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月曜日90分間、野菜を売る理由

運営している石蔵秘密基地では、月曜日の16時~野菜販売をしています。週に90分だけの八百屋さんです。
お野菜は、自転車でも行ける距離、板橋区のハスネファームから!その日に採れた季節の有機野菜を同世代のパパ農園長が軽バンで運んでくれます。正真正銘、採れたてです。

野菜販売の様子は、JimoKidsスタッフnoteでも記載されています↓
https://note.com/jimokids/n/n21dcf67d45f8

ハスネファーム、野菜店頭‗写真

野菜販売をしている理由

元々お知り合いだったハスネファームさんのコンセプト『採れた野菜でまちの人を繋げる。繋がりから生み出される循環を楽しむ農業を。』に共感していて、野菜をオススメしたい!というのもありますが、もう一つ大事な理由があります。『子どもたちが経済活動に関わるきっかけ』を作る、毎週月曜日、野菜を販売していれば、ここは「何かを販売できる場」の可能性を持つことができると思うのです。

「モノを売る」のリアル体験

「全然売れないね」
今日、ママと一緒に販売体験にきてくれたのは近隣に住む小学生と幼稚園児の姉妹ちゃん。そう、夏場のように日が長くて暖かいと、野菜が到着したり軒先に並べば、待ってました!と言わんばかりにすぐに購入してもらえることもありますが、もう季節は11月、世の中そんなに甘くありません!

「じゃあどうやったら買ってもらえるかな?」
ここで一緒に考えるのが石蔵流。
「お友達のところに売りに行くのは?」
「大きな声を出してみる?」
子どもたち、自分で勝手に考え始めます。
ちなみに、石蔵には「店長」と呼ばれる男子がいます。「最近、店長いないの?」と聞かれることもありますが、、店長は最近公園の巡回で忙しくて不在がちです(笑)最盛期、店長の販売力はすごかった。店頭には今でも自作のポスターが残っています。

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「いらっしゃいませ~!!」
大きな声で呼びかけていると、ちらほらお客さんがやってきましたよ。

「これはどうやって食べるんですか~?」
モノを売るには説明しなくてはいけないのですね。ちょうど今日の野菜の中には高級レストランに卸すような珍しいヨーロッパのお野菜がありました。コールラビットというんですって。季節が変われば野菜も変わる、販売体験をしている子たちは、扱ってる珍しい江戸野菜の名前もしっかり憶えています。

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手渡された1,000円札にも苦戦です。おつりはいくらでしょう?商品知識も必要だし、計算も必要ですね…算数の勉強も頑張らなくては。

あ、またお客さんが来ました。常連のフランス人のお客様です。いつもは日本語と英語で会話するお客様ですが、ママが流暢なフランス語で話しかけるととてもうれしそうな表情に!(そういえば、こちらのママはフランス語がご堪能でした)真似して話してみると、フランス語で「上手だね!」と言ってもらえていい気分。言葉って大事、が実感できる体験。

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すっかり暗くなってきた頃、お隣のJギャラリー&カフェさんがお野菜購入に合わせて小さなアメをくれました。頑張っている声が隣まで聞こえてきたから、だそう。うれしい気持ちでお野菜販売終了!野菜を売るだけじゃない、いろんなことを経験した90分でしたね。

お野菜販売しませんか?

毎週月曜日、16時~石蔵秘密基地にて、一緒に野菜販売してみませんか。お店屋さんごっことは違う、リアルな体験。思うようにいかなかったり、知らないことばかりだったり、でも通りがかるまちの人たちは思ってた以上に優しいですよ。ご興味ある方は、HPから直接、お気軽にメッセージください。
https://jimokids.com/


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