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国葬反対! 声をあげました!

 今夜は新宿西口での国葬反対を訴える集会がありました。
 なんと、生まれて初めてこんな場所でスピーチをやりました。

 緊張しすぎて足震え声も震えでした。緊張するから、あらかじめ原稿を作って、それをひたすら棒読みしましたw

棒読み中

すごい、すごい人でした!

棒読みした原稿を置いておきます。

私は安倍元首相の国葬に反対します。
 
理由は色々ありますが、いちばん腹が立っているのは16億6千万円とも、
それ以上になるとも言われている国葬費用です。
 
私は2年ちょっと前まで最低賃金のバイトを掛け持ちしたりして、
なんとか生活していました。年収は200万円以下のワーキングプアです。
生活が苦しいというと、
「和田さんは好きでフリーランスでいるんだから、ワーキングプアなんていうなよ、ずうずうしい」と言われて、泣いたことがあります。
 
安倍政権が始まった2012年以降、非正規雇用がどんどん増え、
ワーキングプアは2019年には1200万人、
全労働者の38,3%になりました。
 
昨年の国税庁の調査では、非正規労働者は2064万人です。
全給与所得者は5245万人。半数近くが今、非正規です。
 
正規の平均給与は年間496万円で、決して多くはありません。
しかし非正規は年間176万円です。
 
非正規2064万人全員がワーキングプアだとは言いませんが、
多くの人が年収176万円前後で暮らしているはずです。
 
2021年の自殺者数を見ると、2万1007人。
男性は前年より少し減っりましたが、女性は42人増えて、
7068人でした。
 
数字はただの数字ではありません。そこにひとりひとりの人間がいます。
かつての私がそうだったように、自己責任論におしつぶされ
苦しみ、涙を流しています。
 
誰にも相談できず、自ら死を選んだ人たちの悲しみを、
胸に手を当て、一瞬、深呼吸をして、想像してください。
特に今こそ岸田首相に想像してほしいのです。
 
信濃毎日新聞に元外交官で安倍内閣の首相公邸連絡調整官を務めた宮家邦彦さんのインタビューが掲載されていて、国葬の「費用面での批判はさまつな議論だ」
と言っていました。
 
さまつでしょうか?
苦しいとき、私には食べ物を分けてくれる友達がいて、たまたま生きてこられました。
今、友人のNPOがやっている無料のお弁当配布には若い女性が大勢来ます。
みんな、今日食べるもののお金がありません。
16億6千万円は決して「さまつな」金額ではありません。
 
岸田首相がほんの一瞬でも、私たちの暮らしを想像することができたなら、
明日の国葬16億6千万円という選択はなかったはずです。
 
税金は私たちのお金です。私たちの命です。私たちの命を勝手に使わないでください。
 
国葬は明日に迫りました。私は今、くやしさでいっぱいです。

以上です。明日は国葬とやらが行われます。私は家で仕事します。ふつうに暮らします。


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