見出し画像

日本の生産性が…

昨日、晩ご飯を食べながら、NHKを観ていたんですが…
ニュースでGDP第4位に…っていうことが報道されていて、
その後のクローズアップ現代では過労死と働き方改革のひずみのことが取り上げられていました。

この2つのテーマについては、様々な切り口があると思うのですが、僕は「日本の生産性の低さ」ということが思い浮かびました。
生産に資する労働、その所産としての所得、生産されたものを所得を費やして消費…これらはGDPの要素となるものです。
で、過労死につながるほど労働量が費やされているにもかかわらず、GDPが下がっていく日本。

過労死には至らないものの、心身の不調を来した人の「残業時間は減らせというものの仕事は減らない」という指摘。
ここに着目すると、改善の糸口のひとつが見えてくると思います。

先日「トヨタのカイゼン」という話しをアップしました。
そこで「日本の(誇るべき企業)トヨタの仕事の仕方をAmazonなど海外の躍進企業が取り入れて、生産性の向上を図り、収益を増大させている」ってなことを読んだ…と紹介しました。
仕事の仕方で生産性は向上し、収益増大を図ることができるのです。

また、「費用対効果をきちっと計測しよう。」っていう記事では、
外国なら15分ですることを、日本ではムダなプロセスや細かいことにこだわり、1時間、2時間とかかる」という労働時間の長さ…ってなことを読んだと紹介しています。
ちなみに、この記事の主題は、仕事に対してきちんと費用対効果に着目しなくちゃ、そのために「管理運営」の手法は生かせそう…というものでした。

年功序列、会議・合議による意思決定、上下関係と忖度、過去の踏襲・事なかれ主義など、日本のこれまでの企業風土が足かせとなって、生産性向上のための改革・改善が遅々として進まない。
政府は、そのために経営が躓いている企業に対して、淘汰を良しとせず、助成を行う。
…こんな感じで、収益につながることのないムダな仕事に従事することを強いつつ、労働時間の削減を求めても、「働けど、働けど、我が国のGDPは伸びず」ってことになっているような。

中小企業診断士になって、国内99%を占める中小企業の経営者に対し、生産性向上に資する助言を的確にすることで、少しはこのような事態の改善に寄与できるのではないかと思います。

例えば、ECRSの原則にもとづく不要な仕事の削減…への意識づけを図る。
ITによる情報の共有や経営判断の材料提示、業務の効率化などの示唆。
とか、色々と思い浮かぶことがあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?