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「実践スタンフォード式デザイン思考」の書評と要約

どうもこんにちは、普段は読書感想ブログにて切々と推しを推す活動に従事する者です。(趣味:従事)

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さて今日はKindle Unlimitedで読んだ「実践スタンフォード式デザイン思考」について書こうと思います。

今回もそうですが、Kindle Unlimitedはキャンペーンでお得な価格の時だけ利用させていただく駄目ユーザーです。あんまりこう…絶対読みたい!みたいな本が少ないっていうか。読んでもいいかな〜(謎の上目線)と思う本ばかりというか。

その中でも本書は、デザイン思考のステップが著者自身の経験(スタンフォードd.school卒)を交えてかなり具体的に書かれており、なかなか勉強になりました。

Kindle Unlimited会員はもちろん、普通に買ってもいいと思います。

↓こちらの記事で、以前のキャンペーン時に読んだ本をまとめています。よろしければ↓

(レシピ本が沢山読み放題対象になっているので、最近はレシピ本を眺めてることが多いです)

自分なりの要約


・デザイン思考とは、「(問題を解決する方法を)設計(Design)するための考え方(Thinking)」であって、方程式のような「解き方」ではない

・デザイン思考の流れは、①共感(Empathize)、②定義(Define)、③アイデア(Ideate)、④プロトタイプ(Prototype)、⑤テスト(Test)。

・①共感はインタビューによるニーズの聞き取り。好きになった相手のことを知りたいと思うのと同じ気持ちで、何に困ってるのかをよく聞く。

・②定義と③アイデア出しはブレスト形式。よいブレストを行うためのコツは、⑴ファシリテーターを見つける、⑵スペース(ブレストやる場所の雰囲気大事)を見つける、⑶チームにエネルギー(お菓子とか)を与える、⑷トピックを明確にする、⑸時間を設定する 、⑹人数は6〜8人

・②定義は「いま、我々が解くべき問題」を定義することが目的。問題設定が大きすぎても小さすぎてもうまくいかない。(外国人観光客が切符を買うのが難しいという課題に対して、”切符のシステムが問題”とすると話が大きくなりすぎるし、”自動券売機の言語切り替えボタンが分かりにくいのが問題”とすると話が小さすぎてしまう。この問題設定であれば、「どうすれば外国人が切符を買う体験をよりよくできるか?」という問いにすると、広がりが期待できる)※大体”体験”と言っておけばどうにかなる

・③アイデアでは、ブレストによって生まれた様々なアイデアを、何らかの指針に基づいて絞り込みを行う。著者の指針は、⑴最も成功する可能性が高そう、⑵最もユーザーを喜ばせる可能性が高い、⑶最も画期的であるか、の三点。

・アイデアが決まったら、④プロトタイプのステップに移る。プロトタイプとは、「できるだけ少ないリソースでつくる、テストに耐えうる試作品」のこと。厚紙とかで作るのが定番だけど、パワポとかでもいい。素早く作って試すことが大事。

・プロトタイプができたら、⑤テストに移る。予め判断基準を決めた上で、ユーザーにテストをお願いする。意図や使い方をあまり説明せず、使ってもらっている様子を観察し、その後にできるだけ詳しく、深掘りして感想を聞くことが重要。

畏れ多くも書評する

書評って何なんでしょうね…?と毎回思いながら、ただの感想というよりも批評するんだという気持ちで本書の良いところ・もう少しなところを書いてみます。

●いいところ
・はじめてデザイン思考に触れる人にも分かりやすく読みやすい。
・具体例を多く出してくれているのでイメージが湧く。
・デザイン思考の方法だけでなく、ファシリテーターのコツやブレストにおけるアイスブレイクネタがしっかり書かれており参考になる。(特にアイスブレイクネタは何かの役に立つかも)
・ツールキットというデザイン思考を実践するときに役立つフレームワークがたっぷり紹介されており、このキットに沿って進めれば何らかのアウトプットが出せそうという気持ちになり心強い。

●もう少しなところ
・良くも悪くも初心者向けなので、実例の紹介などは無い。
・読んでも尚、プロトタイプ製作のイメージがやっぱりまだ沸かない。(紙とペンで何作るの?)

おわりに

タイトルに「実践」と付いている通り、初心者向けデザイン思考と呼ばれるメソッド(?)の手順ひとつひとつの内容・コツ・意識すべきところが丁寧に書かれており、参考になる点が多々ありました。

例えば自分がやっている仕事で何か課題に直面した時、チームで何かアイデアを出さないといけない時、デザイン思考の方法論が役に立つかもしれないなぁ、と思いました。まる。

最後までお読みいただき有難うございました!

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