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ASD児者が最も苦手なコミュニケーションスキルとは?

お疲れ様です。
東京都世田谷区用賀中町の発達障害グレーゾーン児の子育てお悩み相談オフィスのゴリッキーこと松本力哉です。

本日は、ASD児者が最も苦手なコミュニケーションスキル、というテーマでお話をしていきます。

ASDの方は、コミュニケーションが課題となることが多いですが、その中でも、最も苦手なことって何だと思いますか?

それは、「相談すること」です。

ASDの方は、例えば、鉄道の知識など、自分の好きなことや、定形発達の方から見るとどうでもいいことについては、とても流暢にスラスラ話すのですが、本当に自分が一番困っている肝心なことについては、なかなか話しません。

例えば、ASDの中学生の保護者から、「子どもが松本先生に悩みを相談したいからカウンセリングをお願いします。」とお願いされて、その機会を設定しても、どうしても、どうでもいい会話から始まり、なかなか核心の部分の自分の悩みが話せないのです。

その場合は、話を聞く支援者が、うまく悩みを話せるように引き出してあげるスキルが必要になります。

成人期になれば、克服して相談するスキルを習得する方もいますが、成人期になっても、なかなか人に相談できないケースは多いです。

大切なことは、子どものうちに、信頼できる大人に相談をして、解決して事態が好転したという経験を積むことです。

いかにも「相談です!」という機会として設定してしまうと、彼らも話しにくくなってしまうので、そのような形式でなくてもいいと思いますし、必ずしも、相談しようという意識が働いていなくてもいい思います。

うまく相談をして、解決させるという経験を積ませるのは、支援者やカウンセラーの腕の見せ所だと思います。

そして、もう一つ重要なポイントは、彼らが困っているときに泣いたり、騒いだりといった一見、不適応とされる行動や、どうしようもなくなって、お母さんに「お願いだからやってくれ」と要求したりする場面が、彼らの困り感をキャッチしてあげるチャンスであるということです。

そのような場面をうまくキャッチしてあげて、相談するスキルの獲得に結びつけてあげることが大切です。

そのような時に、「そんなことは自分でやって」と見放したりするのではなく、できないこと、困っていることを明確にしてあげて、どうすれば解決できるのかを丁寧に教えてあげる、寄り添ってあげること、そのような態度を示してあげて、「相談する」という学習を促してあげることが非常に重要になります。

そのような態度を示してあげることで、「困ったら相談すればいいんだ!」と、相談することが選択肢としてアリなんだということを学んでいけるのです。

本日は、ASD児者が最も苦手なコミュニケーションスキル、というテーマでお話をしました。

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