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結局Octatrack MK2買いました、というお話。

Octatrack MK IIが発表されたのがたしか2017年。もうかれこれこれ4年も経ってるんですね。この2年ほどズッーーーと買うべきか否か悩んでいたのですが、コロナ禍の影響でもしかしたら暫くは設備投資出来ないんじゃないか、大袈裟ですけど「これがもう最後のタイミングかもしれない」とようやく、思い切って導入に至りました。別に今までのDAWの制作環境に不満はなかったし、映像音楽系が多いので、むしろお仕事上はDAWを使うことが今後もメインです。ただDAWはあまりにも何でも出来て、いつ買ったのか忘れる程山ほどプラグインを入れては「そういやこのディレイ1年は使ってない...」みたいなことはザラ。本当にそれでいいのだろうか、そんな音楽作りの本質がおざなりになる危機感があった中、束の間のDAWレス時間を持ち改めてその意義を問い直そうと思うに至ったわけであります。

丁度我が家にOctatrackがやって来てそろそろ一週間。ようやく操作・設定系は覚えて全体像を把握しました。これまでネット上で難解なマシンだとさんざん書かれていて相当身構えていたのですが、いざ触ってみたらフレンドリーでとてもよく考えられたサンプリングマシンでした。骨太な音質、ボディの質感、スイッチ類の押し具合も心地よく、確かに高価ではありますがその価値は充分にあります。DAWに慣れ過ぎてしまうとある種の制約を感じることもありますが、それはそれ。一つの楽器として見た場合、それは制約ではなく個性であり、とことん向き合うことでそれでしか出ないアイディアと音があると思うのです。今後はOctatrackだけで作品作りを行う機会を模索しつつ、自分の手足のように使えるまで訓練を継続したいと思います。じっくりと深掘りするにも本当にもってこいのマシンです。それではまた!

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