見出し画像

不妊治療中のときのこと

やはり引き寄せに一番必要なものは、「ポジティブなイメージ」であると確信しています。

序章
「自分は引き寄せが得意」
と言っていましたが、こんな私にも現実が何も動かず、良いことがなく、まさに暗黒時代と呼べる時期がありました。

結婚してからなかなか子供を授かれず
最初は「まさか自分が不妊症?」という現実に向き合えず、結婚してから4年経って初めて不妊専門クリニックなる場所へ通うことにしました。


頑張っても頑張っても
まったく先へ進めず閉塞感の日々。

この時、自分は
子供が欲しいということが執着になり過ぎていて、世界のすべてが暗く重く、自分は「持っていない人間」と自分に呪いをかけていました。

自分以外の人は皆幸せそうだな…
どうして私だけ不幸なのか。

外に出ると
ベビーカーを押す幸せそうなお母さんに目を背け、親戚の間でも、友達の間でもベビーラッシュ、会社の同僚の妊娠報告に心が潰れそうになる日々…

終には「もう自分の事を誰も知らない、誰も居ないところへ行きたい」
何も見たくない、聞きたくない、皆子供がいるのにどうして私だけ?、私には生きている価値が無い………

執着とネガティブの思考に飲み込まれ、もうこれ以上落ちる下が無いくらい落ちていましたし、卑屈にもなっていました。

「私には なにも良いことがない」

そう思って泣いて過ごしていました。

諦められることもできず
病院に通う日々

不妊治療助成金の回数にも制限があり、
もうすぐ助成金も貰えなくなるラストチャンスまで来た時、夫婦間で「これで最後」という暗黙の了解の空気が流れました。


もうすぐ終わるならもう切り替えるしか無い

どこかでスイッチが切り変わりました。
たぶん、自分を変えたくて何かできることを探して 部屋のガラクタを捨てる「断捨離」をしていたのも良かったのかもしれません。

子供が出来ないのなら
本当に気に入ったものだけに囲まれて
子供が居る人が普段着られないような
自分が少し背伸びした、少し上質な服を着よう
子供が居ると出来ないような生活をしよう
少し上質の生活をしてみよう
少しでも自分を慰めよう。

と思うことにして
コートや、パンプス、ワンピース
断捨離を期に良いものに一式買い替えしました。

暫くは落ち込んだままでしたが
切り替えもしているうちに、ある日
太陽の光がこんなに綺麗で暖かかったんだ
という 「ただそれだけのこと」 を
感じられる瞬間がありました。
暗闇しか見ていなかった自分には、とても新鮮な感覚でした。

ベビーカーを押して、お天気の中 散歩をする親子を見た時、これまで目を背けて見ないようにしていた私は 気付けば、
自分も『太陽の光を浴びながらベビーカーを押すお母さんの気持ち』になって
本当に太陽の光を浴びながらベビーカーを押してお散歩している心地よさを妄想していました。
そのイメージングは何故か気持ちよく
何度か晴れの気持ちの良い日にしていました。

何か絡まっていたものが少し解けたようです。

夫と、次の体外受精でダメだったらもう最後にしよう。と意思確認し合って
じゃあ、「沖縄にでも遊びに行こうか」
という話になりました。

旅行代金の支払いをしに旅行代理店へ行き、
その足で、不妊治療クリニックへ 最後の妊娠判定を聞きに行く予定日でした。これで最後です。







「妊娠反応出てますよ。」
「え?????」


ここまでの話は実話です。
思考の切り替えは本当に本当に簡単なことではないと思います。
でも、思考の先を、見る角度を少し変えてみたら大きく現実が変わりました。
あきらめた矢先に妊娠したという話を「おとぎ話」のように聞いていましたが、まさか自分に起こるとは。

子供は今4歳となり
幸せに暮らしています。
もう何年もこの話を、誰かの目の届くところに書き残したいと思っていたのですが、
様々な理由で子供を持てなかった方もおられると思うと 今の今までこのことについて書くのは正解なのだろうか?とずっと思っていました。

しかし、現実を変えて
引き寄せや、すこしでも明るさを取り戻せるお手伝いをできるかもしれないと思った時
今、書くべきだと思いました。

辛い思いをしたからこそ
自分の言葉で何かを伝えられると思いました。

妊娠の話だけではなく、
光が見えない状態で出口を見失っている方へ
抜け出せるかもしれないヒントになれば幸いです。

ではでは

最後まで読んでくれてありがとうございますあなたに溢れる愛が降り注ぎますように・゚:*✡。.:*・     
                 hattu





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?