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「何故それをやるの?」に答えられる?

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

新年を迎えたことで、新たな気持ちでさっそく新年の目標を掲げ、スタートダッシュを決めようとする方が多い時期ではないでしょうか。

事実、

「●●の資格を取る」
「外国語を勉強する」

このような勉強熱心な方をよくお見かけします。

積極的に行動するのは大変素晴らしいことだと思います!

しかし、私が気になるのはその「動機」、つまり「目的」です。

そこで、今回は行動の「動機(目的)」と、それによる「結果」への影響について私なりの所見を述べたいと思います。

実はここがめちゃくちゃ大事だったりします。

自分を見つめ直す機会になれば幸いです。

本記事は3,000字程度です。




「なんでそれをやる必要があるの?」

この質問をしっかりと打ち返すことができますか?

「絶対必要というわけではないけどとりあえずやってみようかなと…」

もし、この程度の動機(目的)であればそれは要注意です。

考えてみてください。

本来「行動」とは、全て「課題解決」であるべきです。課題解決のために行動しているということです。

『あるべき姿(理想)』が確立している(具体的に見えている)

自ずと、そこに辿り着くために解決すべき『課題』が明確になる

だから、その課題解決のためにこれをやる必要がある

これが本来の「行動原理」です。

そのため、行動理由に「なんとなく」は"あり得ない”のです。

逆にいうと、行動理由が曖昧な方は、自分が「何になりたいのか」、「どこに進みたいのか」という『あるべき姿(理想)』が見えていないのかもしれません。

「あるべき姿(理想)」、つまり「自分が何になりたいのか」が確立されていなければ、当然、解決すべき「課題」は見えるはずがありません。

だから、「なんとなく」で行動してしまうのです。

もし、そうであるならば、「行動」する前に『思考』からやり直しましょう。

自分が何になりたいのかを言語化できるように、まずはしっかりと『思考』しましょう!

Q1:「自分はいったい何になりたいのか?」がしっかりと確立していますか?

Q2:そこに辿り着くために解決すべき「課題」は明確ですか?

Q3:今やろうとしてる「行動」は課題解決のために絶対必要なことですか?

これらを考えた結果、

「やはり●●は絶対にやるべき!」
「これを身に付けないとなりたい自分になれない!」
「これが俺の進むべき道だ!」

と言い切れるなら、全力で取り組みましょう!

逆に、そこまで言い切れないとしたら、そこに時間を費やすのは一旦踏みとどまりましょう!

何故なら、中途半端な動機(目的)では、本気で取り組む人に比べ、絶対的に"行動力が劣る”からです。

本気の人は行動力がレベチです。とにかくがむしゃらです。必死度がまるで違います。他のことはすべて捨ててでも合格を掴み取りに来ます。そのことだけに持てる力、時間、お金を全振りしてきます。

軽い気持ちでやる人が、このようなガチ勢に勝てるはずがないのです。

また、もし仮に、試験で合格できたとしましょう。何か能力を身に付けたとしましょう。

しかし、よく考えてもみてください。

そもそも、それが必要かどうかもわからないまま「とりあえず」始めたことですよね??

ということは、すでに結果は見えています。

おそらく「資格取得で終了」となるでしょう。

何故なら、必要だから取ったのではなく、「なんとなく」取ったものだからです。資格取得後にそれをどのように活かすかなんて当然考えていないはずです。

いかがでしょうか。

  • 「なんとなく」始めたことは、そもそもガチ勢に太刀打ちできない。

  • 仮に合格できたとしても、結局それを活かさない。

  • 資格取得ゴールが関の山。

結果だけみれば、、貴重な時間とお金、労力の全てが無駄に終わる。

動機が曖昧で、「とりあえず」始めたことにいいことはありません。

「とりあえず資格の勉強でもしようかな!」という人は一見、意識の高い努力家のように見えますが、実は決して褒められたことではないのです。


私こそがしくじり先生 ~俺みたいになるな!!~

ここまで偉そうにぺちゃくちゃ言ってきましたが、かく言う私も「とりあえず資格でも取るか~」組でした(笑)

私は苦労の末、中小企業診断士の資格を取得しましたが、別にその資格が無くても業務上困ることは一つもない。

ただ「なんとなく取ってみようかな」で始めたクチです。

結果的に2次試験4年連続不合格という“大しくじり”を経験しました。

私なりに本気で取り組んだつもりでしたが、おそらく心のどこかで「別に取れなくても生活できないわけではない」という甘えがあったのだと思います。

実際X(旧Twitter)を見ているとガチ勢は本気度がまるで違う!

私のしくじりは動機による馬力不足、つまり、単純に努力不足だったのです。

(ここから少しだけ中小企業診断士試験に特化した話になってしまいますがご了承ください)

中小企業診断士試験は難関試験です。

中途半端な動機では「本気の人」に勝つのは至難の業です。

逆に、自分の進むべき道が明確で、そこに辿り着くためにはどうしても中小企業診断士になるしかない!このくらいの「断固たる決意」がある人はめちゃくちゃ強いと思います。

そんな人であれば、めちゃくちゃ必死に勉強することでしょう!やる気度、本気度がまるで違います。「なんとなく欲しいな〜」と「この資格を取らなきゃマジでヤバい」という人では本気度が違うのは当たり前です。後者はどんなことをしてでもガムシャラに合格を勝ち取りにきます!

このように、「動機」の違いが、勉強「効率」に影響を与え、そして「結果」に明らかな違いが生まれます。さらに、資格取得後はその資格をフル活用することでしょう!

それこそが何かに取り組む際の理想の姿勢ですよね!


大切なことなので繰り返します。

「行動」よりも、まずは『思考』しましょう!

自分が何になりたいのかをしっかりと『思考』しましょう!

自分の理想をしっかりと言語化できるようになるまで『思考』しましょう!

さすれば自ずと「課題」が明確になります。「行動」するのは二の次です。


“やること全てに意味がある!”

私の大好きな言葉です。

考えすぎで行動できないのもまた問題アリですが、「とりあえず」や「なんとなく」をやめて、少しでもいいので行動に対して『意味』を持たせましょう。(つまり、何も考えずに行動するような、意味のないことはやめましょう!)

「なんでそれをやる必要があるの?」(2回目)

この問いをしっかりと打ち返せるようにしましょう!


補足

念のため補足しますが、努力を否定しているわけでは一切ありません。

努力して『個』の力を磨くことは今後ますます必要になります!

組織に守られてぬくぬくと生きていける時代は間もなく終わりを迎えるものと思っています。

しかし、ろくに考えもせずに、むやみやたらに行動しても良い結果にはなかなかつながらないこともまた事実です。

だから、少し踏みとどまって、一度思考を整理しましょう!

なりたい姿から逆算して「行動」に落とし込みましょう!

まず行動ありきで「とりあえず」勉強するのではなく、まず『目的ありき』です!

せっかくの努力が無駄にならないように(^^)


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