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2018年2月の記事一覧
Canon at unison
同度のミニカノン、やっとできました。同度のカノンは難しい。一応ウロボロスタイプになってます(最後まで忠実なカノンにしてある)。ソプラノをアルトが追いかけ、バスは自由声部です。音はこちら。
Bach Goldberg Variations 3. Canone all'Unisono
同度のカノンは作りにくい。「カエルのうた」とか"Row Row Row Your Boat"式の和音が変わらないようなものはともかくとして、対位法的なカノンを書くのは難しい。
大バッハはゴールトベルク変奏曲で、同度のカノン(第3変奏)とオクターブのカノン(第24変奏)を書いており、いずれも見事なものであるが、それにしてもさすがの大バッハもちょっと調子が狂っている感は否めない。特に同度のカノンにお
Miniature Vortex Canon
大バッハには足下にも及ばないが、音楽の捧げ物にある、無限上昇カノンを真似して、小さなモデルのようなカノンを作ってみた。大バッハに敬意を表して、三声でソプラノが自由声部、下二声がカノンになる形を踏襲した。バッハのものは8小節もあって、長二度ずつ上昇していくが、私のトライアルは気が短いのでたった4小節で長三度ずつ上がっていく。
下の段はヘ音記号で読めばバスになり、ハ音記号(テノール記号)で読めばテノ
Tchaikovsky Symphony No.5 2nd Movt.
みんな大好きチャイコフスキーの第5交響曲の第二楽章。49小節目からのひとくだりですが、ここだけでもアイデアが豊富に詰まっています。音はこちら。
例によって、主調のDから下降するバスラインは8小節めの頭までひたすら下降していき、次は2小節これを取り返すように上昇する。
ざっくりニ長調ではあるのだが、53小節目から54小節目はホ長調っぽく、そのあとロ短調っぽくなって、56小節目の頭でB minor
Schönberg Kammersymphonie Nr. 1 op.9
シェーンベルクの室内交響曲は前にも齧ったが、もう一度。練習番号77、viel langsamerになるところ。
この曲全体が、完全4度の積み重ね和音のスタディといった趣ですが、ここでは完全4度重ね和音を通常の3度重ね和音に接続するという例を見ることができます。音はこちら。
完全4度の積み重ね和音をしつこく提示したあと、譜例の8小節目でFに、14小節目ではGの長三和音に解決しています。
明らか