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【統計学の観点から考察】人の考え方や価値観の違いと擦り合わせる方法

こんにちは~池さんです(#^^#)

カフェで隣に座っていた母娘(小学校中学年くらい)が楽しそうに話をしていて、母がちゃんと娘のペースに合わせて相槌を入れながら、適宜質問して聞いてあげているのを見てホッコリしていました😊

さて、今日のテーマはこちら!

【人の考え方や意見の違いを統計学の視点から考え、その違いを埋める方法を考察】

今日は少し数字とグラフを使った理系の観点から、人の考え方や意見の違いを読み解いていこうと思います('ω')

人の考え方や価値観は育った環境の影響を強く受ける

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当たり前の話ですが、人の考え方や価値観は育った環境の影響を強く受けます。

家族、友達、学校、地域、社会、世代…様々な刺激を受けながら、知識と経験を積み、その中で自分なりの考えや物の見方・捉え方が形成されていきます。

幼少期は「家族」、就学後は「学校」、思春期以降は「友達」、就職後は「社会」をから強く影響を受けて、世界を見るようになります。

この過程がどんな人にもすべからず当てはまる背景には、人間は生きていく上で必要な知識やスキル、社会性などの一般常識があります :lol: 

正規分布表から見た”常識”

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この常識というものについて、少し統計学の視点から考察していきたいと思います。

少し複雑ですが、なるべく分かりやすくお伝えするのでついてきてください。

まず始めに、1つのグラフをお見せします。

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これは「正規分布曲線」と呼ばれるグラフになります。

正規分布曲線とは、簡単に言えば「周りと比べて現在の位置がすぐに分かる魔法の地図」です。

はて、何のことやら?

と思ったあなた…もう少し分かりやすく説明します。

”偏差値”や”中学2年生男児の身長と体重”など生活の中にも使用されていますが、つまり…

「平均を中心に置き、値が大きければグラフの右側、値が小さければグラフの左側に位置する」と思ってください。

例えば、偏差値45というと、偏差値の平均を50とすると、グラフの左側に位置することになります。

このように、正規分布を見ることで、特定の値がグラフ上のどこにあるかがすぐに分かるようになっています。

さて、話が長くなりましたが、私たちがこれまで蓄積してきた常識は、このグラフでいうところの”平均”に当たります。

人によって多少知識に偏りはあると思いますが、私たちが今まで家庭や学校、友達や社会から教えてもらった知識はほとんどが”常識”の範囲に入ります :idea: 

人の数だけある多くの考え方や価値観は平均の範囲内である

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この正規分布曲線の面白いところは、考え方や価値観の違う人の”常識”をたくさん集めて平均化すると、上記の正規分布曲線のようにきれいな釣り鐘型のグラフに近づいていくということです。

つまり、正規分布曲線の裾野(緩やかな部分)に当たるような考え方や価値観は滅多に見られないのです。

例えば、「自分の欲望を満たすためならどれだけ犯罪を犯してもいいし、罪も償う必要はない」と考える人はほとんどいないでしょう。

これは極端な例ですが、多少の違いはあれど、多くの人が「犯罪はいけないことだし、もし犯罪を犯したらそれ相応の罰を受けるべきだ」と思っているはずです。

このように私たちが持っている考え方や価値観の多くは、このグラフでいうところの中心に近い、平均的なものであると言えます ;-) 

平均的な考えや価値観であるからこそ受け入れることもできる

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ここまでのお話で伝えたいことは、「みんなが持っている価値化や考え方は常識(平均)の範囲内なのだから、それを理解し受容することも難しいことではない」ということです。

とても回りくどい言い方になってしまいましたが、価値観や考え方は人であれば誰もが持っており、他人との違いはあれども全く受け入れがたいものではないことの方が多いです。

お互いに重なり合う部分も相応にしてありますが、私たちはどうしても他人との”違い”に注目しがちで、その違いを非難したり無視したりします。

それでは人間関係がギクシャクしやすく、どうしても摩擦を生んでしまいます :-? 

相手の”常識”と自分の”常識”を擦り合わせる

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大事なことは、相手の考えや価値観を非難したり無視したりするのではなく、自分の考えや価値観と照らし合わせて、受け入れられるまで意見を擦り合わせていくことなのです。

そのためにまずは自分の”常識”を知り、相手の”常識”を知ること、その次に常識同士を擦り合わせるために、アサーティブな主張をすることが大切です。

アサーティブな主張については、下記の記事を参照してください。

https://ikedanblog.com/to-you-who-think-i-want-to-get-along-with-that-person/

自分も相手も思いやるコミュニケーションが取れるようになると、より気持ちの良い関わりを持てるようになるでしょう :idea: 

まとめ

今回は「人の考え方や意見の違いを統計学の視点から考え、その違いを埋めるための方法を考察」というテーマでお話をしました。

人と人は育った環境と物事の捉え方が違うため、それぞれが持っている考え方や価値観は当然違います。

しかし、その違いにばかり固執していては、人間関係でストレスを抱えて疲れてしまうでしょう。

まずは、自分の考え方や価値観を振り返り、相手の考え方や価値観を知り、それを上手く擦り合わるようアサーティブな主張を心がけると良いでしょう。

きっと今よりも自分も相手も理解してお互いが納得できる人間関係が築けることでしょう😊


本日のお話は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございます。

今日も素敵な1日をお過ごしください。以上、池さんでした(#^^#)

また明日お会いしましょう😊

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