波多野謙介/ワークスタイルの未来を切り拓く

株式会社コラボスタイル 取締役 CIO | kintoneと親和性の高いクラウドワーク…

波多野謙介/ワークスタイルの未来を切り拓く

株式会社コラボスタイル 取締役 CIO | kintoneと親和性の高いクラウドワークフロー「コラボフロー」の生みの親で「ワークフローに心臓を捧げた男」おふざけが止まらない二児の父、お箸のギフト「鴛膳堂(えんぜんどう)」アドバイザー

最近の記事

MAIZURU RED BRICK ハッカソン開催レポート

3月9日〜10日の2日間、第1回「MAIZURU RED BRICK ハッカソン」が開催され、波多野も本イベントを主催する「舞鶴にIT旋風を巻き起こす会」のメンバー&メンターとして参加しましたので、その様子をレポートしたいと思います。 実は過去に舞鶴でハッカソンが開催された事は無いらしく、どうやら今回の「MAIZURU RED BRICK ハッカソン」が記念すべき舞鶴史上初めてのハッカソン。 ※ちなみに「ハッカソン」というのは特定のテーマを解決するためにプログラマーやデザイ

    • 京都府舞鶴市を外から楽しく応援する「海の京都舞鶴サポーターズコミュニティ」を始めました

      6月末に単なる飲み会としてスタートした、京都府舞鶴市を外から楽しく応援するコミュニティ「海の京都サポーターズコミュニティ」 本会の始めてのイベント「サポーターズミートアップVol.1」を、10月7日(土)に京都市内で開催する事になりました。 このコミュニティ、まだまだ始まったばかりで参加者も少ないので、このイベントをきっかけに仲間を増やしていくつもりですが、そもそもなんでこんな事を始めたのか?どんな想いで運営しているのかについて、この機会に書いておこうと思います。 きっ

      • それは才能のせいではなく、脳内のショートカットが作られてないから

        ミーティングに同席したメンバーの会話があんまりスムーズじゃなかったので、このリクナビNEXTの記事にあるような「相手の答えから質問を作る」をおすすめしてみた。 でも深堀りしていくと、そのメンバーは今でも相手の答えから質問を作ろうとはしているけど「うまく頭が回転しない」と感じてるとのこと。 なるほど。わかる。 相手が言ったことになんにも質問出てこないことってあるもんな。 でも、これって本当に「頭の回転」だろうか? うーん。その表現は違うと思う。 日頃から口数が少ない人は、

        • 北海道芽室町さまへのコラボフロー&コラボフォーム導入でわかったこと

          これはコラボフロー Advent Calendar 2022 18日目の記事です! コラボフローってなんぞや?って方は こちらのページ をご参照ください! 今年2月にリリースされたコラボフローのフォームを外部公開できるサービス「コラボフォーム」 現在、コラボフォームはさまざまなお客様に導入が広がっていますが、最近本サービスの印象的な導入事例がありましたので、この機会にご紹介したいと思います。 今回コラボフォームをご導入いただいたのは北海道芽室町様。帯広の近くにある人口1

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          チームメンバーの相互理解を爆上げする為のスキルマップ作成

          僕は現在、コラボスタイル全体のプロダクト責任者をやりながらクラウドソリューションチーム(略してクラソル)」のチームマネジメントも担当しています。 クラソルは他サービスとの連携機能を開発したり、パートナーさんへの技術サポートを提供したりと、なかなか幅広いタスクを持っているチームです。 このチームは最近リニューアルして絶賛成長中なので、 マネージャー自身はあまりでしゃばらず、自律したチームとしてメンバーの相互マネジメントが育つような支援を行うことを心がけています。 観察して

          チームメンバーの相互理解を爆上げする為のスキルマップ作成

          あなたの知らない非公式・非公認APIの世界

          こんにちは。@maekawawawaさんに続く「Web API Advent Calendar 2021」20日目の話題は「非公式・非公認API」についてです。 書いてる人は波多野です。よろしくお願いします。(てゆうか@maekawawawaさんの次の日になってるの書き出してから気づきました。なんかうれしい。) さて、今回のテーマ「非公式・非公認API」は、メーカーから公式に公開や利用を許可されていない(もしくはそもそもメーカーが存在を認識していない)APIのことを指して

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          DXをバズワードと切り捨てず楽しく付き合うためのたった1つのポイント

          DX(デジタルトランスフォーメーション)ってなんか分かりづらいですよね。なんでも斜に構えて見がちな僕なんかはこういった言葉と付き合うのは結構苦手なんですが、一度しっかり向き合ってみると意外と今の状況が良く表われていて「今の時代に必要な言葉なんだな」と思えるようになりました。 ちなみに経済産業省の「DX推進ガイドライン」ではDXは次のように定義されています。 企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビ

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          ユーザーの職人化を防いでポジティブにUI変更を続けられるようにするためのサービス設計

          ちょっと前になりますが、JRのチケットを発券する操作が格好良くてずっと見てられるとTwitter辺りが盛り上がってた事がありました。 こういうやつですね👇 この30秒くらいからの動きがほんとすごい。 この流れるような指さばきは正に職人技って感じです。 一方、こういった業務系の専用機でなく一般ユーザーが利用するサービスでは「ユーザーの職人化」は、あまり歓迎されません。 ユーザーが不便なUIに慣れて職人化すると、慣れなくても分かりやすいようUIを改善した時に不満が出てしま

          ユーザーの職人化を防いでポジティブにUI変更を続けられるようにするためのサービス設計

          メーカーはいかにしてWebAPIのテクニカルサポートを行うべきか?

