今だからこそ参加者募集中!!OWL magazineセカンドシーズン突入!
……。
……。……。
……。……。……。
声が聞こえる……。
勇者慎太郎よ……。
おまえはよく頑張った……。
ここで力尽きても恥ではない……。
生前の勇気を称えて、英霊として精霊界へ招こうではないか……。
……。
勇者慎太郎よ……。
魔王のことは忘れて、もう目を閉じなさい……。
「そうか……。俺は魔王に負けた……。のか……。」
「俺は一人で魔王城へと向かった……。仲間達を危険に晒したくはなかった。いや……。一人でも魔王を倒せる自信があったんだ。」
「俺は、世界最強の勇者のはずだった……。俺が一人いれば世界は平和を取り戻したはずだったのだ……。」
……。
……。
勇者慎太郎よ……。
おまえは強かった……。
勇敢に戦った……。
しかし、一人だけでは限界であったのだ……。
見よ。おまえの仲間達が敵を討とうと集まっているぞ……。
赤賢者ほりけん、鹿ギャル五十嵐メイ、遊び人あすか、引きこもりつじー、ワーカホリックFJマリコ、マスコットヤクザさぶ、富豪円子、酒豪たく、ヨガマスターえま。
「うう……。OWL magazineの編集部のメンバーか……。駄目だ。来てはいけない。おまえたちでは魔王には勝てない……。」
「まともに戦えそうな職業のやつがいないではないか……。」
「それどころか、酒瓶を担いでピクニック気分の奴らばっかりだ……。」
……。
……。
勇者慎太郎よ……。
確かに、おまえの仲間達だけでは魔王に勝てはしないだろう……。
しかし、諦めるといい……。
おまえが魔王に負けた時、OWL magazineの夢も破れたのだ……。
身をもって知っただろう……。
おまえほどの勇者であっても魔王には通用しないのだ……。
ましてや勇者でもない他の者など触れることすらできぬ……。
おまえのような勇者が100人でもいれば別だがな……。
「いま、何と言った……?」
「今なんて言った!!!!」
「100人の勇者!!そうだ、勇者を100人育てれば、魔王といえども太刀打ち出来ないだろう!!!」
「神よ!!俺を元の世界へと戻してくれ!!もう一度だけチャンスをくれ!!俺は勇者を100人育てる。育てて見せる!!」
……。
……。
……。……。……。
勇者慎太郎よ……。
勇者とは特別な力を持ち、勇気を持ってインターネットの闇へと挑んでいく者だ……。
顔出しが嫌だとか、内面を晒したくないとか……、ちやほやされたいだけで批判的なツイートは受けたくないとか言っている者は勇者にはなれんのだぞ……。
「承知の上だ。俺が真の勇者を育てて見せる。」
……。
……。
仮におまえのような勇者が育てられたとしても、それを100人も育てるのは不可能だ……。
諦めろ……。
「確かに誰にでも出来ることではないかもしれない。しかし、フクロウの名の下集う勇気あるものならば、闇をも貫く刃へと身を変えることが出来るはずだ」
「頼む。もう少しだけ俺にチャンスをくれ!!必ずや魔王は俺が倒す。」
いや、俺たちが倒す!!!
……。
……。
よかろう……。
やってみるが良い……。
五十嵐メイ「さぁ、魔王城は目の前ね……。みなさん行きますよ!!」
あすか「ちょっと待って。レモンサワーを作るから。」
たく「あ、ごめん。ボランティアの緊急収集が来たから抜けます」
つじー「ぼくも信長の野望で城が攻められているみたいなので帰ります」
ほりけん「浦議で炎上案件があったから参戦してきます」
五十嵐メイ「……。私もつけ麺でも食べようかな。」
その時、まばゆい光があたりを包み始めた……。
勇者慎太郎が戻ってきたのだ。
あすか「慎太郎さん!レモンサワーの味つけはどうしますか?」
勇者慎太郎「あほかーーー!!!魔王城の前で酔っ払うやつらがどこにいるんだ!!というかメイとあすか以外誰も残ってないじゃないか!!!」
メイ「まぁみんな忙しいですからね。」
勇者慎太郎「ええい!!このままでは魔王には勝てない。メイもあすかも勇者に転職するんだ!!」
メイ&あすか「勇者に?!」
勇者慎太郎「そうだ!!勇者を100人育てるぞ!!」
あすか「え……?OWLって100人もいないんじゃ……。」
勇者慎太郎「集めるところから始めよう!!あすかとメイは、ほのぼの女子会コンテンツでエネルギーの行き場がない男性陣を集めるんだ。集まったら俺が言いくるめて勇者にする」
メイ「強引……。」
勇者慎太郎「よし!!!帰って原稿を書くぞ!!後はラジオにYoutubeだ!!みんなを呼び出してくれ。北海道のつじーもたたき起こして!!ZOOMミーティングだ!!」
メイ&あすか「はーい」
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というわけでOWL magazineはシーズンセカンドに突入する。
OWL magazineを観光したのが2019年の2月1日。1年と3ヶ月をやってみた総括をすると、良い点としては熱心な読者に恵まれていること。またOWL発の書き手や表現者も育ってきていること。少なくともコロナ禍を超えて続けていける感触はあるので、そういう意味では合格点のプロジェクトだと自負している。
流石にコロナ禍で読者数激減して終わるかなと覚悟したのだが……。蓋を開けてみると微減はしたものの、大勢に変化なし。読者の皆様からの確かな愛情を感じて、一層強い覚悟でOWLというプロジェクトを遂行していこうと誓った。改めてご購読頂き、大変ありがとうございます!!皆様のおかげでこれまで進んで来れた。これからも進んでいける!!
