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コロナ禍の台湾空想旅行(宿編)

正月早々、2回目の緊急事態宣言で発令されて、国内旅行すらままならなくなっているので、台湾旅行なんて夢のまた夢。台湾に行きたい気持ちを少しでも紛らすために、空想旅行(エアー旅行)に行くことにする。

私は、台湾旅行のプランをたてるとき「宿」から決めることが多い。台湾は地方に行けば行くほど、おいしい飲食店はGoogleマップに載っていなかったり、情報がほとんど間違っていたりする。そもそも店名がない名店もかなり多い。なので、その地域の「食」を教えてくれる、自分の波長と合う宿探しがとても大切

ということで、私がこれまでに泊まったことのある「宿」から、5軒を選んでみた。

1. PARIPARI apt.(台南)

Paripari apt.は台南永康区のカフェ「St.1 Cafe’ / Work Room」とアンティークショップ「鳥飛古物店」、デザインカンパニー「本事空間製作所」など台南のキーパーソンたちがビル1棟をリノベしたマイクロ複合型施設。ここに泊まって、夜は「Bar TCRC」か「鬼咖啡」に行くのがMYルーティン。

2. U.I.J HOTEL AND HOSTEL(台南)

台南で宿に迷ったらとりあえずココ。面白いイベントやマーケットも不定期で開催している。「旅行與咖啡的週末捷徑(Travel and Coffee weekend)」の出店者なんて台南オールスターズだったし。徒歩1分に「清吉水果」があるので、毎夜、シメでマンゴーを食べたくなるけれど、「綜合水果切盤(カットフルーツ盛り合わせ)」の方がオススメ。

あと、台南はUber(Uber Eatsはあるけど)がまだ使えなかったり、流しのタクシーもなかなかつかまらない。U.I.Jのフロントレセプションで呼んでもらえるのは本当に便利。

3. 鶴宮寓 HOK HOUSE(高雄)

今まで「高雄」には5回ほど行ってて、5回とも泊まっているお気に入りの宿。でも、何度行っても掴みどころがないのが高雄。高雄の楽しみ方は未だにわからずにいる。何はともあれ、宇宙人(Cosmos People)の「要去高雄」はけっこう好き。

4. NORIMORI Shop&House(宜蘭)

台湾で1週間の休暇があったら、NORIMORIに行きたい。のりもり、まじすき。

5. The New Days(宜蘭)

宜蘭の南方澳(台湾初の近代漁港、台湾三大漁港の一つ)にある、テレビも朝食もないシンプルな宿。併設されているギャラリーでは、定期的にアーティストを招いて彼らの目線で南方澳という漁村を切り取る。そして、それをZINEにして伝える。日本の地方創生や地域活性に携わる人には10回は行ってほしい宿。

と選んでみたのだが、台湾に10年くらいどっぷりいたとは思えない、このベタベタなラインナップ。
でも、この5軒を選んでいるとき、その町で出会う台湾人の顔が浮かんできた。宿のオーナーやカフェのバリスタ、屋台のおばちゃん、タクシーの運ちゃん、近所の野良猫たち。
台湾を旅するということは、誰かの暮らしに会いに行くことなのかも知れない。海外旅行に行けない今この時間が、そんなことを教えてくれたりもしている。と思ったり思わなかったりして。

写真提供:本事空間製作所空間



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