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日曜の過ごし方

日曜日といえば、平日大変な労働を強いられる私にとって貴重な休養日であるが、逆に「ああ、明日になればあの厄介な案件の回答を作らねばならんな…」と思わせる憂鬱な日でもある。
そんな時、私は決まって外出をするのであるが、そんな現実逃避の舞台としてよく私が選ぶのは、丸の内および有楽町、もしくは神楽坂であるが、本日は丸の内を選択した。

丸の内辺りは別に見どころが多いわけではないのだが、丸善の丸の内本店がある。蔵書の量はやはりそれなりにあるため探せば大抵の本は見つかるし、通常の書店では取り扱いが無いような輸入書があったりしてなかなか趣がある。また、有楽町や銀座方面に足を運べば、大抵のブランドショップは揃っているため、服の買い物に困るなんてことはほぼあり得ない。食事も探せば美味しいものにありつける。

そんな至れり尽くせりの街で今日は時間を潰すに至った。
私は有楽町線ユーザーであるため、有楽町駅で降りる。三省堂書店を横目に銀座側に向かい、東急プラザへ。BOSSのジャケットを物色して自己承認欲求を高めつつ(高すぎて購入はしない)、sotの財布を買いたいなあ(買えない)と思いつつ建物内を徘徊し、結局何も買わずに東急プラザを後にする。その後ふらふらと辰野金吾という名匠が設計したという近代建築の雄、東京駅の隅に出つあち、そのまま東京駅を横切り、oazoの丸善に吸い込まれて2時間、「のあ先輩は友達」の3巻を購入し、東京駅で高いラーメンを啜って帰宅。

何の意味もない1日だ。

最近の二十代は休日を有意義に過ごそうと躍起になっているようであるが、こうした大して意味のない休日を過ごすことにこそ意義があることを改めて認識されたい。

今週もよろしくお願いします

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