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耕作放棄地を大学生の手でいざ開墾!

日本各地で耕作放棄地が問題となっています。山梨にもたくさんの耕作放棄地があります。

その対策として、拓殖大学と山梨県立大学の学生たちでつくる『ハタチの畑』では、耕作放棄地を開墾してブドウと桃を育て、それによって地方創生と農業改革を同時に進めようとしています。

2020年2月4、5日、私たちは山梨の耕作放棄地に赴き、開墾作業を行いました。

参加したのは拓殖大学の学生12名と山梨の大学に通う学生3名、山梨のプロ農家『Short Legs Group』のみなさんです。

『Short Legs Group』のみなさんは、『ハタチの畑』のアドバイザー兼プロデューサーを務めており、今回も耕作放棄地の開墾方法を一から教えていただきました。

荒れ果てた耕作放棄地で栽培をするということは、言ってしまえばマイナスからのスタートです。

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1日目。

私たちは、枯れ果てた木を撤去することから始めました。

今回開墾する耕作放棄地は以前の面影がはっきりと残っていて、幹を支える太いパイプや枝を支える針金がついたままでした。

これを取り除く作業が結構大変で、巻きついた針金を手作業で地道に外していきました。

その後は機械を使って木を倒し、約5時間、ようやく木も何もない更地に進化させることができました。

『Short Legs Group』のみなさん曰く、予定よりも相当早く作業が進んだみたいです!

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2日目。

1日目で作り上げた更地を栽培可能な土地まで進化させる作業を行いました。

木は全て倒しましたが、まだ地面の中にはしぶとい根っこが沢山伸びています。

手作業と機械の両方で根っこを掘り起こし、石を除き、作物が育ちやすい環境に近づけていきました。

作業を終えるにあたって、不要な木々や針金、パイプの後片付けもしっかりと行いました。

これが結構地道で大変な作業です(笑)。

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実際に作業を行ってみると、一度耕作放棄地と化してしまった土地を再生させる大変さを痛感します。

今回は人数が多かったため、作業が順調に進みましたが、この作業を1人や2人ですると考えるとものすごく大きな労力が必要になると思います。

耕作放棄地が増えているという現状にも納得です。

同時に、私たち若者が耕作放棄地に踏み入ることが無意味ではないという確信も得ることができました。

今回行った作業は本当に貴重なもので、参加してよかったと心から思えるものでした。

次の世代へ活動を引き継ぎつつ、持続的な活動を行っていきたいです。

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この記事の執筆担当は、拓殖大学2年の松木紗綾でした。

最後に、開墾作業が終わり、『Short Legs Group』の加賀見進さんから、こんなメッセージをいただきました。

皆さんお疲れ様でした。
ギシギシと音をたてていたハタチですが、昨日今日とで本格的に回り出したように感じてます。社会の困ったを解消しながら夢と希望満載のプロジェクトが本格的に歩み出しましたね!今回参加出来なかった方は是非次回顔だけでも出してどんな感じか見に来てくださいね!あと、体調不良の人。ほんまきーつけやー

加賀見さん、ありがとうございます!

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