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バーレスク東京

ずっと行きたいと思っていたバーレスク東京に行ってきた。
結論、めちゃくちゃ楽しい場所だった
正直なところ、可愛い女の子がエロい格好をして学芸会みたいな歌と踊りを見せてくれる場所なんだろ?というナメた想像をしていたのだが、そんな舐め腐った考えでいたことを心から謝罪したい。
バーレスク東京はショークラブとして、プロフェッショナルを感じさせる、素敵大人遊園地だった。


開演まで

今回行ったのは21時15分開演の回だったのだけど、21時までには着席しててくださいとの記載があったので20時40分過ぎくらいにバーレスクに到着。すでに長蛇の列が出来ていた。
今回行ったのは地下2Fに会場がある普通の「バーレスク東京」だったのだが、地下1Fにも「バーレスク東京spark」という業態が先日出来たようで体感の行列は2倍になっていたのかもしれない。
「バーレスク東京」と「バーレスク東京spark」の違いは調べてみてもよくわからなかったのだけど「バーレスク東京」が楽しかったのでsparkの方にも行ってみたい。

ゆっくりと進んでいく行列を抜けると予約の名前を聞かれ、奥のソファ席に通された。
一番安いノーマルプランで予約をしていて、この時は何もわからなかったのだけれど、後々調べてみたらどうやらここはVIP席だったようだった。
前の席のおじさんはシャンパンを頼んだりして、女の子が近づいてくる時間帯はほぼ2,3人がおじさんの周りにずっといるような状態だったので、色々腑に落ちた。
年末で満席だったこともあり、VIP席に空きがあればタイミング次第でもうそこに入れてしまえということなのだと思う。このシステムは多分どんな時でも共通のはずで、運が良ければVIP席に通してもらえるというのはなかなかありがたいシステムだなと思う。
俺はあんまり人混みが好きではなく、本来通されるはずの最安プラン席はVIP席よりステージからは近いものの、他のお客さんとの距離がめちゃ近いので、ソファに座りながら、ゆったりショーを観れるのはとても良かった。
バーレスクに満足した要因の一つとして、間接的ではあるけどこういう事情もあったと思う。
今回俺はあくまで体験をしに行っただけなので、元からあまりお金を使う気もなく、VIP席に座っていながら大したお金を使わなかったことに後ろめたさはあったが、まあそこは時の運ということで。

ちなみにVIPVIPと言っても、通常のノーマルプランから+7000円でVIP席を取れるので、初めてであってもゆったり観覧したいと思うならVIP席を予約しちゃうのは割とアリなんじゃないかなと思う。

バーレスク東京のシステム

ところでショーの内容に触れる前に、お金の話をしておきたい。
バーレスク東京という場所はお金があればあるほど楽しめることに間違いはないのだが、ノーマルプランなら5500円から予約できるし、VIP席でも12500円。めちゃくちゃ敷居が低いことに驚かされる。飲み放題も+1500円でつけられるので「お金絶対に使わないぞ!」と意気込んで入るなら、それ以上のお金はかからない。

ではどこにお金がかかるのか?
バーレスク東京ではRIONというバーレスク内限定の通貨にお金を交換してチップとして使用する。10RION=1000円から販売されていて、10RION購入すると10枚のお札に似たRIONが受け取れる。
これを女の子が近づいてきた時に胸やお尻に挿してチップとして渡すのだけど、この仕組みが本当に上手いなあと感心する。
これ、チップをRIONに変換しなかったらどうなるだろう?

小銭をチップとして渡すわけにはいかないので、チップの最低単価が1000円になってしまう。
お金を持っている人はいいけれど、普通の一般客は1000円も2000円も1万円もそうぽんぽん出せる金額じゃないだろう。
旅行先の海外とかなら、金銭感覚がバグってバンバンチップを払ってしまうなんてこともわからんでもないけれど、言ってもここは六本木。
2時間ほどのショーを終えて帰宅するのは他でもない自宅である。
そんな中、1000円=10RIONという通貨に交換することで、お金がある人もない人も、1回体験しに行ってみよう!と気軽な気持ちで来た人も、最低限楽しめるように設計されているのがバーレスク東京という場所であり、このRIONという仕組みだと思う。

1枚はたかだか100円の価値しかないけれど、人気のダンサーはもう挿すところがないんじゃないかってくらいあらゆる紐にRIONが挿さっているし、それこそ最大限に楽しんでいるお客さんはバケツいっぱいのRIONを購入して(多分1万とか10万円分なのかな?)それをそっくりそのままダンサーに渡したりしている。
チップを渡すとそれがたかだか100円の価値しかなかったとしても女の子たちはとても喜んだ姿を見せてくれるし(営業スマイルであったとしてもね)、その瞬間がゆっくり女の子と話すチャンスでもあるので、これがバーレスク東京最大の楽しみ方であり、魅力なんじゃないかなと思う。
なので初めてバーレスク東京に行くならせめて10RIONくらいは購入してチップを渡す快感を味わうことをおすすめしたい
チップがどれだけダンサーの手元に入るものなのかはわからないけれど、月間で受け取ったチップの枚数で序列が変わったり…みたいなシステムは裏側で存在するんだろうなーと思うので、気になる子には1枚でも渡す価値はあると思う(知らんけど)。