ところで、ここまで進んで来れたのは読者の皆さまのおかげなのだが、それだけでは終わらせないというのがこの記事の趣旨だ。詳しくは後述。
1年3ヶ月、約300記事。
字数は途中までしか数えていないけど、恐らく200万字近いはずだ。
ただ、ここに満足していては仕方がないので足りていない部分を少し厚めに書く。
一つには、OWLの発展性が日々失われていったこと。ぼくにとってのOWLは、Our World Leagueという壮大な目的を目指していくプロジェクトなのだが、少し成功すると組織が保守的になってしまう。
本当にびっくりするほど提案が通らなくなってしまった。いや、最初から提案は通らなかったとも言えるかもしれない。立ち上げ時に半ギレになりながらこんなことを言ったのを覚えている。
「なんでも感でもNOから入らないでくれ!!それじゃ何も生まれない!!やりたくないとか、できないかもとか、リスクが高いとかそういうのはやめよう!!」
と、ぼくが全力で叫んだことで、OWL magazineは立ち上がったわけだが、やはり勝ちの保証がない勝負はしたくない人も多いのだろう。少し成功するとまた同じ状況になってしまった。
運営のコアにおいてぼくの提案することはことごとく反対されるようになっていた。ぼくは、じっくり根回しをして、少しずつ実現させていくほど器用ではない。思い立ったら走り出して、実践しながら成果を出していくタイプなのである。
もちろん、一人では出来ないこともあるし、こんな荒唐無稽なプランに付き合ってくれた立ち上げメンバーには感謝しかない。ただ、今のOWLを完成品に近いと考えてマイナーチェンジだけをしていこうというのはまったく違う。
OWLはまだ完成形の10%にも満たない。もっと力強く羽ばたける。もっと多くの人を巻き込める。もっと稼いで、もっと多くの原稿料を支払い、もっと多くの著者を育てていくことが出来るはずだ。
ぼくは鉄の覚悟を固めた。
思えばOWLからは「何か面白いことが起こりそう」という気配が完全に消えてしまっている。そこにはぼくの怠惰も含まれているとは思うのだが、「余計なことはしないで記事だけ書いていればいい」という状況下では力が発揮できないというのもあるのだろうと思う。
誤解を恐れず言うのだが、ぼくは天才だ。
小学校の頃からそう言い続けているし、今だってそう思っている。
ぼくのような発想をする人は珍しく、正真正銘のオンリーワンだと思っている。
などと書くと傲岸不遜のように思われてしまうかもしれないが、表現者はそのくらいでいいのだ。実際にぼくが天才かどうかは、周囲が判断すればいい。そうだと言ってくれる人もいるだろうし、凡人以下だと断ずる人もいるはずだ。
どうでもいいのだ。そんなことはどうでもいいのだ。
自分が自分の才能を、オリジナリティを、積み上げてきた努力を、研ぎ澄まされた感性を信じないで、他の誰が信じるというのか。
自分を心の底から信じていない人間の書いたもの、表現したものを誰が楽しんでくれるというのか。
もちろん、自己を客観視する謙虚さは必要だ。だが、それ以上に、自分を信じることのほうが大切だ。
OWLを一度たたき壊し、より強力なOWLを作り上げる。
年が変わり、年度が変わり、コロナ禍によって世界が変わった。それに伴って、OWLメンバーの事情も変わり、編集部も顔ぶれもだいぶ変わってきた。今はピンチではなくチャンスなのだ。
とにもかくにも「何かが起こりそうな気配」を再び身にまとう必要がある。それにはぼくが自由自在に飛び回れるようにする必要があるし、ぼくの表現物や、OWLというプロジェクトのことを愛する人を集めていく必要がある。
ぼくは言った。
世界を変えてやる、と。
そう言った時、既に世界は変わり始めていた。
2020年5月からの新生OWLを是非ご覧あれ!!
