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 きょうは、本来であればきのうにひきつづき、テクニカルな話をしようと考えていたが、1日を通してこれを考える暇がなかったので、一拍おくことにする。

 フィクションの立てかたというか、フィクションの導入というか、はやい話が「上手な嘘のつきかた」についての覚書き的なものを書こうと思っていた。

 これはあくまでも、わたし個人の見立てにすぎないが、ここ数年ずっとラノベで「異世界転生もの」ばかり量産されているのは、それがいちばん嘘がつきやすいからだと考えている。
 数日前の記事では、「てっとりばやく売れるマーケットを見つけたから」と指摘したが、あれは売る側の視点に立った考察で、こちらはつくり手の視点に立った考察。

 ファンタジーにせよ、SFにせよ、ホラーにせよ、奇譚にせよフィクションをつくるうえで最もむつかしいのは、「自然な嘘をつくこと」であって、どんなに面白そうな設定やプロットを思いついたとしても、いざ文章に落としこむ段になったときにつまづいてしまっては、作品としてカタチにすることができない。

 そんな話をしたかったけれど、明日に持ち越し。例文を考えるのが大変そうだから、もしかしたら明後日かも。

わたしの活動が、あなたの生活の一助になっているのなら、さいわいです。