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新旧カメラ遍歴 第4回:K-mは今がいちばんカワイイ(PENTAX K-m + SMC 28㎜ f2.8)

 この記事はカメラ趣味を再開した筆者が、カメラに関わることを書き綴ったものです。
 今回は、男ユーザーしか想像できないカメラメーカーが製作した、女性向けデジタル一眼レフについてです。


オールドコンデジとCCDセンサー

 少し前は若者の間でフィルムカメラが流行っているなんて言われていましたが、その波はオールドコンデジに波及しているとのこと。特に2010年までのCCDセンサーが注目されているそうです。
 なんだ最近のレトロ趣味はと思うかもしれませんが、20代にとっては中学生の頃の機種は、そこまで遠い過去ではないのかもしれません。
 昨今のカメラ高騰下でも安価に買える点とSNSにはこの頃の画素数(600万画素)で十分なのも理由だそうです。キタムラのフィルムデータもそのくらいですね。

夕方に開放側でパシャリ。確かにSNSにはこれで十分かも。

 CCDセンサーの詳細は知りませんが、最近のデジタル描写よりマイルドでフィルム側の色合いに近い、なんて意味合いで言われてる気がします。

え、これで十分じゃない

 大学一回生の新勧期。カメラ部のブースに600万画素機を持って話に聞きにいったら、「デジタルなんかでここに来るな」とけんもほろろに断られたのを思い出します。あのカメラ部員はまだ写真をとっているんだろうか、そもそも卒業できたのだろうか。
 あの頃、フィルム志向なカメラ部員たちにけなされていたカメラたちの一つが、PENTAX K-mです。メルカリでレンズキット付きが6000円くらいでした。k-mはミニマムサイズの一眼レフが売り文句ですが、PENTAX最後のCCD機でもあります。600万画素もあればハガキサイズには十分で、倍近くあるk-mの1000万画素ならA4~A5くらいはいけます。
 キットレンズの18-55はあまりパッとしなかったので、28㎜のSMCをつけてフルサイズ換算約40㎜で運用しています。カメラの液晶画面は貧弱なので、撮った直後はわかりませんが、思った以上に撮れるカメラです。

手振れ補正あるので、2段くらいは安心
昼なら絞ってこんな感じ
ぱっと撮った写真でもこれくらいの質感はあります

ミニマムに運用できる頼もしい相棒

 手持ちの機材と比べると、ニコンD90よりは気持ち二回り小さいです。古いデジタル機で問題になるバッテリーも、単三電池ですから問題ありません。その分撮影可能枚数は少ないです。本当、リコーペンタックス好きなんですよ。ここぞの時の信頼性でメイン運用はできないんですが。
 女性にターゲットを絞ったマーケティングでしたが、このサイズだと男なら右手だけで扱えてわるくない感じです。マニュアルレンズでも工夫すればいけます。使いどころをスナップ辺りに限れば、現行機種とも引けを取りません。
 何回か使ったら手放そうと考えているk-mですが、この記事を書いているうちに手放したくなってくるくらいには、カワイイやつですよ。本当に。

コンデジとしては大きめなGRⅢと。パンケーキレンズと相性がよさそう


奥行きはややあり。


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