を抜くでない。まだ立ち上がるではない。

テニフェスプチの時間だ。

<本編⑥(テニフェスプチ)>

ここも、DecideとGloryと内容は違っている。
簡単にいうと超高画質の良くできた公式MADなんですが、これがねテンションあがるあがる。
正直、本編でストーリーであそこうまく飲み込めなかったなぁとか、そういえばあれどうなったんだっけ?とかいう疑問とか文句が全部吹っ飛ぶ。もうね、どうでもよくなるんだよそんなこと。だって、今この瞬間。このテニフェスプチを見終わった本当のこの映画の終了時、誰もが幸せな気分になってるんだもの。
もう、ね。ラストのリョーマと南次郎の試合とあわせて、終盤に本編の粗を観客から目をそらさせる。この高度なテクニックさすがです。


テニフェスpetit!の楽曲については正直、テニプリのキャラソンって膨大な数あるわけで、私がはまっていた中学生当時あたりのものや、推しの曲であったりとかチラホラ知っている曲はあるのですが、もう最近と言うか、10年くらい追いかけていないので、全然知らない曲ぼかりでした。でも、今回改めて聞いてめっちゃ好きな曲多かったし、ほんと映像のおかげもあるとはおもいますがすっごい盛り上がる。知らなくても盛り上がるし、数少ない知っている曲があると、テンションはさらに縛上がり+懐かしさがこみ上げてきます。
「こんな曲そういえばあったわ~!」と昔テニプリにはまっていたときに戻れるというか、ある意味タイムスリップかもしれない。
本編がタイムスリップ設定だったのは実はそういう意図もあったりするのかな?
昔好きだった人は当時に戻れる魔法みたいな映画。

以下テニフェスpetit! 各曲について感想
1曲目とラストはDecide・Glory共通
・Love Festival/テニプリオールスターズ
 初めて聞きましたが、めっちゃ好きな曲です。静かに始まるところからどんどん盛り上がっていくの最高。テニプリオールスターズというだけあって、まじでオールスター感がはんぱない。こういうなんでもいいけど、お祭り間がある曲はほんと好きです。
サビの『青学 ファイオー!』『勝つのは氷帝!』『ドンドンドドドン四天宝寺!』『比嘉中はいでぇ!』『常勝立海大!』がめっちゃすきです。各学校の特徴を捉えたサビ、最高です。

・世界を敵に回しても/テニプリオールスターズ
 これは今回の映画のメイン曲のラスト南次郎とリョーマが試合するところで流れる、みんな召還されるときに流れていたやつ。こっちももちろん盛り上がるんですが、劇中歌なのでもっとシリアスというかメッセージ性がちゃんとある感じはする。テニスの漫画なのに”世界を敵に回しても”というなんというか、壮大なテーマだなと思った。柳生が全部もっていく曲。


※Decideは1回しか見ていないので全然覚えてないです。
<Decideシアター☆テニフェスpetit!>楽曲リスト
・FIGHT TO THE END/越前リョーマ

・Never Surrender/手塚国光

・俺様の美技に酔いな/跡部景吾

・エメラルドライン/幸村精市

・スパイダー/木手永四郎

・go on/白石蔵ノ介

・Orange/越前リョーガ


<Gloryシアター☆テニフェスpetit!>楽曲リスト
・Tricolore/青学(せいがく)オールスターズ
 青学オールスターって感じ。普通に良い。

・恋の激ダサ絶頂(エクスタシー)!/by断ち切り隊
 サビと曲名聞いて、なんとなくうろ覚えだけど聞いたことありました。たしかめっちゃ人気曲なんですよね。白石、千歳、不二、宍戸の4人のユニットなんですが、かなり珍しいかなと思いました。人気なのはOVA全国大会編のOPで起用されたからですかね。

・CHU-BA-FIGHTER/木手永四郎
 テニプリキャラソンの中でも比嘉中楽曲は人気なんです。理由は沖縄の民謡っぽ曲調が人気でこれも、初めて聞きましたがやはり沖縄っぽいこのなんくるないさーって感じの曲調好きだなと思いました。そういえば、比嘉中の曲でほかにもっと沖縄っぽいのあってそっちも昔好きだったなと思い出しました。

