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八極拳の崩捶と呼ばれる技!!金剛八式、小八極拳、大八極拳、六大開拳!!

八極拳には、崩捶と呼ばれる技があります。

この崩捶という技は、八極拳の套路(型)において、金剛八式、小八極拳、大八極拳、六大開拳などで練習します。

しかし、崩捶という技の形態は、全てに共通していますが、それぞれの套路における崩捶は、同じ要求ではありません。

金剛八式での崩捶は、崩勁を使います。

字訣では、「掤」或いは「崩」であらわします。

これは、簡単に説明するならば、瞬間的な開合の事です。

主に、威力の発生法として練習し、体幹部の拡張と収縮による、発勁と蓄勁の連環を練習します。

小八極拳での崩捶は、金剛八式と同じく、「掤」或いは「崩」の内容を練習する場合もありますが、主に「闖」を練習します。

これは、「闖林勢」とも呼ばれる内容です。

大八極拳での崩捶は、前述の「掤」或いは「崩」の勢法を練習しますが、発勁と蓄勁の連環をスムーズにし、歩法と身法の円滑性を重視します。

簡単に言えば、より実際の戦闘内で使えるように、動作を小さくし、連環性を高める練習をするという事です。

六大開拳での崩捶は、開法原理を練習します。

六大開拳は、6種類の招式で構成されていますが、それぞれに字訣があります。

つまり、6種類の字訣があるという事です。

金剛八式などの字訣である、「掤」或いは「崩」は、発勁や運動を表す字訣ですが、六大開拳の崩捶には、これらとは別の、開法原理としての字訣が存在します。

これは、正式な弟子にのみ伝えられてきました。

つまり、それぞれの套路の崩捶は、形は同じであっても、同一の内容ではない、という事です。


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