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【トップパフォーマーインタビューNo.6】S1グランプリの主催者であり、新卒配属から1年以内でトップセールスになった男の人生は“決めたこと”をひたすらに現実にしていくことだった。


こんにちは!トップパフォーマーの研究を日々行っている、白潟総研の服部です。

様々な業界の方にインタビューを行い、その方のトップパフォーマーたる所以を探っていく企画の第6弾!

第6弾である今回は、古瀬さんにインタビューを行いました!

古瀬さんは、
・営業プレイヤー時はトップセールス
・日本最大級の営業の大会“S1グランプリ“の主催者
・1000名を超える営業コミュニティ“セールスギルド”の代表
・法人の営業支援に特化した会社“セールスギルド株式会社”の代表取締役
という、複数の顔を持った方です。

その中でもトップセールスの中のトップセールスを決める日本最大級の営業の大会、S1グランプリは、視聴申込が2300名を超える営業界隈では注目の恒例行事となっております。また自身もトップセールスとして活躍していた経験から、現在では営業支援会社の代表として、日々“売れない”という顧客の重要課題の解決を行っています。

そんな“セールス”という文脈で多方面に活躍されていらっしゃる古瀬さんに、トップパフォーマーたる所以を伺いました!

S1グランプリの主催者。新卒配属から1年でトップセールス。圧倒的な成果を出し続けた古瀬さんの人生。

―古瀬さん、本日はよろしくお願いいたします!まずは古瀬さんがどんなキャリアを歩まれてきたのか、簡単に教えてください!

本日はよろしくお願いします!私は現職含め、今まで3社を経験しました。
1社目がスターティアラボ(現クラウドサーカス)という様々なマーケティングツールを提供している会社でソフトウェアの営業を行っていました。2社目がラクスル、3社目が現職の代表です。ラクスルから現在の会社を起業するまでに、営業コミュニティセールスギルドを立ち上げていたり、営業フリーランスとして独立していたりしていますね。

―ありがとうございます!では、今までプレイヤーとして残されてきた成果/実績を教えてください!
1社目のスターティアラボでは配属から2年でトップセールスとしての実績が出せるようになりました。毎月1位というわけではないのですが、毎月ある社内表彰で1-3位で呼ばれる常連になることができました(入社2年目)。
そして3年目に、最年少の営業マネージャーに就任を果たしました。当時、私が担当していたサービスはとても価値が分かりにくい商品でした。端的に言うと、電子書籍を作り放題のソフトが300万円、というサービスです。このサービスの新規開拓営業に7年間従事していました。売り方が分からないもののターゲティングからテレアポ、商談、売れた後のフォロー、解約率のダウン、アップセル、クロスセルまで一貫して行っていましたね、

2社目のラクスルでは、起業を目指すために職種を変更し、生産管理部として入社しました。そこでは営業時に得たスキルやノウハウも活かしながら、新しいスキルや経験を得て、1億円以上のコストカットを行うことができたのですが、その後営業職に戻り、そこでも成果を残すことができました。ISの売上を2か月で月400%にしたり、年間約1億円相当の売上を作ったりしました。その後は営業で起業することを決め、副業としてスタートアップの営業顧問を始めたり、営業フリーランスになったりしました。その後法人を立ち上げ、現在は3期目で、1.3億の売上着地になりそうです。

成果の秘訣①:“決める”

―目覚ましい成果ですね…!特に配属1年でトップセールスとは驚かされました。トップパフォーマー=普通の人とは違う成果を出せているということだと思っているのですが、普通の人との違いを3つ挙げるとすれば何ですか?

“決め”が強いか弱いか、という違いが一番大きいと思います。私の場合は、1位になるということを決めていました。一度決めれば、そこに向けてやり抜くだけです。時間関係なく没頭しますし、できなければなぜできないかを考えます。1年で全社員を追い抜いて1位になると決めていたので、飲み会にもあまり行っていませんでしたね。

結局はこの“やる”がどの程度のレベルのものなのか、ということだと思っています。“やりたい”では足りないわけです。私の場合は“本気で実現する”という強い想いがありました。
特に私の最終ゴールは「自由になること」通過点として「起業すること」「トップセールスになること」でした。これも、私の中では“決まっていること”なのです。そうすると、トップセールスになるためには何が必要か、起業するためには何が必要か?という思考になりますよね。それが私の場合は配属1年で1位になることでした。配属1年で1位は、とてもハードルが高いことですが、私にとっては通過点でしかありませんでした。だからこそ、“徹底的にやり抜く”
という1日を愚直に重ねることができたのだと思います。とにかく強い意志を持って“決める”ことが何よりも大事なことではないでしょうか。

成果の秘訣②:追い込み、思い込む。

―“決め”の強さですか...!とても身に染みるお話です。もう少し、具体的なお話しもお伺いしてよろしいでしょうか。

もちろんです。具体的には、決めたことを実現するために、“追い込みと思いこみ”の2つを大事にしていました。まずは、どんな成果を出すか、どうなるかを“決める”わけですが、その後は追い込みと思いこみによって決めたことを現実にしてきます。

追い込みは何をしていたかと言うと、周りの人への宣言です。言ったからにはやるしかありません。言ってやれなかったら、恥ずかしいですよね。だからやり抜くことができるわけです。実際に、かなりの努力をしてきました。1年目の大晦日もリストを作っていたくらいです。

思い込みは、とにかく「自分は将来こうなる」「自分だったらできる」と思いこむことです。根拠のない自信を持つ、とも言えますね。自信で言うと、3つの自信が必要だと考えていて、1つ目が会社への自信です。「ウチの会社は絶対に潰れないし、これからどんどん成長していくので、他社ではなく自社と絶対に付き合うべきだ」というもの。2つ目がプロダクトへの自信です。「何ができるか、競合他社と何が違うか、どんなフォローができるか、どんな実績があるか」というもの。3つ目が、自分への自信です。「これだけやっているから、努力しているから大丈夫」「ここまで行動して学んでいれば、大丈夫」「自分が営業担当であるお客様はとても幸せになれる」というものです。

この3つの自信をどうつけるか?ということも考えていました。そのため先輩に会社の想いや哲学を聞くこともありましたし、お客様にプロダクトの価値やなぜ使っているのかインタビューに回ったこともありましたし、営業以外にも経営の本を読んだりしていたこともありました。とにかく、思い込むこと、自信を持つこと、そのための行動を起こすことですね、

成果の秘訣③:強い欲を持つ

―ちなみに、古瀬さんは学生時代から何かに打ち込んだり、成果を残したりされていたのでしょうか?

