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「不穏な光」2023年6月2日

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第一波


今月は死ぬ気で頑張ると決意し、noteを再開して3日目になるが、もう既に自律神経がぶっ壊れそうになっている。

アルバイト中、一瞬「あ、これもうダメかもしれない」と思うタイミングがあったが、この辛さは空腹が故だということに気付き、米をかき込んで解決させた。
ただ、現在も疲労していることに変わり無い、自身の健康と上手く折り合いを付けていかなければぶっ倒れて、ロスタイムが産まれてしまう。

勤務中、普段あまり話さない常連の人に「一週間で凄い痩せたね」と言われて驚いた。散髪したてでマスクを外していたからなのかもしれないが、バックヤードの鏡で自分の姿を見たら、確かに少し痩せていた、のかもしれない。確かに、追い詰められると空腹を忘れる。

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ほぼゆめ


大学で「生活」をテーマとした雑誌を、ゼミに所属する学生全員で約半年以上前から制作している。
特にこれといった役割分担はされていなかった為、色々と決めかねて中々進まなかったが、流石にヤバいとなり数ヶ月のブランクを経て今、ほぼリビルドという形で編集し直し、今月ついに完成しようとしている。

私も一昨日多くの記事をリデザインしたが、その過程で改めて「生活」について考えた。

昨年のnoteにも書いたかもしれないが、私自身と「生活」という言葉を強く結びつける作品に、kabanaguの『ほぼゆめ』というアルバムがある。

歌とエレクトロサウンドの美しい融合で日常を描き出すセカンドアルバム。

kabanagu『ほぼゆめ』

説明文にも書いてある通り、日常を描く本作の何よりの特徴は、良い意味で緊張感の無い音である。前半の4曲は特にその印象が強い。
また、日々の中で自然と出てきた言葉のような歌詞も、このアルバムの特徴である。

ただ、私がこのアルバムに魅力を感じる所以は何よりも、随所に現れる不穏な気配だ。それは音で言えば、各々の楽曲で突如挟み込まれるエッジーなエフェクト、ディストーションのかかった音、叫び声などである。

また歌詞においても、不安を歌うような、ネガティブな言葉が多々出てくる。

さらば悪い夢、と悪い夢の中で呟く

ここはまるで実物の無い模造
誰のことも疑ってしまうよ
突然全てが嘘っぽく見えるから
僕も僕を疑ってしまうよ

kabanagu『熱気』

それなりに働いて、身の丈にあった衣食住を得る。
それはこの世を生きる誰もがある程度出来ていることではあるが、その中で大小様々な不安や心配を抱えることは確かである。
それはモノやコンテンツが充実して、お金や体力を使わずとも楽しい生活を送ることが出来るようになった現在では尚更顕著であると感じる。

ゼミでの約半年間の活動から「生活」に関する思考を充実させた。その部分は今後の作品のテーマに活かしていきたい。

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Lights


『ほぼゆめ』について書いたことで思い出した。

先月の3日、kabanaguも所属する音楽ユニット「PAS TASTA」のリリースパーティー行った。そこで初めて、このnoteに何回も出てきたkabanagu、ウ山あまね、そしてピーナッツ君をこの目で見た。あまりにも衝撃を受け過ぎて、終演してから2~3時間は撮影した動画を繰り返し観ていた。
それは、私が本気でモノづくりをしよう思う一つのきっかけになった。

PAS TASTA リリパ『GOOD POP FOR YOU』

リリパで突如始まったkabanaguのソロパートでは『ほぼゆめ』の中でも一番人気の楽曲『着いたら』が歌われた。
特徴的だったのは、リード部分がMax Tundraの『Lights』に置き換わっていたことだ。この楽曲は、kanbanaguが公開したリファレンス楽曲が収録されているプレイリストの一番の最初の楽曲である。私自身もそのプレイリストの影響か、この『Lights』を昨年から繰り返し聴いていた為、非常に驚いた。

しかも、昨年の10月にライブハウスで展示した、様々な楽曲の歌詞をカッティングシートに印刷して壁の至る所に貼る、《BOOTLEG》という作品においても、私はこの『Lights』の歌詞を取り上げた。

《BOOTLEG》一部

軽くリサーチを行ってみると、Max Tundra は現在のハイパーポップのムーブメントに影響を与えた人物だという記載があった。
また、彼はマキマシマリスト?としての側面が強いと書かれていた。それは何だ?今日はもう寝なければならないので、明日調べてみようと思う。

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とにかく、身体は大事にしなければならない。やるべきことの取捨選択も大事だと感じた。
また明日。

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