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SaaS Designers Meetup vol.02 を開催しました

タイトルの通り、2019年2月の第一回に引き続き第二回を開催しました。

今回はファームノート秋山さんAlp山下さん弁護士ドットコム(クラウドサイン)佐伯さんアトラエ(wevox)たけてつさんの4人の方々にLTしていただきました。
参加したかったけどできなかった方もいらっしゃると思うので、既に登壇者がスライド公開してくださっている分は掲載させていただきます。※随時追加します。

当日の様子はtwitterの #saasdesigners を覗いていただけると!

なぜ開催したか

第一回から変わらずなのですが、業務系アプリケーションのUIデザインの話や、ドメインの専門家と一緒に取り組むデザインの話など、SaaSプロダクト特有の面白さを実践者の側から発信する場をつくりたいとの想いで、有志で主宰しています。

SaaSのマーケット自体は圧倒的に伸びているにも関わらず、BtoB領域に興味があるデザイナーがまだまだ少ない現状* に一石投じたい、という想いもあります。
これは医療系SaaSプロダクトを扱っている弊社Ubieでデザイナー採用の活動していても、常日頃感じるところです。
* SaaS Designers Meetup vol.01 でGoodpatch 佐宗くんも触れてましたが、BtoCに比べるとBtoBを志向するデザイナーはまだまだ少数派のよう。

「第二回も機会があれば」とぼんやり思っていたところ、アンカーデザイン木浦さんのツイートにある種背中押していただいた形での開催となりました。

運営のひとりとして

登壇者が一番熱量持って話せるテーマが良いなと考え、前回も今回もあえてテーマ絞らず、登壇者の方々には好きに話してもらうようにしました。

結果、獣医にFigma教えてプロトタイピングやってもらう話、DDDでチームの共通言語をつくった上でデザイン進める話など、多くの方が「顧客や専門家との共創」に言及していたのが印象的でした。

BtoB SaaSのデザインの肝というか面白みはそのあたりなんだろうなとあらためて。

多くの参加者から「学び多いイベントだった」と帰り際に声かけていただけてありがたかったです。この場が何かの縁に繋がれば運営冥利に尽きます。

また、運営として諸々一緒に準備進めてくださったアンカーデザインの木浦さんと、UZABASE/DSCLの平野さん、あらためてありがとうございました。

いち参加者として

運営しながらで若干うろ覚えな部分あるのですが、

・獣医にプロトタイピングしてもらって思考を棚卸しし、ドメイン知識のギャップを素早く埋める(ファームノート秋山さん)
・AlpのチームでDDDに取り組むとき、最初こそスピード感が落ちることを懸念していたが、決済に関わるプロダクトなので堅牢なものをつくる経営判断をした(Alp山下さん)
・ユーザーが普段使っているツールに出てこない「特殊なUI」は避ける(Alp山下さん)
・ゼロイチはジェネラリストが必要、サービスが成長するとスペシャリストが求められ、更に複雑になっていくとジェネラリストがまた求められる傾向がある。とはいえ自分の得意な部分を見極めてやればいい(クラウドサイン佐伯さん)
・カスタマージャーニーマップはタスクベースでのデザインを想定していて、線的。現実世界を適切にモデリングしづらい(wevoxたけてつさん)

あたりが特に印象的でした(記憶違いあればご指摘ください)。

特にファームノートさんの獣医のエピソードに着想を得て、弊社もここ数ヶ月社内医師にもプロトタイプつくってもらうようになったので、ドメインの専門家と共創するときは分野問わず汎用的で実効性あるアプローチなんだろうなーと最近感じてます。

次回について

時宜をみながら、運営の有志メンバーが実践と発信とそれぞれに無理ない範囲で続けていこうかなと思いますので、気長にお待ちいただけると!

業界的にもちょうど変わり目にあると思うので、その変化に少しでも貢献できると嬉しいです。

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