いえ、私は学生のころから何かをしていたわけではありません。だた、欲はかなり強かったと思います。自分はこうなりたい、こうありたい、という理想が高く、そのせいで現実とのギャップに悩んだこともありました。そのため部活などはしていませんでしたが、高校のころはかなりバイトをしていました。そういった意味で、お金への執着は人よりも強かったかもしれませんね。実際に、自分を追い込むために大学4年にバイクをローンで購入したりして、借金が200万円くらいある状態で大学を卒業しました。そこまで自分を追い込んでいましたね。だからこそ、死ぬ気で頑張ることができたのでしょう。返すまでがめちゃくちゃ大変でしたが。

成果の秘訣④:人生の最終ゴールを決め、逆算する

―トップパフォーマーは誰もが普通の人だったと思います。そこからトップに変われたきっかけ・ティッピングポイントはあるのでしょうか?

20歳のときに、自分の人生についてじっくり考えたときだと思います。自分の人生は上手くいくし、上手く歩んでいけると思っていたのですが、最終的にどういう姿になっていたいか考えてみたのです。その結果、「自由になりたい」と思いました。それを実現するには、時間とお金が必要だとシンプルに思います。なので、何かしら成し遂げないといけないと思ったわけです。成し遂げる=社長というイメージだったので、社長になることを決めました。では、社長になるにはどうしたら良いのか?を考えた結果、“トップセールス”にならなければいけないと思いました。そのため営業が強く、かつ厳しそうな会社に入社をして、そこでトップセールスになり、独立しようと考えました。途中で“営業だけでは足りない”と思いラクスルに転職し、生産管理部も経験はしましたが、結果的には20歳のころに人生の最終ゴールを決め、ロードマップを作り追い続けたことが、その後の人生を大きく変えるきっかけになったと思います。結局、社長になるという中間目標の達成は目標を立てた約14年後でした。

―成果を上げられている時は、強みを活かせている時だと思っています。古瀬さんは自分の究極の強みと究極の弱みはどこだと分析していますか?

強みは、圧倒的な行動力ですね。まず動く、そして継続する、ということをやり続けて来ました。営業ではもちろん、私が創り上げたセールスコミュニティ“セールスギルド”では、4年間ほぼ毎月何かしらのイベントを行っています。この企画・集客・開催を全て自分で行っています。最初は5名しか集まりませんでしたが、今では100名以上の方にお越しいただくことができています。これも行動力と、それを愚直に続ける継続力のおかげだと思っています。一言で言えば、“やり切る力”かもしれません。営業時代にとことん鍛えられた力だと思います。一方で、何かを綺麗にまとめたり、分析したりすることはあまり得意ではありませんね。ラクスル時代にある程度は覚えましたが、もともと得意な仕事ではありませんでした。

成果の秘訣⑤:現実から目を逸らし、回復したら再度現実と向き合う

―ちなみに古瀬さんでもモチベーションが下がったり、仕事に対して後ろ向きの気持ちになってしまったりすることもあるのでしょうか? ※その際はどう解消していますか?

かなりありますよ!成長を感じることができていなかったり、思ったように物事が運ばなかったりした際に、「今日は仕事やりたくないな〜」と思いますね。そういうときは、一旦仕事を頭から消すようにしています。仕事とは全く関係ないことをするのです。マンガを読んだり、動画を見たり、生産的とは言えないことをするようにしています。そうすると徐々に回復してくるので、再度現実を見つめ直します。すると、頭がリセットされ、何をどれだけすれば良いかが明確になってくるので、また頑張ることができます。このように、限界を感じた際は一度現実から離れ、回復したら再度現実に向き合い、努力を重ねる、ということを繰り返してきました。

―これは読者の多くが気になることだと思うのですが、アフター5や土日は何をして過ごしていますか?

現状は仕事をしていることが多いですね。アフター5はほぼ存在しないかもしれません。コミュニティのイベント、会食、交流がある際は出席していますが…!ただ来年からはもう少し仕事以外の時間も増やしたいと思っています。バイクに乗ったり、妻と旅行に行ったりしたいですね。

土日は、夜だけは予定を入れないようにしています。朝・昼は仕事をするときもあれば、しないときもあります。だいたい土日の半分が仕事、もう半分がプライベートの時間、という形ですね。スターティアラボに在籍していた時間は、もっと仕事に時間を使っていました。「営業が趣味です」というレベルだったような気がします。これからの人生は、仕事とプライベート両軸で充実した生き方をして行きたいと思います。

―ありがとうございました!

今回は古瀬さんにインタビューを行いました。

古瀬さんの場合は、
・“決める”
・追い込む、思い込む
・強い欲を持つ
・人生の最終ゴールを決め、逆算する
・現実から目を逸らし、回復したら再度現実と向き合う
という5つのポイントの相乗効果によって、トップパフォーマーへと昇り詰めました。

また次回の記事も読んでみてください!!


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