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2021/03/20 9:59 続・春色アイシャドー

この日の夜から春の嵐の雨が降るらしいが、午前中は静か。これが本当の嵐の前の静けさか。空模様もうっすら曇っているし、ほどよく暖かで風もない。そんな春分の日の土曜日。

前の日に発売だったアイシャドーは、結局、ネット通販で購入した。実店舗で買うつもりだったけれど、売り切れの場合もあるし…と、電車の中でスマホをいじっていたら、送料無料で販売しているサイトを発見! 「残りわずか」の表示に、いそいそと必要事項を入力してゲットしたのだった。数分後には「在庫なし」。ギリギリセーフ。うまくいく時は、こんなものだ。

さて、アイシャドーを数年ぶりに買うため、デパートの化粧品売り場、いわゆるデパコスで話を聞いてびっくりしたことがあった。

以前なら、4色入りのアイシャドーだったら、塗り方が厳密に指定されていたものだった。ところが、最新のタイプは、どこに塗ってもOK! というコンセプトになっているらしい。色の取り合わせも、同系色でまとまっていたのが主流だった前に比べ、ライトグリーンにコーラルピンクなど、斬新な組み合わせが多い。

チーク、リップ、アイシャドー兼用の多機能コスメも登場している。コスメ界では、一体何が起きているのか!? もう、5年前の常識は、今の非常識なのか? カジュアルとフォーマルの境界がなくなってきたファッションと同様、コスメの世界も、自由度が増している。

私が今、20代だったら、いろいろと試して見たいところだけれど、40代となると、なかなか冒険しにくい。単なるイチ会社員なら尚更。それに前衛的であるよりも、目指したいのはエレガンス。

年を重ねると、品性というのがにじみ出てくる感じがする。この日も、とあるドキュメンタリー番組に出てきた高名な精神科医の妻は、ほぼ素顔でも、表情や言葉づかい、しぐさから、そこはかとなく品の良さが出ていた。今の私では到底、無理だけれど、あんな風に上品で素敵な女性に少しでも近づければいいなと思った。


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