いすみ鉄道で菜の花浴びてきた記
コロナでいよいよ家に引きこもる日が続きそうですが、少し前の春分の日の連休の中日に、思い立って千葉のローカル線、いすみ鉄道に乗ってきました。外出気分をお届けできればと思い、日記にしたためてみます。
前から行きたいな〜と思っていたところ、東京からのアクセスの良さに、いつでも行けるが故に全然行かない現象が発生し、もう数年寝かせていた小旅行プランでしたが、土曜日の朝起きたら、今日がその日なんじゃないかと思えたので、唐突に行ってきました。
東京駅に向かいながら色々調べた結果、どうすれば楽しく回れるのかって情報に乏しく困惑したので、これから行こうと思っている方向けに、検討過程と実際の旅程を書き記して起きたいと思います。
(いつもこの手のマイナー旅行記を書くたびに、RPGに登場する勇者に冒険のアドバイスをするジジイをイメージしている。これって源流は何なんだろうと思っていたのだけど、この前とある漫画を読んでいて、これが源流に違いない!と思えるジジイに出会った。BASARAだった)
BASARA面白いよね。
下調べの方法
大抵旅行に行く時には、「RETRIP」をアプリで見ることにしています。
※「icotto」も見るけど、広告が多すぎるというか、次のページに送らせる頻度が高すぎて、見づらいからあんまり好きじゃない。
しかし、そんな頼れるRETRIPでも、いすみ鉄道の情報は殆ど乗っていない…ので、「いすみ鉄道 菜の花」などと検索。
今回はこちらのページにお世話になりました。
特に二つ目の個人ブログでは、撮影地までの道のりをGoogleマップで見ることが出来てとても親切だった。有難うございます!
下調べをした結果、大原駅をめざそうという結論に。以下、実際の旅程を書き記しておきます。誰かの旅の道しるべになりますように(ジジイ気分)。
10時過ぎに東京駅着(遅)→10時33分東京発→12時22分大原着(遅)
10時過ぎに東京駅に着く時点で、本気で電車に乗ろうとしている方々(本気で電車に乗るって何だ?)からしたら叱責したくなるほど舐めた態度で旅がスタートです。
東京駅から大原駅をめざすのですが、如何せん大原までたどり着く電車の本数が多くないので、駅に着いてから電車が動き出すまで30分ほど待つという大惨事が発生。ここ東京駅だよね??そんなことある???
仕方がないので、気分を切り替えて素敵な朝食をゲットすることにしました。駅構内の地下にあるDEAN&DELUCAでご機嫌なサンドウィッチをゲット。
一つ360円くらい。スモークサーモンのやつと卵のやつとアボカドベーコンのやつ。全体的に所得の高い味がした。サーモンのやつが一番美味しかったです。
でぃーんあんどでるーかで売っているものたちが軒並みおしゃれで、ホームパーティしたい欲が高まった。
12時36分大原発→13時03分城見ヶ丘駅着
大原駅に到着し、一度改札を出ていすみ鉄道に乗り換えます。券売機と窓口と、どちらでも乗車券が買える模様。
何人か駅員さんが居て、「五井駅(小湊鐵道の終着駅)に行くなら”房総横断乗車券”がお得ですよ〜〜」と誰に言うでもなく声を上げていたので、その助言に従い横断乗車券を購入しました。1,730円。
乗車券を買うところにお土産なども売っていたけど、乗り換えの時間があまり無かったのでそこはスルー。
電車を乗るところで乗務員さんに乗車券を見せます。すると、「五井まで行く場合、この電車だと小湊鐵道への接続にだいぶ時間がかかるので、大多喜駅での途中下車をお勧めします」と教えてくれた。し、親切…。
今回乗った急行は2両編成、車内は山手線などでも見かけるビジョンがついていたりして、予想以上に綺麗だった。(経営難という記事を読んだけど、頑張っているんだな…)
発車5分前くらいで、車内は9割程度の埋まり具合。あえて立っている人もいるほか、ボックス席にちらほら空きがあるような状態。わたしはボックス席の横にある、横並びの座席に座ることができました。発車ギリギリだと立つしかないかもしれないので、乗り換えはさっさと済ませるのが吉だな〜と思った。
