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映画「DUNE/デューン 砂の惑星」感想
2021年、アメリカ。
監督/ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演/ティモテ・シャラメ レベッカ・ファーガソン オスカー・アイザックほか
先日のアカデミー賞では6部門で受賞していましたね。
以下、シネマトゥディのあらすじを引用。
『人類が地球以外の惑星に移り住み宇宙帝国を築いた未来。皇帝の命により、抗老化作用のある秘薬「メランジ」が生産される砂の惑星デューンを統治することになったレト・アトレイデス公爵(オスカー・アイザック)は、妻ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)、息子ポール(ティモシー・シャラメ)と共にデューンに乗り込む。しかし、メランジの採掘権を持つ宿敵ハルコンネン家と皇帝がたくらむ陰謀により、アトレイデス公爵は殺害されてしまう。逃げ延びたポールは原住民フレメンの中に身を隠し、やがて帝国に対して革命を決意する。』
未来って、めっちゃ未来の話です。西暦1万年ちょいみたいな字幕が出ていました。それでも、人類の姿って現在と全く変わっていない。そこにむしろ違和感を覚えるほどでした。
ただし、母ジェシカによって訓練を受けたポールは特殊な"声"を使えます。その"声"を使えば、瞬時にまるで催眠術にかけたように人を操れるのです。ジェシカは数千年をかけて血統を作り上げた一族の末裔らしく、ポールをその後継者として育てている(父親はそれを黙認してきた?)のですが、そこらへんの背景が少しわかりにくく、母とその"教母"との関係も不明確でした。
当然第2弾が製作されるだろう終わり方だったのですが、この背景がどう生かされるのか、"声"を使えること(特殊な血統であること)が今後この作品にどれだけの役割を果たすのか、といった点が気になるところです。
とはいえ、迫力あるアクションシーンは見応えがあり(ことにジェシカの強さにほれぼれします)、繊細な青年から力強く成長してゆくポールの姿も興味深く、次作もぜひ観てみたいなと思いました。