          CData Software Japan杉本さんの記事「なぜその API は使われないのか?API の活用を拒む3つの壁とその対策」でも指摘されていた通り、WebAPIに関するテクニカルサポートの有無はWebAPIを活発に利用してもらうための非常に重要な要素です。 しかし製品メーカーとして実際にWebAPIのサポート体制を作ろうとするといろいろな課題もあり、コラボスタイルでは2020年12月現在、WebAPIに関するテクニカルサポート体制を構築できていません(WebAPIに

          メーカーはいかにしてWebAPIのテクニカルサポートを行うべきか?

          海の京都「舞鶴市」でワーケーション in 重要文化財を満喫してきた

          コロナ前から自宅作業が大好きで「全然家から出たがらない」「飲食店を一切開拓しない」「暗い」などと言われ続けてきた僕ですが、2週間ほど前から突如ワーケーション欲が湧いて出てきたのでこの機を逃さずワーケーションしてみることにしました。 ワーケーションを行う場所は我が生まれ故郷である京都府の「舞鶴市」 舞鶴市も昔に比べるといろいろ変わっていると聞くんですが、盆正月しか帰ることもなくその変化を全くキャッチアップできてないので、この機会に改めて故郷を知り、その魅力をちゃんと伝えられ

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          プロダクトマネージャーになって3年経ったので、改めて自分の役割を言語化する

          コラボフローのプロダクトマネージャー(以下PM)になって3年、目の前の事で精一杯だった時期を超え、プロダクトの将来に向けて使える時間が多くなって来た事もあり、ここらで改めてPMとしての自分の役割を言語化しておこうと思います。 PM界隈ではよく言われる事ですが、PMが果たすべき役割に決まった答えはありません。会社の成長ステージや社内リソース、メンバーの得意領域との兼ね合いなど、状況によってPMが担当すべき領域は大きく異なるからです。 この役割の曖昧さと、それに対応する考え方

          プロダクトマネージャーになって3年経ったので、改めて自分の役割を言語化する

          SaaS連携のパターンを分類して特徴をまとめてみた

          自分達がやってることを整理するため、SaaS同士の連携にはどんなパターンがあるのかをまとめてみました。 以下、考えられる連携パターンを3つあげて特徴を記載し、それぞれ必要な業務知識、必要な製品知識、提供価値の切り口で難易度や価値を評価しています。 業界を俯瞰して作成したわけではなく、あくまで自社の視点で分類したものではありますが、他SaaSの視点で見た場合でもある程度当てはまる部分があるんじゃないかなと思ってます。 1. 情報や操作のショートカットを目的とするものユーザ

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          kintoneで子供が楽しみながら「データ活用」を学べる仕組みを作る(kintone hack2019ボツネタ再利用)

          最近Qiitaで@YoshihikoTakeuchiさんの「kintone hack 2019の予選敗退ネタを供養する」や、@kentaro1sh11さんの「kintone認定試験学習用kintoneアプリを作ったけどkintone hack 2019では予選落ちだった話」などのkintone hack2019振り返り投稿を拝見する機会があり、楽しく読ませていただきました。 僕も昨年のkintone hack予選には参加&落選していたので、改めて見返してみると頑張って作って

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          今だからこそ改めて「ワークフローはハンコシステムじゃない」と言わせてもらう

          大学を卒業してまもなくの頃、僕はとあるグループウェアベンダーでセールスを担当していました。(※サイボウズさんではありません。) その頃はちょうど「ワークフローをうちでも作ろう!」と開発プロジェクトが始まった時期で、しばらくして完成したピカピカの製品を触らせてもらった最初の印象は、正直なところ「へえーこんな感じなんだ」くらいのものだったと思います。 僕がワークフローを強く意識するようになるのは、それをお客さんに提案し、現場課題に触れるようになってからです。 ワークフローは

          今だからこそ改めて「ワークフローはハンコシステムじゃない」と言わせてもらう

          本当に使われるSaaS連携を作るためにSaaSベンダーは何をすべきか?

          ユーザーのSaaS利用が当たり前になっていく中で、SaaS同士をつないで現場フィットさせるニーズは、ますます高まってきています。 コラボスタイルもコラボフローとkintoneの連携を2015年から提供しており、SaaS同士の連携が生み出す価値の高さは、身にしみて感じているところです。 ただ、そのkintone連携もリリースしてすぐに多くのユーザーに受け入れられた訳ではなく、現場ニーズに即した提案ができるようになるまでにはたくさんの紆余曲折がありました。 メーカーの限界k

          本当に使われるSaaS連携を作るためにSaaSベンダーは何をすべきか?

          稟議書に電子署名やタイムスタンプが必要ってほんと?

          はじめまして。波多野と申します。 株式会社コラボスタイルで「コラボフロー」というワークフロー製品のプロダクトマネージャーを担当しています。 長年「ワークフローは単なるハンコシステムじゃない!」と言い続け、ワークフローに心臓を捧げてきた僕ですが、コロナの影響で多くの組織がハンコとの付き合い方を迫られる中、承認行為と押印、電子署名やタイムスタンプに関する世の中のイメージが、なんだかごちゃっとして来たように感じましたので、この記事を書くことにしました。 さて、この「脱ハンコ」の

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