一般女性300人の写真展に行って

直接会ったことのある人は、誰もいなかった。
でも突き動かされるように、名古屋に向かった。

"撮られることを文化に"
女性は、撮られることで、自分が知らない自分に出会うことができる。
母、娘、妻、上司、部下、いろんな役割を持った人から、一女性になれる瞬間を、写真に撮られることで作って欲しい。

普段モデルなどをしているでもない、一般女性300人がパネルに収まっていた。
この新しい写真展を作っていたのは、8人の女性フォトグラファーさんとスタッフさん。
ひょんなことでFacebookで見かけて以来、新しい文化を作ろうとする並々ならぬ想いを、1年ほど見続けていた。
ギリギリまで行けるか分からなかったけど、初新幹線の8キロ児を抱っこして行くことができた。

☆prism of μ’s ~μ’sの軌跡~☆

https://museproject.net/?fbclid=PAAaYxHzlzLD-q7ktL3ie0J7s7YJJZQEczKVMRK_807T0uUX0s1

素敵な私を見て!という雰囲気の写真もあるにはあったんだけれど、
作っている雰囲気の写真は圧倒的に少ない。
それぞれのフォトグラファーさんが見出した、その人の魅力が宿る"間(あわい)"みたいなものが滲み出ている。

モデルでもないし、経営者としてプロフィールを整えなければいけないわけでもない。
とにかく撮ってもらうことで、
 少しずつキレイになっていこうとか
 私ってこんないい顔することあるんだとか
何かしら、気づきがあるんだと思う。
街中がこんな女性で溢れたら、そこは本当にいい場所になるだろうなぁ。

主催者の方に「なんで、わざわざ観にきてくださったんですか?」
と聞かれた。

はて。

「とにかく惹かれたんです!」
「主催者の方にお会いしたかったんです!」
「いつか撮ってもらいたいなと思って」

が率直な理由だったけど、深く掘ってみると

その人がその人を生きるきっかけをつくる

っていうところに、惹かれたんだ、きっと。
私はそれを、身体を通してやりたいと思っているんだ。

何かの職業や役割を超えた、わたしという存在を生きること、表現すること
身体を通して「生きる」を感じる機会をつくること
感じたこと(それは例えば、何かへの違和感とか)をエネルギーに、新しい世界をつくること

なんか大層な表現になってしまうけど。
ぼんやりとしてて、何言ってるか分かんないなーと思うけど。
でも、こんなことばが出てくる。

大きな志に触れて、私の想いも大きく膨らみ、ことばになったのです。