いよいよ開演

さてソファ席に通されたところに時間を戻す。
バーレスク東京の入場料は事前にクレジット決済もできるのだけど、連れと二人だったため、相方が急遽キャンセルなどになっても大丈夫なように当日支払いにしていた。
予約名を聞かれたタイミングでも、入場のタイミングでも支払いがなく、いつ支払いするんだろうなーとソファ席で待っていると、結構時間が経ってからスタッフさんがやってきて席で支払いをすることができた。
年末で忙しかったこともあるのかもしれないが、この辺のルールの説明があまりにもなさすぎたし、箱に対してスタッフの人数はあまり足りてるとは思えなかった
例えば、何を勘違いしたのか俺は10RIONが基本プランにもともと付いているものだと思っていて、ショーの途中でQRコードからRIONを注文したのだけど、そのRIONをいつ受け取れるのか、その支払いをいつしたらいいのかもよくわからなくて、結局隣の人の飲み物を持ってきたタイミングでスタッフに尋ねるなどした。
前述した「バーレスク東京sparkが一体なんなのか?」も含め、HPなどをみても当日の流れが完全にはわからないことも多いので、強いて言うならばその辺は少しマイナスポイントだった。
とはいえ、その辺は正直なところご愛嬌というか、パーっと騒いで楽しもうよ!というバーレスク東京の性質を考えた時に、そういう細かいことをネチネチ言うのも違うのかもしれない。

ちなみにショーが始まるのを待っている間にも、オープニングショーみたいな感じでおそらく新人的な立場であろうダンサーがポールダンスを踊っていたり、女の子たちが挨拶回りに来てくれたりする。
その段階でRIONを持っていれば、多分このタイミングでRIONを渡してもいいんだと思う。

さてショーはどんなものかというと、これを文章で表現するのは難しい。
難しいのだが、バーレスク東京は一部のショー以外は撮影OKなので、ショーの内容はYouTubeに腐るほど転がっている
故にそれを見るとイメージがつきやすいというか、そっくりそのまんま内容がわかる。
ただ、これはバーレスクに限った話ではないけれど、なんだって基本的には生で観るのが楽しいし、生の迫力には敵わないと思うので、ぜひ一度足を運んで体感してみてほしい。

イメージ的にはえっちなAKB48劇場みたいな感覚が近いのかなーと思う。基本的に女の子は終始、下着同然の姿で歌って踊っている。
女の子のルックスもめちゃくちゃレベルが高いし、多くの楽曲ではステージで歌って踊っている以外の女の子が客席に降りてきては、至近距離でお客さんにアピールしたり、踊ったりしてくれるのだ(繰り返すが下着同然の姿で)。
前述したVIP席のおじさんは、ほぼキスするやん!ってくらい顔近づけられたりしていて、なんというか、有り余るお金をこういうふうに使うのもそれはそれでオツかもしれないな〜なんて目線で俺はそれを眺めていた。

※後日AKB劇場公演にも行ってきたのでそちらも是非

ちなみに一部の撮影禁止のショーについては、YouTubeで上がっているような類のショーに比べて一段階えっち度が上がる。
どんなもんなのかは足を運んだ時のお楽しみということで、観に行ってみるといい。

ショーが終わると、また開演前のように女の子たちが挨拶回りに来てくれる。この時間がいわゆる「チップを渡しましょう!」と大々的に運営側が打ち出している時間になる。
開演前に挨拶に来てくれて、こちらの顔を覚えてくれている子がショーの間もわざわざこっちにレスを送ったりしてくれることが多いので、開演前の挨拶タイムと終演後の挨拶タイムはバーレスク東京を楽しむには結構大事で、購入した10RIONはなんやかんやでほぼ開演前に挨拶に来てくれた子たちに渡してしまった
ただ終演後に全員が必ず挨拶に来てくれるわけではなく、特に人気のダンサーは至る所で足が止まるので、自分たちのところまで辿り着かずに入れ替えの時間になってしまうこともあることに注意したい(ラストの3部についてはどういう仕様か不明)。

感想

総じて大満足の2時間だった。
さっきえっちなAKBという表現をしたけれど、バーレスクのダンサーたちはSNSを結構熱心にやっていて、バーレスクをきっかけにメディアに進出したりインフルエンサー業に注力したり、あるいはバーレスクダンサーそのものを目的でやっている子もいるだろうが、とにかくなんというか推しを見つけてダンサーを応援しよう!みたいなコンセプトが根底にある気がして、そういう点で、会いに行ける劇場型アイドルのAKB48のシステムと極めて酷似している気がした。
ロリ系、ギャル系、綺麗系、可愛い系、いろんなタイプの女の子がいるので絶対に好みの女の子が見つかると思う。
まあ、バーレスク東京に限った話ではなく、この手の類の遊びを本格的に楽しもうと思ったらお金がかかることに変わりはないのだけれど、お金があるけど、使う先がないんだよな〜という人にとってはいい趣味になるかもしれないし、そうではない人でも楽しめるような作りになっているので、たまのご褒美に遊びに行ってみるのもいいのではないだろうか。

また行く…かも。


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