いや、ご覧あれではない。
是非、ご参加頂きたい!!!
史上初の本格的な参加型マガジンを目指して、突き進んでいこうと思う。これが俺たちの文化祭であり、人生を賭けた戦場なのだ。
さて、具体的に何をするのかについて簡単ながら書いていく。
・OWL magazineの3つの「ク」
クリエイティブな場
クリエイター重視
クオリティ至上主義
これまでは理念が存在していなかったのだが、OWL magazineとして明瞭に理念を掲げていこうと思う。まだ整えていないので細部は変わるかもしれないが、現段階でのぼくのアイデアはこの通りだ。
色々な人が参加し、刺激を受け、オリジナリティあふれる表現をしたいと思える場であり、表現者・クリエイターを最大限に尊重する。金銭的にも代価を払うことはもちろんだが、より高みを目指せるように、相互に意見を言い合い、ぼくとの1on1ミーティングをすることで、表現者としての自覚を強めていく。
もっともこういった処置は、五十嵐メイには必要だが、ベテランライターには不要である。少なくとも限定的でいい。
だから、若いクリエイターと熟練したクリエイターで分けるべきだ。若いというのは年齢ではなく、キャリアの積み上げ方や、精神的な瑞々しさ、向上心、才能的な余白などによって決まる。
たとえ20歳でも才能的な余白がない人には何もしてあげることは出来ない。その人の出来ることを着実にやっていけばいいのだ。こういう場合では、熟練クリエイターとして扱うことになる。
逆に仮に75歳でも、まだ伸びる余地があるならいい。過剰なほどの刺激と共に表現を磨いていくべきだ。
このへんはケースバイケースで一定の定規はない。とにかくクリエイターの方向付けや、表現物のクオリティチェックはぼくが責任を持ってやるしかない。これはぼくにしか出来ない仕事なのだ。もっとも、ある程度代替できる人材も見つけられるかもしれないし、それが理想的だろうとは思う。
これも次の課題へとしたい。
また、OWL magazineの記事も少し変える必要があるだろうと思う。どう変えるかは……。これから考える。
強い意志あるところには、必ず閃きが得られる。
・ラジオという飛び道具の本格化
現在つじーを中心にラジオ番組の編成を考えている。購読者専用コンテンツも用意していくことを想定しているのだが、現在の読者の皆様はどうお考えだろうか。是非ご意見をお聞かせ頂きたい。
音声コンテンツというものは、刺さる人には深く刺さるが、刺さらない人にはまったく刺さらない。だから、是非やって欲しいと強く言う人と、まったく聞かないという人に分かれることだろう。
あくまでもOWL magazineとしての品質は下げず、その上で積み上げることが必要になるだろうと思う。
音声コンテンツを作ることはずっとやってきたことでもあるので、少し考えただけで100番組くらいは軽く思いついた。
OWL magazineの新しい主力とすることも考えつつ進めていきたい。
・Youtubeという次世代の王道ツール
そういえば動画をやることについても、一悶着あった。どうして動画をやるべきかなかなか納得してもらえなかったのだ。
ぼくに言わせれば動画をやらないという意味がよくわからない。絶対にやったほうがいいし、全力でやったほうがいい。ただ、それを言葉にして、説得可能にして、売上の見込みを出してプレゼンしてとなると決して簡単ではない。
もっとも喧嘩したというよりは、ぼくも反対意見に対して真摯に向き合い、頑張って説明したつもりだ。だけど、わからない人にはわからないのだ。だったら、わかる人とやるほうがいい。
