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君とのおもひで

第一小節  僕

僕は、北平 奏。
今にもはち切れんばかりの脱力と、追われんばかりの提出物に嫌気が差していた。
ゆゆが「奏。あんた、最近学校に行ってないでしょう?ズル休みはダメよ」と叱られていた。
奏が「わかった。分かったって。ふぅー、いつもこれだから嫌になる」とゆゆに叱られて不機嫌になって居た。
ゆゆは、僕の母。
いつにも増して、厳しくて辛くて寂しい僕の叱り役だ。
康平が「奏?お前最近、サボってばっかだな。俺なんか毎日学校に行って居るんだぞ」と奏の追われている気持ちに油を刺してくるのだ。
奏が「お、今学校行くから待って居てくれ」と部屋の窓から康平に声を掛けた。
今から机に突っ伏して勉強をはかどって行かなきゃならない。
仕方なく奏は「おい、康平は勉強終わったのか?良かったら、写させてくれないか?」と言うお願いだった。

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