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君の面影

キョウコは「ノゾミ」と名前を呼ぶと、ノゾミは必死に飴を舐めて居る。
ノゾミは、女の子で、チヅルはノゾミとは同じ所に住んでいた。
チヅルは、男の子で、少しやんちゃで時には優しいそんな子であった。
ノゾミが「チヅル君。本当に授業を受けなくていいの?」とチヅルと遠くの方へと歩いて来たのに
今更ながらチヅルに尋ねた。
チヅルが「今更、尋ねるのが遅く無いか?もう少し状況を見極めてから質問しろよ」とキツく注意をした。
ノゾミは「そうね。でも、今はチヅル授業も受けないでそんな木の上でボケーっとしてないで、早く木の上から、降りて来なさいよ」と注意すると、チヅルが「はいはい。じゃ、木から降りるよ」と言って、木の枝を両手に持って下に降りて行った。
キョウコが来て「あら、2人で何をして居るの?」とチヅルや、ノゾミ達に尋ねた。
チヅルが「あぁ、それがな?ノゾミが木から降りろってうるさくてさ?」とノゾミの事を話に出した。
ノゾミが「だって、授業を受けずにここまで来てサボっているんだもん。そりゃー、何でって尋ねていたの」と話し掛けた。
キョウコが「2人とも?そんなにお互いを責めたってしょうがないわよ。もう少し穏やかに話をしなさい」と返事に答えた。
ノゾミとチヅルは、睨み合って居た。

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