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100人に1人

読者さんの中に、今後、起業しようとしている人がどのくらいいるかわかりませんが、今日はその辺りの話について少し。

そういった人が、これからいろいろミスらないようにと言いますか。

少し稼げるようになると、軽々しく「起業コンサル」とか名乗って活動する人は少なくないんですが、ゼロイチ起業のサポートは本当に難しいんですよね。

既存ビジネスのコンサルの何倍も難しいです(プロジェクトの難易度にもよりますが)。

大抵の場合、商品やサービスがまだなかったり、コンセプトが決まっていなかったり、商品があっても売りたいものを売ろうとしていたり、情報発信をしていなかったり...などなど、理由はいろいろあります。

が、まず「そのジャンルでのチャレンジにおいて成功体験がない」という人を成功に導くのはめちゃくちゃ難しいんですよ。

成功した自分をイメージできないので、成果が出るまでは「自分はがんばれている」「着実に前に進んでいる」という、行動自体に自信を持ってもらうしかないので。

その上で、ビジネスセンスとかマーケティング感覚が必要になります。

なので、僕の感覚では「起業したいです」という人で本当にビジネスが成り立つまで続けられる人は、数百人に1人くらいです。

誰でも起業できる世の中ではあるんですが、ちゃんと成果を出して、しかもそれを10年続けられるかどうかは別の話なんですね。

単発で「月収100万円稼げた!わーい!」という単純な話ではないので、起業する人も起業コンサルする人も、あんまり舐めない方が良いです。

日本はオワコンに向かっている時代なので、確かに起業して自分で稼げるようにならないといけません。

たくさん稼いで良い生活できたら良いね...ではなく、起業や副業はもはや命綱なので。

だからと言って、誰でも簡単にできるわけではないですし、起業コンサルなんてもっと誰でもできるものでありません。

お互いに相当な知識とスキル、覚悟がいるということです。

なので、来るもの拒まずで、起業したい人を受け入れているようなコンサルは全部アウトだと思っといた方が良いですよ。

僕のサービスには起業コンサルのメニューはないんですが、けっこう要望はあって、でも舐めた人は来ないようにめちゃくちゃスクリーニングしていて、それでも「この人ならいけそうだな」と思えるのは100人に1人もいません。

これは才能云々の話ではなく、マインドセットの話です。

とはいえ、スポーツやアートの世界とは違い、ビジネスに関しては、足りない才能やセンスは知識やスキルで埋められるゲームですし、自分の顧客さえ囲い込めれば、100位だろうが1000位だろうが食っていけます。

ハードルを上げすぎてもチャレンジできなくなるので、念のため。

ゼロイチのマインドセットは、「誰でも簡単にできるものではない」のですが、「マーケティングを学んで愚直に実践すれば誰でも成功できる」とも言えるので、この辺のバランス感覚が難しいんですよね。

でも、ここを押さえておくだけでも致命傷は避けられるので、念頭には置いていてください。


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