見出し画像

私が願望実現を推す理由

ヨガを教えていると言うと「欲の無い人」とか「ストイックな人」と思われがちだけど、私は「どんどん望みを叶えて!」「自由に生きて!」「好きなことやって!」というメッセージを伝えることが多い。

それはなぜかというと、願望実現には必ず他者貢献が伴うからです。

「こうありたい!」という姿へ向かうとき、それを達成するとき、誰もが必ず周囲に良い影響を与えるから。

例えば、「今は会社員で給与にもそこそこ満足しているけれど、本当は時間や場所に縛られず、遊ぶように生きながらもっと豊かな生活をしたい」という願望があるとします。

現状からその願望へ向かうには、まず変化を起こす必要がある。今の姿と「こうありたい」姿が違うから、これは当然ですね。この世では一人ひとつのボディしか与えられていないので、会社員を続けながら同時に遊んで暮らすというのは不可能です。

その変化を起こすとき、必ず葛藤があります。「会社の人に迷惑をかけるんじゃないか」「お金が無くなって路頭に迷うんじゃないか」「家族や友人から非難されるんじゃないか」「遊んで生きるなんて、才能もコネも実績もない自分には不可能なんじゃないか」という悪魔の囁きが鳴り止まないと思うけど、これはフルシカトでOK。なぜなら全部真っ赤な嘘だからです。これは、才能や資質に関係なく全ての人に当てはまることだから、よく覚えておいてね。

頭の中のピーチクパーチクを黙らせたら、「じゃあどうしよう?」「どんな人が仲間に必要か?」「どんな人格になる必要があるか?」というように、もっと賢い「わたし」が勝手に考え始めます。賢すぎる「わたし」は普段「わたし」と感じている意識で感知できないほど超スマートだから、何も起こっていないように感じるかもしれない(人によっては、この賢すぎる「わたし」を、「ハイヤーセルフ」「宇宙」「真我」と表現したりする)。

とにかく悪魔の囁きをフルシカトして「こうなりたい」という姿に焦点を当て続けると、願望を実現するために必要な仲間や人格やスキルが勝手に集まってくる。そこには多分、努力しているという意識は無いはず。「偶然こんな情報を持っている人に出会った」とか「心がときめきすぎて勉強せずにはいられなかった」とかそんな感じで、ただ心に従っているだけでどんどん変化が起こる

その過程で実は、人間的にすごーーーーーーーーーーーーく成長していて、本人は努力しているつもりなんてなくて好きに生きてるだけなのに、人のために役立てられる知恵や愛情が自然と育っている。願望実現に意識を集中することでその人自身が成長し、自然と周りを助けられる人になっていく

「会社員でそこそこ満足の自分」から「自由でもっと豊かな自分」になったときには、信頼できる仲間がいて、自分に自信が持てる仕組みやスキルを携えた、一回りも二回りも大きな人に成長していると思う。

笑顔も増えて、家族も友達もみんなうれしいんじゃないかな? 毎日ハッピーで悩み事もなくて頭がクリアだったら、会社で働いているよりも、何十倍、何百倍と効果のある仕事ができるかもしれない。

そういう人が増えたら社会も日本も地球も宇宙もいい場所になるだろうなと思って、私はみんなの願望実現を応援するスタンスをとっている訳です。

ヨガとか瞑想って、個人的な修行とか自分の殻に閉じこもるようなイメージを持ってる人もいるかもしれないけどそれは完全な誤解で、周りを活かすため、自分の身の回りをはじめとした地域や社会全体のことを思って行うものだからね。自分だけ良くなっても意味がないんです。

私の周りの人は本当に優しくて、自分を後回しにしてまで周りのことを想う人ばっかりだから、「自分が幸せになることで周りが幸せになる」ってことをつい忘れがちじゃないかな? と思って、こんなことも話してみました。








Cover photoCover photo by Cristian Escobar

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?