見出し画像

貼って剥がせるプロジェクト(kaenuno)11

少し時系列が前後となりますが今回はものづくりの現場を伝える回です。

撮影に向けてタイトなスケジュールのもと撮影用にサンプルを作っていましたが、トラブル発生。生産面を任せていた者が諸事情により、担当が1週間ほど現場から離れる事になります。そして、段取りざっくりじゃ〜んというのが明るみに。。。

発覚してからは自分のパーソナリティーとしてトラブル発生すると俄然燃えるので、久しぶりに生産管理として戻り、答えをYESにする為に動くのでした。

結果論ですが、生産管理面で色々しっかりできてなかったと気づく出来事となり、ベストではないですが、自分の背景をこしらえ自分がハンドリングしようと気づいた出来事のきっかけの一つとなりました。

例えば自分の背景でなかったり、間がいくつか入ってくると深いコミュニケーションする事が難しく、時間や労力がかかったり大切なポイントがずれる時が多い場合が多々あります。

例えば自分が立ち上げ率いたmonikotoというブランドでは、自身の柄のプリントが強みの一つでした。また良いものを提供したいという想いがありました。その一例としては自分がシルクスクリーンの作り方を型屋さんに直接やりとりや指示し作成。プリント工場ではその道具の一つであるシルクスクリーンをもとに現場の職人さんとその時のテーマの音を流しながら、サンプル作成&抑えどころのジャッジなど一緒にものづくりをしていました。(自分の中ではセッションです)※音を流し一緒に作る事は自分の中では音を通じて目で見えない感覚面の世界観など共有する事。その音の見えない世界をプロダクトに吹き込む事が挙げられます。そういった工程を経て出来上がったものは結果として空気感としてプロダクトに反映されます。感覚的ですがサンプルに関しては量産のものより自分の息吹が入ったもので存在感のあるものです。

さて今回の撮影サンプルに関していろんな意味でそうしたものが反映されました。結果、ギリギリのラインでなんとかなりました。。。 アパレルの経験が長いので、気分は展示会や撮影前のサンプルあげという感覚でなんとか乗り越えました。 しかしながら、なんせアパレルの場合はサンプルが上がればそれでほぼ終わりですが、今回はプロダクト上がっただけではダメで仕込みの作業が必要。 スタイリストの翠さんや翠さんのアシスタント、monikotoでは相方だったモニカと撮影前日まで仕込み作業となります。※翠さんは寝ずの仕込み作業だったそうです。そして、撮影当日に迎えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?