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「楽しいイメージ」を掴みにいく 《畑日記151 2019/03/08》

次男の体験保育を終えた足で畑に向かった。
1歳4ヵ月の彼は、車内で寝た。
窓をあけて、快適な環境をつくり、私は歩く。


ひとり踏み入れる畑は、
すがすがしいってもんじゃない。

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今日の自分なりのテーマは、
「手つかずの土地、どうするべ ~耕すか否か~」だ。


ほっとくと、じいちゃんが耕運機をかけてくれる。

一昨年まで雑草におののいて、
昨年はマルチと防草シートを導入。

確かに雑草に困ることはなくなったけど、
楽しいか?と聞かれると危うい。


なんか、全てにおいて普通なのだ。


別に私じゃなくても出来てしまう。
そういうものごとが苦手なんだ。


それって私が不器用で偉そうだからだ。

そんな私はダメだと思って、

器用になろう、へりくだろう、と頑張ってみたけど、
その魂胆こそが不器用だから笑ってしまう。


・・・

『自然菜園』の本に
生えてる植物の種類で土の良し悪しを診断をするページがあった。


名称を覚えるのに興味がない私は、
知った植物にだけ目が入る。

その本に、
「オオイヌノフグリ」があるとめっちゃいい。
(そのまま農薬いらずの畑として使える)とあった。

なぜ私がオオイヌノフグリを認識してるかというと、
由来が犬の陰嚢だからだ。

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じいちゃんの区画は、たくさんの犬の陰嚢。


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ネギエリアで、馬糞が積んであったところもたくさん。

そして山本農園は・・・

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ちょっとあった。

ちょっとで残念。


昨年マルチを使わなかった箇所に生えていた。

・・・

「見立て」は大事だと思う。
というか、知ってしまったら見立てるほかない。
(私の土地は、「よし」ではない。)


けど、結果がどうであれ、
昨日と今日で変わらない。

その土地が素晴らしいのは変わらない。

私が使う土地なのだ。
素晴らしいに決まってる。


・・・て、思ってる。 きれいごと?

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昨年手つかずだった土地には
オオイヌノフグリが見当たらなかった。

大量の枯れ草を前に、

「去年までみたいに耕したほうがいいんじゃないの?」という
思惑が横切る。

・・・

なんか耕す気にはならないんだ。


かといって、耕さないとなったときに、
「楽しいイメージ」がまだわかない。

知らないから。

だから今は本や動画から

「楽しいイメージ」を集めてる。

これから数日で「楽しいイメージ」が熟したら、
耕さない方向で行く。

実際に今日、動画を見ただけで
畝立ての間取りが浮かんだ。

あれやこれや調べて理詰めでいくよりも、
浮かんだものに対して手を動かしたほうが進む。


慣行農業の縦長な畝のレイアウトではないから、

「えぇ~? そんなことやるの?」
て観念がうるさい。


で、そんなことやるのも知っていて、
今からこわい。w


・・・


>> ここからは山本農園の観察日記。

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にんにく順調。
ソラマメも少し育った気がする。

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3年前に蒔いた牡蠣ガラが大き過ぎて土に分解されていない。
成分的には悪くないけど、作物に当たると切れてしまうから回収。

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昨年は奥の畝3列だけであれだけ大変だったんだ。。
今年は手前もやるんだ。


立ちすくむ。

私には ちょっと広い。

このぐらいがちょうどいいんだと、
武者震いする。

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