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歯医者に行って優しさを感じた

多分2年ぶりくらいの歯科検診に行ってきた。
うつ病になってから歯磨きができなくなり、ここ最近やっと1日1回は歯磨きできるようになってきた。そこで気になったのが虫歯と歯石。明らかに虫歯だろうという歯がある。親知らずである。ついに来てしまったかと思った。
生涯自分の歯で生きるのが理想なので、すぐに処置してもらいたい気持ちになった。だから、意を決して歯医者に行くことにした。
夫に予約してもらい、夫とともに歯科検診を受けに行った。
問診表に歯磨きは1日2回以上やっていますか?という質問があった。恥ずかしい気持ちはあったが”いいえ”と答えた。
案の定、そのことについて先生に突っ込まれた。
正直に、うつ病になって歯磨きができなくなって、やっと1日1回できるようになったところですと伝えた。
予想では、”まぁ、でも頑張って歯磨きしてね”と言われると思った。
でも違った。
”じゃあ、余裕が出てきたら歯についても考えていこう。”
”1日2回以上したとしても1回の歯磨きの仕上がりが20%じゃ意味ない。1回で80%の仕上がりにできればそっちのほうがいいんだよ。回数は重要じゃない。質が大事。”
と言ってもらえた。
できる範囲でできることをやっていけばいいんだと思わせてくれた。
歯医者さんは精神疾患の専門家ではないから、流されると思っていた。
まさか、寄り添って考えて話してくれると思ってなかった。
それだけでとても嬉しい気持ちになって、歯磨き頑張ろうという気持ちになった。
この際、しっかり治療してやろうとも思った。
次の予約もすぐ入れたし、しばらく通院になるだろうけど、なぜかワクワクしてる。
うつ病になって、世の中大半は冷たいし思いやりもないと思っているから、優しく寄り添ってくれることを期待しないようになった。
でも、たまに先生みたいな人はいる。そういう人に巡り合ったらその出会いに感謝している。ありがとう!先生!

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