『インジェクションビーフ』って何!?
先日、とあるビュッフェ(バイキング)スタイルのレストランで食事したら、「インジェクションビーフ」という表示のあるコーナーに行列ができていました。
並んでみると、提供していたのはステーキのような(焼いた)肉でした。
「インジェクション」は『注射』『注入』という意味。
「脂肪を注入した肉」って聞いたことあるなあと思って、食事の後に調べてみました。
ウェブ上の情報を見てみると、やはり「インジェクションビーフ」とは「脂肪(牛脂)注入肉」で、業界では以前から使われている用語なのだそうです。
リンクの記事は9年前のものですが、記事中に「ここ10年で急速に浸透」とあるので、増えたのはこの20年ほどということになります。
作り方ですが、かたまりの牛肉に脂肪分(牛脂)だけでなく、調味液などを混合して注入するということで、これにより旨味が増したり、柔らかくなったりするとのこと。
そして、こうした調味液の注入はハムやソーセージの製造では当たり前なのだとか。
きちんと表示されていて、加熱などに注意が払われていれば問題ないのだろうと思います。
「インジェクションビーフ」で分かる人がどれくらいいるのかは、大いに疑問ですが…。
なお、かたまり肉ではない細切れの肉片をくっつけた「成形肉」も知られていますが、「インジェクションビーフ=成形肉」というわけではないようです。
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