定刻通りに列車が発車し、車内アナウンスで車窓の見所(右手に桜並木があるとか、左手に菜の花がよく咲いているとか)を教えてくれるので、あちこち眺めてきゃっきゃうふふするなどした。
お昼ご飯の時間帯だから、途中下車してご飯が食べたいな〜と思い、これも電車の中で調べるなどした。それと、せっかくなので「車窓からの菜の花」ではなく、「菜の花の中を走る電車」の写真も撮りたい!と思い、撮影スポットとランチが食べられる場所を兼ねた下車駅を探すことに。
先ほど乗務員さんに勧められた大多喜駅を中心に探すも、中々刺さる場所が無く、候補に上がったのが「城見ヶ丘駅」。大多喜駅の一つ手前です。
こちらの「リストランテ UNO」さんにすっごく行ってみたかったのだけど、
ランチのラストオーダーが13時半、駅から徒歩10分で、すっごいギリッギリになりそうだったので今回は見送ることに。でもすごく素敵な雰囲気なので、いつか行ってみたい。
代替案として浮上したのが、ラーメンハウス・パティーネ。
ショッピングセンター内の店舗なのに実力派、と言う口コミが決め手でした。(ちなみに、同じショッピングセンターに入っていたハンバーグ屋さんも美味しそうだった)
そうこうしている内に、城見ヶ丘駅に到着。当然無人駅。過ぎ去って行く電車を撮影するなどして、ラーメン屋さんをめざしました。
ラーメンハウス・パティーネのたけのこラーメン
見出しの通り、このお店の名物は、たけのこをメンマ代わりにした「大多喜たけのこラーメン」だそうなので、それと餃子をいただきました。餃子は6個で330円、良心的!
あっさりしつつもコクのある醬油スープと、モチモチしてて味がしっかりついている麺と、網焼きされたチャーシューと、ぽりぽりかじるタケノコ!(そして+120円でトッピングした味玉)
餃子も肉と野菜の甘みがちょうど良くて、皮がパリッと上手に焼けていて、小ぶりでパクパク食べられて……クオリティたかっ!
ジブリのジグソーパズルが壁にかけられ、カウンターには漫画が設置され、とってもノスタルジックな店内もいい感じでした。お勧めです。
小湊鐵道への乗り換えまで時間があるので撮り鉄に挑戦
時刻表とにらめっこした結果、次に電車に乗るのが14時58分になることが判明。以下、時刻表をご参照ください。
※いすみ鉄道HPより抜粋の上加工
そこで、まずは14時に城見ヶ丘駅に到着する電車を撮影することに。場所はこの辺。
橋の上からやって来る電車を狙います。出来栄えは、さっき貼ったツイッターをご参照くださいませませ(さだまさし意識)。
続いて、14時32分に城見ヶ丘駅を出発する電車を撮りに、冒頭ご紹介したブログに乗っていたフォトスポットに向かうことに。駅から歩いて約15分ほどです。
半端なくのどか!最高!
写真スポットはこんな感じ。「菜の花畑に入らないでください」と言う看板あり。マナーは守りましょうね。
他に人がいないので、ゆったり電車を待つことができました。
ウッ、
ウワワッ、
アア〜ッ、
下手くそでした。自分の狙ったところまで電車が来るのを待たないといけないのだと思うけど、待ちきれずに撮ってしまうのだよな。
14時58分城見ヶ丘発→15時23分上総中野着
撮影を終え、城見ヶ丘駅に戻ります。何度この辺りをウロウロすれば気が済むのか。やってきた電車は1両編成、立っている人も大勢居てそれなりの乗車率でした。窓際に立ち、車窓を眺めながら上総中野駅へ。
下車する際、乗務員さんに切符を見せます。窓の向こう側には小湊鐵道が!
(唐突なポラロイド風)(写真アプリで遊んでいた)
15時29分上総中野発→16時41分五井着
発車直前に乗り込んだ時には、ほぼほぼ満席の状態。全席横並びの座席ですが、比較的ゆったり座っているので詰めればもう少し座れそう?