・勝手に四天フェスタ/四天宝寺オールスターズ
 四天宝寺中らしいポップな映像と曲でとってもかわいいくて好き。

・チャームポイントは泣きボクロ/跡部景吾
 これが流れた瞬間心が「キター!!!」となりました。正直、このときが本編も含めて一番テンションがあがりました。テニプリキャラソンの中でも迷曲と名高い、この跡部様の楽曲。まじでタイトルどおりで曲自体も面白いし、でもめっちゃテンションあがっちゃうんですよね。氷帝テニス部がテンション低めに氷帝コールするところとかほんと懐かしいし、まさか映画館でこの曲を聴けるとは夢にも思わなかったです。ありがとう、許斐先生。

・LASER BEAM/柳生比呂士
 本編中「世界を敵に回しても」で魅惑の歌声で爆笑をかっさらった柳生が今回もソロで登場。この歌、柳生の必殺技「レーザービーム」を歌っていてわりと普通のキャラそんなはずなのに、本編でのことを思い出してめっちゃ面白い。何気にトリ。やっぱり柳生は主役だったのかもしれない。


<本編の疑問点>


・本編中ずっと我々には日本語でしか会話しないのだが、言語問題はどうなんだろうか。桜乃とリョーマや南次郎たちと話しているときは日本語だろうが、エメラルダやフー、ブーなどのアメリカ人との会話は英語?
序盤のラップバトルのところで桜乃もリョーマもアメリカ人のラッパー3人も普通に会話してたけど、アメリカ育ちのリョーマはまぁいいとして一般の中1の桜乃が英語を話せるわけないので、どの言語で話しているのかは結構ずっと謎だった。


〈印象に残った上映回〉

・2回目decide
 一人で見にきていたおじいちゃんがいて、このおじいちゃんなんで見にきたんだろう?このおじいちゃんもしかしてテニプリファン?とか思っていたら、テニフェスプチの前で案の定、終わったと思って立ち上がるおじいちゃん。
その瞬間始まる LOVE、LOVE、フェスティバル…。おじいちゃん、立ち上がったまましばらく止まり、また先に戻りました。

本当に上映が終わって、スクリーンを出たところでそのおじいちゃんがスタッフの人に「これ、もういっこあるやんか?それって内容同じ?」
スタッフ「いや、少し違うんですよ〜」と言うやりとりしてて笑ってしまいました。

・5回目glory(無声応援上映)
 平日ということもあり、客は4分の1くらいで、ペンライト持ってる人は10人いたかいなかったかぐらい。これ、声が出せたらあと10倍は最高なんだろうなと思いました。
ペンライト持ってる人の動きを見るのがすごく好きなんでやっぱりなんと言うか楽しいですね。みんなで盛り上がってる感じがしてほんと良かったです。
教会のシーンで、ペンライト2本を白色にして十字架にしてるのは天才だと思いました。
 本編ももちろんだったんですが、それ以上にテニフェスプチがもうほんとに一番盛り上がって私も小さくですが手をふりふりしました。ペンライト持ってない人も思いっきり手を振り回しててよかったです。

終わった後拍手が。もちろん私も拍手してます。テニプリにこの場所にこの時間に拍手👏



〈竜崎桜乃とエメラルド〉

  竜崎桜乃というヒロインは今どき珍しいくらいの足手まとい・守られ系ヒロインだと思います。昔、それこそテニプリが連載された当初はそれが流行っていたと思いますが、もう今となっては結構自ら戦う強いヒロインが多くなってきた印象です。それこそ、近年では女性の自立化、男女平等や強い女性像というのが映画でもいろいろな作品でもよく見かけるようになりました。そのため、昔テニプリを読んでいたころと今見る竜崎桜乃の印象がだいぶ違います。足手まとい系ヒロイン。男に守ってもらう、それこそ昔のディズニープリンセスのようなヒロインは今どき珍しく、でも変わらないその姿は本当になんというかある意味稀有な存在になったなと思います。
 じゃあ、強い女性像という一面はどうなのかという部分ですが、そこで出てくるのがエメラルド様です。マフィアのボスで男にも負けたことがないくらいテニスでも強さを見せつけます。近年でよく見る”強い女性像”の象徴のようなキャラクターです。強く、男にも上からの圧にも屈しない、芯の強さ。
 桜乃とエメラルドという対極の女性二人をメインに置くことによって、昔と今の女性像の描き方、両方をかなえているなと思い、これを意図してやったかどうかはさておきすごいなと思いました。





今のところ以上が感想になります。
また追加あったら追記していこうと思います。

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