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服が捨てられない私の事情【2021/09/15】

何とかしなくちゃ、とずっと思っていて、なかなか手をつけられずにいる。それはクローゼットの整理整頓である。私は片付けが苦手だ。断捨離や収納に関する本を買いすぎて、その本の収納に困るのが笑い話になるぐらい。ミニマリストになろうとは思わないけれど、機能的に必要最小限の服がそろっていればと思う。

どうしてなのか考えてみるに、多分に生来の不精者ということもあるけれど、服がなかなか捨てられないことが大きい。

学生時代から中肉中背の体型がほぼ変わっていない。加齢によってたるんでいる部分や、女性特有の経験をしていないこともあるけれども。体重もこの数十年、プラスマイナス3キロ以内の変動で収まっている。

若い頃に買った服が、今でも着られる。そのために昔の服を捨てられない。チェック地のロングスカートは25年以上。10~20年以上、着ている服やショールも多い。クリーニング店に持って行くと、「悪くなっていないので、十分着られますよ」と言われるので、尚更捨てられなくなる。物持ちがいいのか、貧乏性なのか。

一般的に女性の持つ服は平均100~300着ぐらいだと言われている。一体、私は何着の服を持っているのか、見当もつかない。5年ほど前、「フランス人は10着しか服を持たない」(ジェニファー・L・スコット著、神崎朗子訳、大和書房)がベストセラーになった。それだけワードローブに悩んでいる人が多いと感じた。私も手に取ってみたけれど、「う~ん、自分には無理だな」と思ってしまっった。

アンダーウェアなどは、ファストファッションの製品を買っている。着古したら捨てて、買い直すのでこちらはいいとして、問題は、スカートやドレス、羽織ものなどである。

20代の頃から、ショップのマネキンが着ている服を買うようにしている。アパレル店員さんの一押しだからディスプレーされていると思うから。そのおかげで、外れはあまりないように思う。気に入って買った服は時間が経ってもやっぱり好きで、着ているとテンションが上がる。そうなると、スッキリとしたクローゼットへの道のりは、はるか険しい。

*すてきな画像は、みんなのフォトギャラリーからnothihodo/作菓さんの作品をお借りしました。ありがとうございました。


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