というわけで結局30万円の機材を24回払いで自腹購入し、かつ、すべて独力で学んで今ではプロ級と言えるくらいの配信技術を手にすることが出来た。OWL magazineのYoutubeチャンネルは購読者が1000人を超えていて、収益化も達成している。
そして、ようやく「わかる人」もOWLの中に増えてきた。今は動画の意義を説明する必要はなく、面白い番組の作り方だけを話すことが出来る。それでもまだ足りない。クリエイティブを突き詰めるには、そのためのコストを払う必要がある。
芸術は豪快かつ繊細。確かに細部にも神は宿るが、断崖絶壁から飛び降りる覚悟がないものには、そもそも神は微笑まないのである。
先ほども知人に「これからはYoutubeの時代になる。テレビは終わる」といったら不愉快な反応をされてしまった。その反応はその人がテレビの時代に育っていて、今でもYoutubeしか見ていないことに由来している。
自分がどう思うかよりも、世界がどうなっているかを知ることが大切なこともある。
・OWL's Forestの機能強化 3つの距離をゼロにする
オンラインコミュニティであるOWL's Forestを、noteサークルへと移動させた。今後はnoteでの掲示板と、たまり場ツールによって運営していく。
コンセプトはこのようになっている。
著者との距離をゼロに(著者と接するだけではなく自分が主役になれる)
居住地間の距離をゼロに(地方に居ても問題なく参加できる)
編集部との距離をゼロに(編集部に参加できる)
これも例によって整いきっていないのだが、こういったものは整ったときには死んでいるのだ。生の熱をそのままに突き進んでいきたい。
月額500円でOWL magazineの運営に直接関わることが出来る。編集部での生のやりとりもすべて見ることが出来るし、意見することも出来る。そんな編集部がこの世に存在するだろうか。
ラジオ部門についてのぼくの書き込みを抜き出してくるのでどんな様子なのかを是非ご参照頂きたい。
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ラジオ番組についてアイデア出しは必須だよね。
具体的にどういう番組を作っていくかというアイデアが膨らまないならなかなか辛いことになると思う。一つの目安として100番組くらいは作れそうだと思ったらある程度しっかり取り組んでもいいんじゃないかしら。
ぼくが今考えているのは、OWL magazineの記事に対してラジオの役割はなんだろうかというところ。補助的なものと考えるのか、記事と並びたつだけの大きな柱にするべきか。
そう考えるとぼくの答えは概ね決まっているんだよね。ただ、どういう方針にするにせよ、5月、6月は観測気球をしっかりあげていく必要があるということ。
何を観測するためにどういう気球をあげるのかについてはしっかりと考える必要がある。
ちょっと抽象的ななので具体的にすると、OWL magazine
Radio(Youtube)、コミュニティの三本柱で考えるべきなんだろうなと。
労力としては記事:放送:コミュニティでいうと5:4:1くらいだろうか。コミュニティは低く出ているけど、ラジオとコミュニティ活動にシナジーが産まれるようにすれば問題はないかなと。
で、実際にラジオを作るのにどのくらい労力がかかるのかについて。20分番組を基本とした場合で、まぁ例えば毎日更新するとした場合(実際に毎日やることはないと思うけど、ここから割り算すれば計算できるので)
収録時間20分×30本=10時間
編集時間30分×30本=15時間
→25時間
1日あたりでいうと1時間を切るという計算になる。
2日に1本出すとした場合は12.5時間
3日に1本なら8時間
7日に1本なら3時間ちょいかな?
