2021/06/25 「桜姫東文章 下の巻」を観る
上演中ながら既に伝説となりつつある6月大歌舞伎・第2部『桜姫東文章 下の巻』を観た。清玄と釣鐘権助の二役と桜姫を、片岡仁左衛門(元・片岡孝夫)と坂東玉三郎の「孝玉コンビ」が36年ぶりに演じている。感染対策で座席を半分に減らしているだけに、チケット争奪戦はさらに激化。4月大歌舞伎で上演された「上の巻」は敢えなく撃沈した。今月も半ば諦めていたところ、運良くゲットできた。以下はその雑感である。
私の東京地図は劇場でできている。その中でも歌舞伎座はやはり格別である。演目の描かれた絵