(発車後の車内、レトロさがたまらん)(写真アプリをまだ使う)
温泉や滝があることで有名な養老渓谷駅で、帰宅するであろう方達が乗車してきて、車内は結構な混雑に。外国人観光客と思わしき方達もちらほら。
養老渓谷から少し走ったところで、菜の花の名所になっている「石神の菜の花畑」へ突入!すごい沢山人がいてびっくりした。笑
この日一番の菜の花!
いや、人すごっ!
しばらく森の中を走った後、トンネルが続き、気がつくと市街地の中を走っていました(ウトウトしてた)。車窓の風景は、いすみ鉄道の方がのどかで好きだな〜。
あっという間に(寝ていたので)五井駅へ到着。ホームから階段をのぼったところに駅員さんが居て、ここで乗車券を確認するスタイルでした。
いちはらカフェで甘いものを補給
さて、まだ17時前なのでここらでお茶したいね〜ということで五井駅前でいい感じのカフェを探しました。駅前に”めちゃくちゃ隠れてる隠れ家”があるとネットで見かけたので行ってみることに。
お店の場所が分かりにくすぎて笑った。
進むの…?ここを…?
合ってる…
(道中が真っ暗だったり水商売のお店が横にあったり、怪しさすごくて笑った)
お店の中に入ると、天井が高くて、ロフト席もある、マァ開放的でお洒落な空間が広がっていました。
紅茶の種類が沢山あって、やった〜〜〜〜ってなった。Vanilla Beanという紅茶と、チーズケーキをいただきました。チーズケーキは一つしか頼んでないのに二つみたいな感じで来てやった〜〜〜〜ってなった。
18時18分五井発→19時26分東京
小一時間ほどお茶を楽しみ、とうとう帰路へ…。行きは外房線でしたが、帰りは内房線で再び蘇我へ。蘇我駅どっちにも繋がってるんだな…すごいな…。
車内はちょっと混んでいましたが、何とか座れたので再びうとうとしながら帰宅しました。お疲れさまでした( ͡° ͜ʖ ͡°)
まとめ:いすみ鉄道を楽しむコツ
行き当たりばったりで行って来ましたが、「もっとこうしておけば良かったな…」と思うことも結構あったので、後世に向けて書き残しておきたいと思います(蘇るジジイ的思想)。
・とにかく早く鉄道に乗った方がいい
→正直これに尽きます。いすみ鉄道も小湊鐵道も、一時間に一本程度(時間帯によってはもっと少ない)しかないので、途中下車するのが結構難しいんですよね。もっと途中駅でお茶とかしたかったのですが、そこを断念してしまったので。
・元気なら、電車は先頭か最後尾に立つと強そう
→車窓から菜の花を眺める場合、菜の花畑は先ほどの養老渓谷周辺にしかなくて、道中に広がる菜の花は線路先を彩るように植えられているので、窓から覗き込むような形になります。(花畑の中を走る電車…という代物ではないので、そこはなんていうか、期待しすぎない方がいいかな?)
→なので、元気な方は車両の端に立つと、両脇に菜の花が見えていい感じになると思います。
おまけ:行ってみたかった場所まとめ
最後に、道中で色々調べたときに、うわ〜〜これ行きたいな〜〜と思ったものの、時間の関係で諦めたスポットをご紹介しておきます。参考になると嬉しいですが、行ってない場所なので肩透かしだったらごめんなさい(てへぺろ
・栗又の滝(最寄駅:上総中野駅)
→有名スポットですね。駅からも遠そうなので、正直車で行った方がいいのかもしれない。
・リストランテ UNO(最寄駅:城見ヶ丘駅)
→先ほどもご紹介したところ。行ってみたかったなあ
・ぽっぽの丘(最寄駅:国吉駅)
→昔の鉄道が保存されている場所らしく、電車の中で卵かけご飯が食べられるという珍体験が出来る場所だそうですよ。公式HPによると、台風15号の影響で鶏卵事業を廃業することになったとのこと。復興支援にもなるので、訪れてみたいですよね。(でも最寄駅からタクシーで15分かかるということなので、ここも車で行った方がいいのかなぁ)
最後までお読みいただき、有難うございました!いつも文章を書こうとすると、ダラダラと長くなってしまうので、こんな長文を読んでいただき有難い限りです。
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