と、こう考えるとどのくらい出来そうなのかは見えてくると思う。
ラジオをやる最大のメリットは、購読者の時間と脳を奪えること。よりOWLな色に染まった人を増やすことが出来る。後はコミュニティメンバーを含めてみんなを露出させる舞台として機能する。
デメリットは、労力と成果が見合わない可能性があるというくらいか(マイナスにはなることは考えづらい)。
課題としては、有料と無料の境目、バックナンバーの保管場所、ダウンロード条件、中村以外のパーソナリティの養成かしらね。まぁでもこれらは大した問題にはならないのかなと。
あ、あと編集。編集&アップロードが出来る人材が複数必要。ぼくだけしか出来ないのは危険極まりないので。ただ、音声の編集はとっても簡単。収録直後で内容を覚えていれば、5分あれば終わる(一応見積もりでは番組時間+10分を録っているが)。
いずれにせよ、どういう目的でやるのか、そしてどんな規模でやるのかは決める必要がありそう。
OWL magazineとして求めるのは購読者の増加、サークル加入者の増加。そのためには無料がいいのか、有料がいいのか。あるいはミックスか。どういう番組をやっていくといいのか。などなど。
こんな番組がやりたい、聞きたいというアイデアがあれば絶賛募集中です。
あわせてパーソナリティ養成講座をやります。つじーは鍛えますが、それ以外にもやりたい人はレッスンします。出来ればまとめてやりたい。
パーソナリティがつまらないと番組の魅力がないのですが、逆に、パーソナリティが輝いていれば何をやっても面白い。それがラジオです。
どうすれば魅力的なパーソナリティになれるのかについては、ちょっとぼくのほうでも掘り下げておきます。
タクシーで知能がみなぎっている慎太郎でした。ピーガガガガガガ
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ただ、現状ではこの熱量に対して、周りからのリターンがあるかというとそうでもない。もっと来て欲しい。もっと熱い反応が返ってきて欲しい。
こういった試みに参加してみたい。あるいは近くで見ながら出来る範囲で手伝いたいという方は、是非OWL's Forestへとご加入ください。
そんなあなたを強く歓迎します。
というわけでドロドロに溶けた鉄のような記事を書いたのであるが、ぼくはOWL magazineのコアとしてもっと熱くならなければいけない。
テンションを下げている場合ではないのだ。世界一のマガジン、世界一のコミュニティを作るのである。
というわけで、OWL magazineを無料購読しているという皆様もこれを機に是非ご購読ください。
700円の価値があるかといったら、確かにそこを断言するのは難しい時代になっている。同じくらいの値段でNetflixを購入することが出来る。そこでは何百億円もかけて作った映画が見放題である。
それに比べてOWL magazineは価値があるのか?と問われたことが実際にある。
そう問われた時に一瞬自信を失ったのは確かだ。提供しているものの金銭的な価値でいうと勝負するのは難しい。
そうだろうか?
Star Warsはみんなのものだ。何十億人の人にも支持されている。そこから少しずつお金を集めているからこそ達成できている巨大プロジェクトである。
一方でOWL magazineはスモールプロジェクトだ。Netflixでやっているような映画よりもはるかに小さい。しかし、月額料金は変わらないのだ。
ただ、このマガジンの存続に対する読者のコミット量は段違いである。10人くらいがNetflixをやめたところで、巨大資本はまったく揺らがないのだが、OWL magazineの購読者が10人いなくなったら存続の危機である。
これが3ヶ月続いたら、恐らくもう閉店である。で、実際に、3月は10人くらい減ってしまったのだ。それに対してどういうリアクションをするのかと考えた時に、ぼくが始めたのはとりあえず動画であった。
OWL magazineのメンバーが生きていることを画面を通じて伝えたかったのだ。その時は文章で何かを言える情勢ではなかったのもある。何が功を奏したのかはわからないが、そこからは減少が止まった。
ただ、これ以上減ると原稿料を支払うのがなかなか苦しい。OWL magazineはちゃんとした原稿料を支払うメディアだからだ。
クリエイターに報酬を支払えず、やりがい搾取をするような試みは決して長くは続かない。また、著者のほうも、自分のブログなどを除いて、無償で寄稿をし続けることなど出来ないのだ。
OWL magazineの購読料は、不動産投資とか、キャバクラでの豪遊などに流れることはなく、クリエイターへと還元されている。現状では、ほとんどぼくのところに還元されないのでタクシー運転手を始めることになったのだが、人間万事塞翁が馬。
タクシー内で考えたことをOWLで表現するというサイクルはなかなかうまくいきそうである。タクシー記事を書くという案件も取れそうだし、そのうち著書も書けるかもしれない。
改めて不遜なことを言うのだが、ぼくは物書きとしてはある程度仕上がっている。どんな分野のことでも、面白く、わかりやすく書ける自信がある。だから、サッカーでもタクシーでも書けるのである。
なぜそれが出来るのかというと、クリエイターとしての研鑽を続けてきたからで、OWLもそういう場にしたいと思っている。
例えば娘のように可愛がりつつ育てている五十嵐メイという若手ライターは、期待に応えてすごい速度で成長してくれている。ぼくとOWLを信じてついてきてくれた書き手、あるいは表現者には、お金では絶対に変えない無敵の表現技術をプレゼントしたいと思っている。
というわけでOWLというプロジェクトに賛同して頂ける方は是非ご購読をお願いします。また、OWL's Forestへも是非どうぞ!!OWL's Forestのほうはまだ整っていない部分もあるので、是非主体的にご参加ください!
というわけで、有料部分。もうこの際だからぶっちゃけるぞ、OWL magazineの購読者数の推移!!!
というわけで少し手短にはなるが、大まかなお金の話をしたいと思う。
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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌
サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポー…
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