アライさん日記　お刺身から始まる抗争②アライグマも歩けば棒に当たる

障碍者雇用で働くアライさん






ある日、フォロワーのツイートがバズっていたのだ。
人気漫画を改変して作られたものなので読みやすく、なおかつ論点がまとまっていて、そして誰しもが一言いいたくなる秀逸なツイートだったのだ。
だから障イさんもつい一言いったのだ。

障イさんは「お刺身とご飯を別に食べたい」という言葉にカルチャーショックを受けたのだ。障イさんは生まれも育ちも田舎ちほー。なにもないけど水と空気と魚だけは美味しいのだ。お刺身はといえばまずご飯に出てくるおかずの一種でそれ以外の食べ方をあまりしないのだ。

うーん宴会で出てくるときは単体で食べることもあるかな？
あれ、見栄えが良く「ごちそう！」って感じで盛り付けてあるけど、せっかくのお刺身を味わってない気がしてもったいなく思えるのだよな。
そんな風に障イさんが貧乏性を発揮していたところ、それがある人の目に留まったのだ。

とまあ突然美食自慢としか思えない引用ツイートをされた障イさんは意図を計りかねた。お刺身がおかずとしてご飯にあうかのの話しをしてるんじゃないのだ？「フグの白子の天ぷら」と「松茸の天ぷら」はおかずになるけど、なんで「シャインマスカット」が出てくるのだ？うーむ、この三つの食べ物は共通点は「高価なごちそう」なのだ。お刺身の事が宴会ででてくるような「ごちそう」として、それ単体で味わうべきという主張なのだ？そういうやって刺身のものの味を楽しめないのがバカ舌だといいたいのだ？

そもそも、食べ物の好みなんて真面目に論争するような題材じゃないのだ。どこまでいっても趣味の問題に過ぎず、どちらが上とか下とか言えないからなのだ。せいぜい、つぶあん・こしあん論争みたいなお遊びとして消化するしかないのだ。

とはいえ、煽られるだけでは面白くない障イさんは、逆に相手を煽り返すことにしたのだ。

どうやら貧乏人に煽り返された事にお怒りのご様子の先方。自分で煽っておいて沸点低すぎるのだ。もとより本気で争うつもりがない障イさんは自虐で返してるのだけど、気に留める様子もないのだ。ヒートアップしていく先方。なんだか面白くなってきた障イさん。こうしてなし崩し的に開戦の火ぶたは切られたのだった。以下次号

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