畑で食べた”焼き玉ねぎ”の味を忘れない!
こんにちは。農業に全く興味がなかったのに、いまや農業にどっぷりはまっている文系学生の今別府椋です(山梨県立大学3年)。
拓殖大学の紗綾さんが書いてくださった記事のとおり、2020年2月4日、5日、耕作放棄地を開墾してきました。
『ハタチの畑』のアドバイザー兼プロデューサーの農家『Short Legs Group』さんが借りてくださった、山梨市の東山梨駅近くにある、広さ約25a(0.25ha)の畑です。
山梨県によると、県内の耕作放棄地は6,786ha(うち再生利用が可能な農地が2,361ha)。
毎年180haの耕作放棄地を解消するというのが、山梨県の計画です。
それに比べると微々たるものですが、耕作放棄地解消を目指す僕たちにとっては、大事な第一歩となる活動です。
『Short Legs Group』の雨宮幸生起さん、加賀見進さん、長谷部野歩さんのご指導のもと、初めての開墾作業に取り組みました。
山梨の大学から参加したのは、山梨県立大学が2人、山梨学院大学が1人。
拓殖大学から12人来ると聞いたときには、山梨はホームのはずなのに、なぜかアウェイ感に包まれていました(笑)。
簡単な挨拶をして、グループ分けをして作業開始。
いざ作業が始まると、拓大のみなさん、行動が早い。
さすが、農業総合コース!
アウェイだのホームだの思っている場合じゃない。
そんなことを思いながら作業をしていました。
紗綾さんの記事でも触れられていますが、作業内容は針金を取ったり、木を運んだりとすごく地道で、大変な作業ばかりでした。
それでも、やり終えたときの感動。そして達成感。
実際に何かをした人にしか味わえないあの感覚が忘れられません。
そして、初日の開墾が終わったあと、伐採した木で焚き火をしながらつくった、焼き芋、焼きじゃがいも、焼き玉ねぎ!
特に、初めて食べた焼き玉ねぎが、激しくおいしかったです。
忘れられないと言えば、畑の近くを通りかかった地元の方々との交流です。
挨拶をしたら笑顔で返してくれて、近づいてきて話しかけてくださりました。
こうやって、つながりが、輪が広がっていくんだと感じました。
『Short Legs Group』のみなさんと拓殖大学と山梨県立大学から始まった『ハタチの畑』。
自分たちだけで終わらせるのではなく、たくさんの人を巻き込んで、仲間を増やしていきたい。
農業の経験ゼロ、知識ゼロ、興味ゼロで、ただゼミの単位が欲しかったから参加しているうちに、農業の魅力にすっかり取り憑かれてしまった自分だからこそ、その魅力を発信していくことができると自負しています。
紗綾さんの記事にこう書いてありました。
「今回は人数が多かったため、作業が順調に進みましたが、この作業を1人や2人ですると考えるとものすごく大きな労力が必要になる。」
耕作放棄地が増えている現状、そして放置され続けてしまう現状が、僕にもわかりました。
その解消に向け、この『ハタチの畑』の活動を通じて、これから仲間を増やして、頑張っていきます。
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